髪の毛がうねるようになった原因と女性の薄毛との関連性

髪の毛がうねるようになった原因と女性の薄毛との関連性

「最近、髪がまとまらなくなった」「若い頃は直毛だったのに、髪の毛がうねるようになった」という方もいるのではないでしょうか。

その変化は、単なる髪質の問題ではないかもしれません。

髪のうねりは、加齢やホルモンバランス、生活習慣によって頭皮環境が変化しているサインであり、女性の薄毛につながる可能性も潜んでいます。

この記事では、髪がうねり始める原因を詳しく解説し、健やかな髪を取り戻すためのヒントを提供します。

目次

薄毛のサイン?髪の毛がうねるようになった方へ

髪のうねりや、以前は感じなかったくせ毛のような手触りに、戸惑いを覚える方も少なくないでしょう。

特に30代後半から40代以降の女性にとって、髪質の変化は大きな悩みの一つです。

以前はなかった「後天性のうねり」とは

生まれつきの天然パーマとは異なり、大人になってから髪がうねり始める現象を「後天性のうねり」と呼びます。

直毛だった方が部分的に、あるいは全体的に波打つような髪質に変わるのが特徴です。

この変化は、髪そのものだけでなく、髪を生み出す土壌である頭皮の状態が変化したことを示唆しています。

遺伝的な要因だけでなく、後から加わる様々な要因が複雑に絡み合って発生します。

髪質の変化に気づく瞬間

多くの方は、日常のふとした瞬間に髪質の変化に気づきます。

例えば、雨の日に髪が広がりやすくなったり、スタイリングが思い通りに決まらなくなったり、髪のツヤが失われてパサついて見えたりする、といったものです。

また、髪をかき上げた時に、根元付近にチリチリとした短い毛が増えたと感じる方もいます。

これらのサインは、髪の健康状態が以前とは変わってきている証拠です。見過ごさずに、ご自身の髪と頭皮に注意を向けることが大切です。

なぜ原因を知ることが重要なのか

髪のうねりを単なる「髪質の変化」や「加齢のせい」として片付けてしまうと、根本的な原因を見過ごすことになります。

うねりの背後には、頭皮の血行不良や栄養不足、ホルモンバランスの乱れといった、薄毛に直結する問題が隠れている場合があります。

原因を正しく理解すると、適切なセルフケアを行ったり、必要であれば専門的な治療を選択したりと、的確な対策を立てられるようになります。

手遅れになる前に、髪からのメッセージを正しく受け止めましょう。

うねり毛の種類と見た目の特徴

うねりの種類特徴主な原因
波状毛(はじょうもう)S字状に大きく波打つ。湿気で広がりやすい。毛穴の歪み、髪内部の水分バランスの乱れ
捻転毛(ねんてんもう)コイルのようにねじれている。切れやすくツヤがない。毛穴の歪み、遺伝的要因
連珠毛(れんじゅもう)数珠つなぎのように太さが不均一。非常に切れやすい。毛根の機能低下、栄養不足

