抜け毛が気になる女性の1日の平均本数と正常値の目安

抜け毛が気になる女性の1日の平均本数と正常値の目安

「最近、抜け毛が増えた気がする」「お風呂の排水溝や枕元の髪の毛の量にドキッとする」そんな経験のある方も多いのではないでしょうか。

女性にとって髪は大切なものです。抜け毛の量が増えると、薄毛につながるのではないかと不安になるのも無理はありません。

この記事では、女性の1日の平均的な抜け毛の本数や正常な範囲、抜け毛が増える原因、そしてどのような場合に専門医への相談を考えるべきかについて、詳しく解説します。

女性の抜け毛|1日の平均本数とは

健康な人でも髪の毛は毎日自然に抜け落ちています。この自然な抜け毛の本数を理解することは、ご自身の状態を客観的に把握する第一歩です。

髪の毛のヘアサイクルについて

髪の毛には「ヘアサイクル」という毛周期があり、一定の期間で成長して自然に抜け落ち、また新しい髪が生えてくるというサイクルを繰り返しています。

このヘアサイクルは主に「成長期」「退行期」「休止期」の3つの期間に分けられます。

ヘアサイクルの段階と期間

段階特徴期間の目安
成長期毛母細胞が活発に分裂し、髪が太く長く成長する期間2年~6年
退行期毛母細胞の分裂が止まり、髪の成長が停止する期間約2週間
休止期髪が毛根から離れ、自然に抜け落ちるのを待つ期間約3ヶ月~4ヶ月

この休止期に入った髪の毛が、ブラッシングやシャンプーなどの物理的な刺激によって自然に抜け落ちます。

正常な抜け毛とはどんな状態か

正常な抜け毛は、ヘアサイクルの休止期を終えた髪の毛です。毛根部分を見ると、丸みを帯びた棍棒状(こんぼうじょう)になっているのが特徴です。

毛根に白いものが付着しているときがありますが、これは毛根鞘(もうこんしょう)という組織の一部で、正常な抜け毛でも見られます。

しかし、毛根が極端に細かったりギザギザしていたり、皮脂が付着してベタベタしている場合は、何らかの頭皮トラブルのサインかもしれません。

1日の抜け毛は何本までが正常範囲か

一般的に、健康な女性の1日の抜け毛の本数は、50本から100本程度が正常範囲と考えられています。

ただし、髪の毛全体の量(約10万本)や季節、個人の体質によって多少の変動はあります。

例えば、シャンプー時には比較的多くの髪が抜けるため、1日で最も抜け毛が目立つタイミングと言えるでしょう。

この本数を目安として、ご自身の抜け毛の量を把握することが大切です。

抜け毛本数の状況別目安

状況一般的な目安注意点
日常生活全体50~100本季節や個人差あり
シャンプー時30~60本全体の抜け毛の多くを占める
ブラッシング・その他20~40本切れ毛と混同しない

抜け毛の本数が増える原因

正常範囲を超える抜け毛が見られるときは、その背景に様々な原因が考えられます。

主な原因を確認し、ご自身の生活習慣などと照らし合わせてみましょう。

ホルモンバランスの乱れとその影響

女性ホルモンの一つであるエストロゲンには、髪の成長を促進してヘアサイクルの成長期を維持する働きがあります。

しかし、加齢やストレス、不規則な生活や出産、更年期などによりホルモンバランスが乱れるとエストロゲンの分泌量が減少し、相対的に男性ホルモンの影響が強まるケースがあります。

このホルモンバランスの変化が原因で髪の成長期が短縮され、抜け毛が増えたり、髪が細くなったりする「びまん性脱毛症」や「女性男性型脱毛症(FAGA)」などを引き起こす場合があります。

生活習慣の乱れと抜け毛の関係

健康な髪を育むためには、バランスの取れた食生活や質の高い睡眠、適度な運動といった規則正しい生活習慣が重要です。

偏った食事による栄養不足、睡眠不足による成長ホルモンの分泌低下、運動不足による血行不良などは頭皮環境を悪化させ、髪の成長を妨げて抜け毛を増加させる要因となります。

抜け毛の原因となり得る生活習慣

生活習慣の乱れ髪への影響具体的な例
食生活の偏り髪の栄養不足過度なダイエット、インスタント食品中心
睡眠不足成長ホルモン分泌低下夜更かし、不規則な睡眠時間
運動不足頭皮の血行不良デスクワーク中心、運動習慣なし

