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薄毛の診断から治療開始までの流れ|専門医の見解

薄毛の診断から治療開始までの流れ|専門医の見解

分け目が目立つ、髪のボリュームが減ったなど、髪の変化にふとした瞬間に気づくと不安になるものです。

薄毛の悩みは非常にデリケートであり、誰に相談すればよいのか、どのような検査をするのか分からず、一人で抱え込んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、薄毛を専門とする医師の視点から、ご自身の状態を知るためのチェック方法、適切な診療科の選び方、そして専門クリニックでの診断から治療開始までの具体的な流れを詳しく解説します。

目次

もしかして薄毛?女性が気になるサインとセルフチェック

髪の変化はゆっくりと進むため、初期段階では気づきにくいものです。

しかし、いくつかのサインに注意を向けると、早めに状態を把握できます。ご自身の髪と頭皮の状態を客観的に見ることから始めましょう。

抜け毛の量や質の変化

シャンプーやブラッシングの際に抜ける髪の毛の量は、健康状態のバロメーターです。

以前よりも明らかに量が増えたり、抜けた毛が細く短いものが多くなったりしたときは、ヘアサイクルが乱れている可能性があります。

正常なヘアサイクルでは太く長い毛が寿命を迎えて自然に抜け落ちますが、サイクルが短縮すると十分に成長していない毛が抜けてしまいます。

髪のボリュームと分け目の状態

「髪全体のボリュームが減って、スタイリングがまとまらない」「分け目が以前よりくっきりと目立つようになった」という感覚は、薄毛の初期サインとしてよく見られます。

特に頭頂部は、びまん性脱毛症の症状が現れやすい部位です。

鏡で頭頂部や分け目の地肌の透け具合を定期的に確認してみましょう。

頭皮の色や硬さ

健康な頭皮は青白い色をしており、適度な弾力があります。

一方で、赤みを帯びていたり、黄色っぽくくすんでいたり、指で動かしたときに硬くつっぱる感じがしたりするのは血行不良や炎症のサインかもしれません。

頭皮環境の悪化は、健康な髪の成長を妨げる大きな要因となります。

ご自宅でできる頭皮の状態チェック

チェック項目健康な状態の目安注意が必要な状態
頭皮の色青白い赤い、黄色い、茶色い
頭皮の硬さ指で動かすと弾力がある硬く、あまり動かない
フケやかゆみほとんどないフケが多い、かゆみが続く

薄毛の悩み、何科に行くべき?診療科選びのポイント

薄毛の悩みを医療機関に相談しようと決めたとき、次に迷うのが「何科を受診すればよいか」という点はないでしょうか。

それぞれの診療科で対応できる範囲が異なるため、ご自身の目的や状態に合った場所を選ぶのが重要です。

皮膚科の役割

皮膚科は皮膚疾患全般を扱う診療科であり、頭皮も皮膚の一部として診察の対象です。

円形脱毛症や、脂漏性皮膚炎など頭皮の炎症が原因で起こる脱毛症の場合、まずは皮膚科を受診するのが一般的です。

保険診療の範囲内で、塗り薬や飲み薬による治療を行います。

美容皮膚科・美容外科のアプローチ

美容皮膚科や美容外科では、審美的な改善を目的とした治療を主に行います。

皮膚科の領域に加えて、より多角的な治療選択肢を自由診療で提供するところが多いです。

メソセラピーやオリジナルの治療薬など、美容的な観点からの取り組みを望む方に適しています。

女性薄毛専門クリニックの強み

女性の薄毛に特化した専門クリニックは、女性特有の原因(ホルモンバランスの変化、生活スタイルの影響など)を深く理解し、診断から治療までを一貫して行います。

検査設備が充実しており、個々の状態に合わせた多角的な治療法を提案できるのが最大の強みです。

また、スタッフ全員が女性の薄毛に関する知識を持っているため、デリケートな悩みも安心して相談できます。

診療科ごとの特徴比較

診療科主な特徴得意な領域
皮膚科保険診療が中心。皮膚疾患に伴う脱毛に対応。円形脱毛症、頭皮の炎症
美容皮膚科自由診療が中心。美容的な改善を目指す。注入治療、レーザー治療
薄毛専門クリニック自由診療。原因特定から多角的な治療まで一貫して対応。女性のびまん性脱毛症(FAGA)など