髪がうねる原因は「毛穴の歪み」と「髪内部の乱れ」

後天的に髪がうねるようになる背景には、大きく分けて二つの物理的な原因が存在します。

一つは髪が生えてくる出口である「毛穴の歪み」、もう一つは髪の毛内部の「構造的な乱れ」です。

これらがどのようにしてうねりを引き起こすのか、その仕組みを理解しましょう。

毛穴の形の変化が髪の形を決める

健康でまっすぐな髪は、円形の毛穴からまっすぐに生えてきます。

しかし、何らかの理由で頭皮が影響を受け、毛穴が楕円形やいびつな形に歪んでしまうと、そこから生えてくる髪も押し出されるように曲がり、うねりを伴って成長します。

これは、丸いストローからまっすぐな線が出てくるのに対し、潰れたストローからだと曲がった線が出てくるのを想像すると分かりやすいでしょう。

毛穴の歪みは、うねり毛の根本的な原因の一つです。

頭皮のたるみや汚れが毛穴を歪ませる

毛穴が歪む要因として、まず考えられるのが頭皮のたるみです。

顔の皮膚と頭皮は一枚でつながっているため、加齢によって顔がたるむのと同様に、頭皮も弾力を失ってたるみます。このたるみが毛穴を引っ張り、形を歪ませるのです。

また、シャンプーの洗い残しや皮脂、古い角質などが毛穴に詰まる状態も毛穴の形を圧迫し、歪みを引き起こす原因となります。

髪内部の水分バランスの崩壊

髪の毛の内部は、主にタンパク質で構成されています。

このタンパク質には、水分を吸収しやすい「親水性」のタンパク質と、水分を弾きやすい「疎水性」のタンパク質の2種類があり、直毛の場合はこれらが均一に分布しています。

しかし、ダメージや加齢によって髪のキューティクルが剥がれると、髪内部のタンパク質分布が不均一になります。

この状態の髪が湿気を吸うと、親水性の部分がより多くの水分を吸収して膨張し、疎水性の部分との差が生まれるため髪にうねりが発生します。

髪のダメージレベルと症状

ダメージレベル髪の状態対策の方向性
軽度ツヤが少し減り、指通りがやや悪い。保湿トリートメント、優しいシャンプー
中度パサつき、うねりが目立つ。枝毛や切れ毛が増える。内部補修トリートメント、ヘアオイルの使用
重度ごわつき、チリつきが強い。濡れると非常に絡まる。専門的なヘアケア、ダメージ部分のカット

なぜ?女性の髪がうねり始める年齢的な要因

多くの方が「髪の毛がうねるようになった」と実感し始める背景には、年齢を重ねることで生じる身体の自然な変化が大きく関わっています。

特に女性の場合、ホルモンバランスの変動が髪質に与える影響は無視できません。

ここでは、年齢と共に現れるうねりの原因を探ります。

ホルモンバランスの変化と髪質の関係

女性の髪の健康と深く関わるのが、女性ホルモンの一つである「エストロゲン」です。エストロゲンには、髪の成長を促進してハリやコシ、ツヤを保つ働きがあります。

しかし、このエストロゲンの分泌は20代後半から30代をピークに、40代以降、特に更年期に向けて大きく減少していきます。

エストロゲンが減少すると髪の成長期が短くなり、一本一本の髪が細く弱々しくなります。

この髪質の変化が、うねりやすい状態を作り出す一因となるのです。

女性ホルモン(エストロゲン)の年代別変化の目安

年代エストロゲンの分泌量髪への影響
20代ピークを迎える最もハリ・コシ・ツヤがある時期
30代ピークから緩やかに下降髪質の変化を感じ始める人も
40代以降(更年期)急激に減少うねり、パサつき、細毛、白髪が増加

コラーゲン減少による頭皮の硬化

肌のハリを保つ成分として知られるコラーゲンは、頭皮の弾力性を維持するためにも重要な役割を果たしています。

しかし、コラーゲンもまた、加齢とともに体内で生成される量が減少します。コラーゲンが減って弾力を失った頭皮は硬くなり、血行が悪化しがちです。

硬い頭皮は毛穴を圧迫して歪ませるだけでなく、髪の成長に必要な栄養素が毛根まで届きにくくなる状況を生み出します。

これが、うねりや薄毛を進行させる要因となります。

髪の水分保持力の低下

年齢を重ねた髪は、水分を内部に留めておく力が弱まります。

これは、髪の表面を覆うキューティクルが年齢とともに薄くなったり、剥がれやすくなったりするのに加え、髪内部で水分を保持する役割を持つ「セラミド」などの脂質成分が減少するためです。