専門クリニックでの初回カウンセリングで話すこと

勇気を出して専門クリニックの予約を取った後、初回カウンセリングではどのようなことを話すのでしょうか。

カウンセリングは、医師があなたの状態を正確に把握し、信頼関係を築くための第一歩です。リラックスして、ありのままを話すと良いでしょう。

現在の悩みや気になっていること

まずは、今一番悩んでいることを具体的に伝えます。

「いつから、どの部分の薄毛が気になるようになったか」「抜け毛はどのくらい増えたか」「髪質の変化はあるか」など、感じていることを率直に話してください。

言葉にしにくい、上手く説明できるか不安、といった場合はスマートフォンの写真などを見せるのも一つの方法です。

これまでのヘアケアや薄毛対策

もしこれまでにご自身で育毛剤を使用したり、生活習慣を改善したりといった対策を行ってきた場合は、その内容と期間、感じた変化について伝えます。

どのような対策に効果を感じ、あるいは感じなかったかという情報は、今後の治療計画を立てる上で非常に参考になります。

治療に対する希望や不安

治療に対してどのような結果を望んでいるのか、また費用や期間、副作用などについて不安に思うことがあれば遠慮なく質問しましょう。

専門のカウンセラーや医師が疑問や不安に丁寧に答えます。

この対話を通じて、納得のいく治療法を一緒に探していきます。

カウンセリングで準備しておくと良い情報

カテゴリ具体的な内容の例
悩みについて薄毛が気になり始めた時期、特に気になる部位、抜け毛の量
生活習慣食生活、睡眠時間、ストレスの有無、喫煙・飲酒の習慣
既往歴・服薬歴過去の病気や現在治療中の病気、服用している薬やサプリメント

専門医が行う薄毛の診断方法

カウンセリングで伺った情報をもとに医師が専門的な診察を行い、薄毛の原因を特定していきます。

視診や触診だけでなく、専用の機器を用いた客観的な評価を組み合わせながら、より正確な診断ができます。

問診で確認する生活習慣と背景

カウンセリングの内容と重複する部分もありますが、医師が医学的な観点から改めて問診を行います。

食生活や睡眠、ストレスや過去の病歴、家族の髪の状態、出産経験や婦人科系の疾患の有無など、女性の薄毛に関連する様々な要因について詳しく確認します。

  • 食生活の偏り
  • 睡眠の質と時間
  • 精神的・身体的ストレス
  • 過去の病歴や服用中の薬

視診と触診による頭皮チェック

医師が直接、頭皮全体の状態を観察します。

具体的に診るポイントは、髪の毛の密度や分け目の広がり具合、地肌の色やフケや炎症の有無、毛穴の状態などです。

また、実際に頭皮に触れて硬さや弾力を確かめ、血行の状態を推測します。

マイクロスコープでの毛髪・頭皮分析

高倍率のカメラであるマイクロスコープを使い、肉眼では見えないレベルで頭皮や毛髪の状態を観察します。

この検査により、毛穴の状態(詰まりや炎症の有無)、1つの毛穴から生えている毛髪の本数、毛髪の太さなどを客観的なデータとして把握できます。

治療前後の状態を比較する上でも重要な検査です。

マイクロスコープ検査でわかること

観察対象評価ポイント状態から推測されること
毛穴皮脂の詰まり、炎症の有無頭皮環境の悪化、脂漏性皮膚炎の可能性
毛髪の太さ細い毛(軟毛)の割合ヘアサイクルの乱れ、AGAの進行度
毛髪密度1㎠あたりの毛髪の本数薄毛の進行レベルの客観的評価

血液検査で探る内科的要因

女性の薄毛は甲状腺機能の異常や貧血、栄養不足といった内科的な問題が隠れている場合があります。

必要に応じて血液検査を行い、ホルモン値や鉄分、亜鉛などの栄養素の状態を調べます。

全身の状態を把握すると、より根本的な原因に働きかけられます。

診断結果の解説と治療計画の立て方

各種検査が終わると、その結果を統合して診断を確定します。

医師から診断結果について詳しい説明を受け、それに基づいた治療計画を立案する段階に進みます。

検査結果の分かりやすい説明

医師がマイクロスコープの画像や血液検査のデータなどを見せながら、現在の頭皮と毛髪の状態、そして薄毛の原因について分かりやすく説明します。

疑問点は、この時点で全て解消しておきましょう。

あなたに合った治療法の提案

診断結果とカウンセリングで伺った希望や生活スタイルを考慮して、複数の治療選択肢を提案します。

それぞれの治療法の効果、メリット・デメリット、費用や期間について詳しく説明し、患者さんが主体的に治療法を選べるようにサポートします。

主な治療法の選択肢

治療法内容期待できる効果
内服薬・外用薬発毛を促進し、抜け毛を抑制する薬を使用するヘアサイクルの正常化、全体的な発毛促進
注入治療頭皮に直接、発毛成長因子などを注入する局所的な発毛力の向上、血行促進
栄養指導血液検査に基づき、不足している栄養素を補う髪の成長に必要な土台作り、体質改善