水分保持力が低下した髪は乾燥してパサつき、外部の湿度の影響を受けやすくなるため、うねりや広がりが起こりやすくなります。

生活習慣の乱れが招く髪のうねりと頭皮環境の悪化

髪のうねりや薄毛は、加齢やホルモンバランスの変化だけで起こるわけではありません。

日々の生活習慣が、知らず知らずのうちに頭皮環境を悪化させ、髪質の変化を加速させているケースも見受けられます。

ご自身の生活スタイルを振り返ってみましょう。

栄養バランスの偏りが髪に与える影響

髪の主成分は「ケラチン」というタンパク質です。

美しい髪を作るためには、タンパク質はもちろん、その合成を助ける亜鉛や、頭皮の血行を促進するビタミン類など、バランスの取れた栄養摂取が必要です。

しかし、過度なダイエットや外食・加工食品中心の食生活では、これらの栄養素が不足しがちになります。

栄養が不足すると健康な髪を作れず、細く弱々しい、うねりやすい髪が生えてくる原因となります。

睡眠不足と髪の成長の関係

髪の毛は、私たちが眠っている間に分泌される成長ホルモンによって細胞分裂が活発になり、成長します。

なかでも質の高い睡眠がとれる「ゴールデンタイム」(一般的に夜10時から深夜2時頃)は、髪の再生と修復にとって非常に重要です。

慢性的な睡眠不足や質の悪い睡眠は、成長ホルモンの分泌を妨げ、髪の健やかな成長を阻害します。

この結果、髪が十分に育たず、うねりや細毛につながるときがあります。

誤ったヘアケアと頭皮へのダメージ

良かれと思って行っているヘアケアが、かえって頭皮や髪にダメージを与えている可能性もあります。

例えば、洗浄力の強すぎるシャンプーは頭皮の必要な皮脂まで奪い、乾燥やバリア機能の低下を招きます。

また、頭皮を清潔にしたい一心で爪を立ててゴシゴシ洗う行為は、頭皮を傷つけ炎症を引き起こす原因です。

シャンプー後の自然乾燥も頭皮で雑菌が繁殖しやすくなるため、うねりやフケ、かゆみの原因となりえます。

髪のうねりを招く可能性のある生活習慣チェック

カテゴリチェック項目改善のポイント
食事インスタント食品や外食が多いタンパク質、ビタミン、ミネラルを意識する
睡眠就寝時間が不規則、睡眠時間が6時間未満毎日同じ時間に寝るよう心がける
ヘアケア洗浄力の強いシャンプーを使っているアミノ酸系などマイルドな洗浄成分を選ぶ

うねりは髪質の変化だけ?見過ごせない薄毛との深い関係

髪のうねりが気になり始めたとき、それは単なるスタイリングの問題ではなく、より深刻な「女性の薄毛」のサインである可能性を考える必要があります。

うねりと薄毛は、その根底にある原因が共通している場合が多く、密接に関連しています。

髪の成長サイクル(ヘアサイクル)の乱れ

髪の毛には「成長期」「退行期」「休止期」というサイクルがあります。健康な髪は、数年間にわたる長い成長期を経て太く長く成長します。

しかし、ホルモンバランスの乱れや血行不良などが原因でヘアサイクルが乱れると、成長期が短縮されます。

髪が十分に成長しきる前に退行期・休止期へと移行してしまうため、新しく生えてくる髪は細く、弱々しくなります。

このような未熟な髪はうねりやすく、また抜けやすいため、薄毛が進行する原因となります。

正常なヘアサイクルと乱れたヘアサイクルの比較

項目正常なヘアサイクル乱れたヘアサイクル
成長期2年~6年(髪全体の約85-90%)数ヶ月~1年程度に短縮
髪の状態太く、長く、ハリ・コシがある細く、短く、うねりやすい(軟毛化)
結果健康的な毛髪量を維持抜け毛が増加し、薄毛が進行

FAGA(女性男性型脱毛症)の初期症状としての髪質の変化

FAGAは、女性に見られる最も一般的な脱毛症のパターンです。

分け目が目立つ、頭頂部が薄くなるといった症状が特徴ですが、その初期段階で「髪のうねり」や「髪が細くなる」といった髪質の変化が現れるケースが少なくありません。

これは、ヘアサイクルの乱れによって髪が十分に成長できなくなる「軟毛化」という現象です。

もし、うねりと同時に分け目が目立ってきた、髪全体のボリュームが減ったと感じる場合は、FAGAの可能性を視野に入れる必要があります。

血行不良が引き起こす栄養不足

頭皮が硬くなったり、ストレスや運動不足で体の血行が悪くなったりすると、髪の成長に必要な酸素や栄養素が毛根にある毛母細胞まで十分に行き渡らなくなります。

栄養不足に陥った毛母細胞は、健康な髪を正常に作れません。その結果、生えてくる髪は細く弱く、うねりのある髪質になってしまいます。

この状態が続けば髪はやがて成長を止め、抜け落ちてしまい、薄毛へとつながっていきます。

「頑張りすぎ」がうねりを招くことも

毎日忙しく、仕事や家庭、人間関係で自分のことは後回しになっている方も多いでしょう。

実は、その「頑張りすぎ」が心身にストレスを与え、髪のうねりや不調として現れているのかもしれません。

髪は、心と体の状態を正直に映し出す鏡です。ここでは、ストレスと髪のうねりの深い関係について見ていきましょう。

ストレスが自律神経に与える影響

強いストレスを感じると、私たちの体では交感神経が優位になります。交感神経は血管を収縮させる働きがあるため、頭皮の毛細血管も収縮して血行が悪化します。

血行不良は、前述の通り、髪の成長に必要な栄養が届かなくなる直接的な原因です。

慢性的なストレスは常に頭皮を栄養不足の状態にし、健康な髪が育つ環境を損ないます。その結果として、髪が細くなったり、うねりが出たりするのです。

ストレスが髪に与える影響

ストレス要因体への影響髪への結果
精神的ストレス(仕事、人間関係)自律神経の乱れ、血管収縮頭皮の血行不良、栄養不足
身体的ストレス(睡眠不足、疲労)成長ホルモンの分泌低下髪の成長阻害、修復機能の低下
環境的ストレス(紫外線、大気汚染)頭皮の酸化、炎症毛穴の詰まり、頭皮環境の悪化

睡眠不足が髪の再生を妨げる

悩みや心配事があると、寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目が覚めたりするときがあります。

このような質の悪い睡眠は、髪の再生に不可欠な成長ホルモンの分泌を著しく妨げます。

髪も体の一部であり、日中に受けたダメージを睡眠中に修復しています。

その大切な修復時間が奪われるため髪がどんどん弱り、ツヤを失い、うねりのある扱いにくい髪になってしまうのです。

「自分を後回し」にする食生活の落とし穴

忙しさのあまり、自分の食事は簡単なもので済ませてしまう方も少なくないです。

パンやおにぎりだけ、あるいは食事を抜いてしまうといった食生活は、髪に必要な栄養素が決定的に不足する原因です。

髪の主成分であるタンパク質や、その働きを助けるビタミン、ミネラルが不足すると体は生命維持に重要な臓器へ優先的に栄養を送るため、髪への供給は後回しにされます。

「頑張り」を支えるための食事が、結果的に髪の健康を犠牲にしているかもしれないのです。

今日からできる!うねりを抑え健やかな髪を育むセルフケア

専門的な治療も選択肢の一つですが、まずはご自身の生活習慣やヘアケアを見直すことから始めましょう。

インナーケア編|バランスの取れた食事を心がける

美しい髪は体の内側から作られます。特に、髪の主成分であるタンパク質、タンパク質の代謝を助ける亜鉛、頭皮の血行を促進するビタミンEを意識して摂取しましょう。

特定の食品だけを食べるのではなく、多様な食材をバランス良く食べる工夫が重要です。

健やかな髪を育む栄養素と代表的な食材

栄養素主な働き多く含まれる食材
タンパク質髪の主成分となる肉、魚、卵、大豆製品
亜鉛タンパク質の合成を助ける牡蠣、レバー、牛肉、チーズ
ビタミンB群頭皮の新陳代謝を促す豚肉、うなぎ、マグロ、納豆