治療のゴールと期間の共有

治療を開始する前に、どのような状態を目指すのか、具体的なゴールを医師と共有します。

例えば「分け目が気にならない状態を目指す」「髪にハリとコシを取り戻す」などです。

そのゴールを達成するために、おおよそどのくらいの期間が必要になるのか、見通しについても説明します。

現実的な目標と期間を設定すると、治療を継続するモチベーションにつながるでしょう。

女性の薄毛の背景にある見過ごされがちな要因

女性の薄毛の原因は、加齢やホルモンバランスの乱れだけではありません。

日々の生活の中に潜む、ご自身でも気づきにくい要因が複雑に絡み合っているケースが非常に多いのです。

完璧を目指すことによる無意識のストレス

仕事や家事、育児や介護と、現代の女性は多くの役割を担っています。

すべてにおいて完璧を求めようとするあまり、知らず知らずのうちに心身が緊張状態に陥っている方も少なくありません。

この慢性的なストレスは、自律神経のバランスを崩し、頭皮の血行を悪化させる直接的な原因です。

時には「完璧でなくても良い」と自分を許す心のゆとりが、髪を育むことにもつながります。

美しさのための行動が招く頭皮への負担

美しいヘアスタイルを保つための日々の努力が、逆効果になっているケースもあります。

頻繁なカラーリングやパーマ、洗浄力の強すぎるシャンプー、過度なブラッシング、髪を強く引っ張るヘアアレンジは頭皮や毛髪にダメージを蓄積させます。

良かれと思って行っているヘアケアは本当に自分の頭皮に合っているのか、一度見直してみる視点も大切です。

日常生活に潜む髪への負担

カテゴリ具体的な行動例髪への影響
ヘアケア熱いお湯でのシャンプー、髪を濡れたまま放置する頭皮の乾燥、キューティクルの損傷
食生活極端な食事制限、糖質や脂質の多い食事髪の栄養不足、頭皮環境の悪化
ライフスタイルスマートフォンやPCの長時間利用、浅い眠り血行不良、成長ホルモンの分泌低下

他人との比較から生まれる自己肯定感の低下

SNSなどで他人の華やかな姿を見る機会が増え、無意識に自分と比較して落ち込んでしまうときもあるのではないでしょうか。

特に髪の悩みは見た目に直結するため、「自分だけが…」という孤独感や自己肯定感の低下につながりがちです。

しかし、髪の状態は一人ひとり違って当たり前です。他人と比較するのではなく、過去の自分と比べて少しでも改善した点を見つけることが、心を健やかに保ち、治療効果を高める上でも重要になります。

治療開始前に知っておきたい費用と期間の目安

薄毛治療は多くの場合、自由診療となり健康保険が適用されません。

そのため、治療を始める前に費用や期間について正しく理解しておきましょう。

治療内容別の費用の概算

費用は、選択する治療法や症状の進行度によって大きく異なります。

内服薬や外用薬による治療は比較的始めやすい価格帯ですが、注入治療などを組み合わせると費用は上がります。

初回のカウンセリング時に、考えられる治療プランごとの詳細な見積もりを提示してもらえますので、ご自身の予算と照らし合わせて検討しましょう。

治療費用の目安(月額)

治療内容費用の目安備考
内服薬・外用薬15,000円~30,000円処方する薬の種類による
注入治療(併用)30,000円~80,000円施術頻度や薬剤による
血液検査10,000円~20,000円初診時や定期的な確認時に実施

効果を実感するまでの一般的な期間

薄毛治療は、始めてすぐに効果が現れるものではありません。

乱れたヘアサイクルを正常に戻し、新しい髪が成長して長さを獲得するには、ある程度の時間が必要です。

多くの場合、治療開始から3ヶ月〜6ヶ月ほどで抜け毛の減少や産毛の発生といった初期の変化を感じ始め、明確な効果を実感するまでには半年から1年程度かかるのが一般的です。

焦らず、じっくりと取り組む姿勢が大切です。

支払い方法と継続性

クリニックでは、現金払いの他に各種クレジットカードや医療ローンなど、様々な支払い方法を用意しています。

無理なく治療を継続できるよう、ご自身の生活プランに合った支払い計画を相談できます。

長期的な視点で、経済的な負担も考慮しながら治療計画を立てていきましょう。

治療効果を高めるために自分でできること

専門クリニックでの治療と並行して行う生活習慣の見直しは、治療効果を最大限に引き出す上で非常に重要です。

医師の指導のもと、ご自身でできることに積極的に取り組みましょう。

髪の成長を支える食生活

髪の主成分はケラチンというタンパク質です。そのため、良質なタンパク質(肉、魚、大豆製品、卵など)を十分に摂取するのが基本となります。

また、タンパク質の合成を助ける亜鉛(牡蠣、レバー、ナッツ類)や、頭皮の血行を促進するビタミンE(アボカド、アーモンド)なども積極的に摂りたい栄養素です。

  • タンパク質
  • 亜鉛
  • 鉄分
  • ビタミン類

質の良い睡眠の確保

髪の成長を促す成長ホルモンは、深い眠りの間に最も多く分泌されます。

毎日決まった時間に就寝・起床する、寝る前のスマートフォン操作を控える、寝室の環境を整えるなど、睡眠の質を高める工夫をしましょう。

最低でも6時間以上の睡眠時間を確保するのが理想です。

ストレスとの上手な付き合い方

ストレスを完全になくすのは正直に言って難しいですが、自分なりの解消法を見つけて溜め込まないようにすることが大切です。

軽い運動をする、趣味に没頭する、ゆっくり入浴するなど、心身をリラックスさせる時間を意識的に作りましょう。

これらの積み重ねが、自律神経のバランスを整え、健やかな髪を育む土壌を作ります。

よくある質問

さいごに、薄毛治療を検討している方からよくいただく質問とその回答をまとめました。

治療を始めたら、ずっと続けなければいけませんか?

治療のゴールは患者さん一人ひとり異なります。ある程度満足のいく状態まで改善した後、医師と相談の上で、薬の量を減らしたり治療間隔をあけたりすることは可能です。

完全に治療をやめると元の状態に戻る可能性がありますが、生活習慣の改善などで良い状態を維持しやすくなる方もいます。

ご自身の希望に合わせて、維持療法に移行するのも選択肢の一つです。

市販の育毛剤とクリニックの治療はどう違いますか?

市販の育毛剤の多くは、頭皮環境を整えるのを目的とした「医薬部外品」です。

一方で、クリニックで処方する薬は発毛効果が科学的に認められた「医薬品」であり、作用が大きく異なります。

また、クリニックでは医師の診断に基づき、個々の原因に合わせた多角的な治療を行える点が大きな違いです。

治療の副作用が心配です

どのような医薬品であっても副作用のリスクはゼロではありません。例えば、内服薬では初期脱毛や、ごく稀に肝機能への影響などが報告されています。

治療を開始する前には、起こりうる副作用について医師が詳しく説明します。

また、治療中は定期的な診察や血液検査を通じて健康状態をしっかり確認し、万が一異常が見られた場合は迅速に対応しますのでご安心ください。

家族に薄毛の人がいなくても、薄毛になりますか?

ご家族に薄毛の方がいなくてもなります。遺伝は薄毛の一因ではありますが、全てではありません。

特に女性の薄毛はホルモンバランスの変化やストレス、生活習慣やダイエットなど、遺伝以外の後天的な要因が複雑に影響して発症するケースが多いです。

ご家族に薄毛の方がいなくても、髪の悩みを感じたら一度専門医に相談するのがおすすめです。

参考文献

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この記事を書いた人

Dr.前田祐助のアバター Dr.前田祐助 AGAメディカルケアクリニック 統括院長

経歴
慶應義塾大学医学部医学研究科卒業
慶應義塾大学病院 初期臨床研修課程終了
大手AGAクリニック(院長)を経て、2018年AGAメディカルケアクリニック新宿院を開設

資格
医師免許
⽇本医師会認定産業医
医学博士

所属学会
日本内科学会
日本美容皮膚科学会
日本臨床毛髪学会

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