アウトサイドケア編|正しいシャンプーと頭皮マッサージ

シャンプーは、頭皮環境を整える基本です。洗浄力がマイルドなアミノ酸系のシャンプーを選び、指の腹を使って優しくマッサージするように洗いましょう。

シャンプー前にお湯でしっかり予洗いすると、汚れの大部分は落ちます。

また、入浴中やタオルドライ後に指の腹で頭皮全体を優しく動かすようにマッサージすると、血行が促進され、リラックス効果も期待できます。

シャンプー選びのポイント

  • 洗浄成分がマイルドなもの(アミノ酸系、ベタイン系)
  • 頭皮の保湿成分が配合されているもの(セラミド、ヒアルロン酸など)
  • シリコンの有無は髪の状態に合わせて選ぶ(ノンシリコンは根本をふんわりさせたい方向け)

生活スタイル編|質の高い睡眠とストレス管理

健やかな髪の成長のためには、質の良い睡眠を確保することが大切です。就寝前はスマートフォンやパソコンの使用を控え、リラックスできる環境を整えましょう。

また、ストレスは髪の大敵です。適度な運動や趣味の時間を持つなど、自分なりのストレス解消法を見つけると、巡り巡って髪の健康につながります。

完璧を目指さず、時には自分を労わる時間を持つように意識すると良いでしょう。

よくある質問

髪のうねりや薄毛に関して、多くの方が抱える疑問にお答えします。

白髪が増えると髪はうねりやすくなりますか?

その傾向があります。白髪は黒髪に比べてメラニン色素が含まれていないため、髪内部の構造が不均一になりがちです。

また、一般的に白髪は黒髪よりも水分を保持しにくく、やや硬い性質を持つため、うねりやクセが出やすくなります。

白髪染めの繰り返しによるダメージも、うねりを助長する一因となりえます。

産後に髪がうねるようになりました。元に戻りますか?

産後の髪質の変化は、多くの女性が経験します。妊娠中は女性ホルモン(エストロゲン)が高いレベルで維持されますが、出産すると急激に減少します。

このホルモンバランスの急激な変化がヘアサイクルに影響を与え、一時的に抜け毛が増えたり(産後脱毛症)、髪がうねったりするケースがあります。

通常は、ホルモンバランスが整ってくる産後半年から1年ほどで、徐々に元の髪質に戻る方が多いです。しかし、育児の疲れやストレス、栄養不足などが重なると回復が遅れる場合もあります。

市販の育毛剤やトリートメントでうねりは改善しますか?

セルフケアによる改善の可能性はあります。保湿成分や補修成分が豊富なトリートメントは、髪内部の水分バランスを整え、ダメージによるうねりを一時的に抑える効果が期待できます。

また、女性向けの育毛剤には頭皮の血行を促進したり、毛母細胞の働きを活性化させたりする成分が含まれているものもあり、頭皮環境を整えると新しく生えてくる髪の質を改善する助けになる場合があります。

ただし、これらの効果には個人差があり、うねりの根本原因がFAGAなど医療的な対応を要するものである場合、セルフケアだけでは限界がある点も理解しておきましょう。

変化が見られない場合は、専門クリニックへの相談を検討してください。

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この記事を書いた人

Dr.前田祐助のアバター Dr.前田祐助 AGAメディカルケアクリニック 統括院長

経歴
慶應義塾大学医学部医学研究科卒業
慶應義塾大学病院 初期臨床研修課程終了
大手AGAクリニック(院長)を経て、2018年AGAメディカルケアクリニック新宿院を開設

資格
医師免許
⽇本医師会認定産業医
医学博士

所属学会
日本内科学会
日本美容皮膚科学会
日本臨床毛髪学会

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