ストレスが頭皮環境に与える影響

過度なストレスは自律神経のバランスを乱し、血管を収縮させて頭皮への血流を悪化させます。

血行が悪くなると、髪の毛の成長に必要な栄養素が毛母細胞に十分に行き渡らなくなり、抜け毛や薄毛の原因となります。

また、ストレスはホルモンバランスの乱れにもつながり、間接的に抜け毛を促進するときもあります。

ストレスが引き起こす可能性のあるサイン

  • 頭皮の緊張感やこり
  • 睡眠の質の低下
  • 食欲不振または過食
  • 集中力の低下

間違ったヘアケアや頭皮への負担

洗浄力の強すぎるシャンプーの使用、頻繁なカラーリングやパーマ、過度なブラッシング、ポニーテールなど髪を強く引っ張る髪型は頭皮や髪にダメージを与え、抜け毛の原因となるりやすいです。

頭皮に合わないヘアケア製品を使い続けると、頭皮環境が悪化し、健康な髪が育ちにくくなります。

頭皮に負担をかける可能性のあるヘアケア

  • 1日に何度もシャンプーする
  • 爪を立ててゴシゴシ洗う
  • 熱すぎるお湯での洗髪
  • ドライヤーの熱風を長時間同じ箇所に当てる

季節や年齢による抜け毛本数の変動

抜け毛の本数は一定ではなく、季節や年齢によっても変動するときがあります。

季節の変わり目に抜け毛が増える理由

特に春や秋の季節の変わり目には、抜け毛が増える傾向があります。これにはいくつかの理由が考えられます。

夏の間に浴びた紫外線のダメージが秋になって現れる、動物の毛が生え変わる換毛期の名残、気候変動による自律神経の乱れなどが影響していると言われています。

通常、この時期の抜け毛増加は一時的なもので、しばらくすると落ち着くケースが多いです。

年齢を重ねることで起こる髪の変化

加齢に伴い女性ホルモンの分泌量が減少し、ヘアサイクルが変化するため髪の毛が細く、弱々しくなりやすくなります。

また、髪の成長期が短くなり休止期にとどまる毛包の割合が増えるため、全体的に髪のボリュームが減少して、抜け毛も目立ちやすくなる場合があります。

これは自然な老化現象の一つですが、あきらめる必要はなく、適切なケアで進行を緩やかにすることは可能です。

年齢と髪の変化の一般的な傾向

年代主な髪の変化考えられる要因
30代後半~40代髪のハリ・コシ低下、うねり、白髪女性ホルモンの緩やかな減少開始
50代~(更年期前後)髪の細毛化、ボリュームダウン、分け目の目立ち女性ホルモンの大幅な減少
60代以降全体的な毛量の減少、地肌の透け感毛包の老化、血行不良

産後の抜け毛とその期間の目安

出産後数ヶ月で一時的に抜け毛が急増する方も多く、これを「産後脱毛症(分娩後脱毛症)」と呼びます。

妊娠中は女性ホルモンの分泌量が高まり髪の成長期が通常より長く維持されるため、抜け毛が少なくなります。

しかし、出産後はホルモンバランスが急激に妊娠前の状態に戻ろうとするため、成長期を終えて休止期に入る髪の毛が一気に増え、まとまって抜け落ちるのです。

通常、産後2~3ヶ月頃から始まり、半年から1年程度で自然に回復する方が多いですが、個人差があります。

抜け毛200本は危険信号?受診を考えるべき抜け毛のサイン

1日の抜け毛が200本を超えるような状態が続くときや、その他の気になる症状がある場合は、専門医への相談を検討しましょう。

1日の抜け毛が200本以上続く場合

前述の通り、1日の抜け毛の正常範囲は50本から100本程度です。もし、毎日200本以上の抜け毛が数週間から数ヶ月にわたって続くようであれば、何らかの脱毛症が進行している可能性があります。

特に、シャンプー時だけでなく、枕や部屋の床にも大量の抜け毛が目立つ場合は注意が必要です。

抜け毛以外の頭皮トラブルの併発

抜け毛の増加とともに頭皮にかゆみやフケ、赤みや湿疹、痛みなどの症状が現れているときも、専門医の診察を受けることをおすすめします。

これらは脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎など、頭皮の炎症が原因で抜け毛を引き起こしている可能性があります。

受診を検討する頭皮のサイン

症状考えられる状態対応の方向性
強いかゆみ、大量のフケ脂漏性皮膚炎、乾燥など原因特定と適切な治療
頭皮の赤み、湿疹接触性皮膚炎、アレルギーなど原因物質の回避、抗炎症治療
頭皮の痛み、できもの毛嚢炎、帯状疱疹など感染症治療、専門的処置

明らかに髪のボリュームが減ってきたと感じる時

抜け毛の本数を正確に数えるのは難しいかもしれませんが、「以前より髪全体のボリュームが減った」「分け目が目立つようになった」「地肌が透けて見えるようになった」といった自覚症状は、薄毛が進行しているサインかもしれません。

このような変化に気づいたら、早めに専門医に相談しましょう。

以前と比べて髪質が細く弱々しくなった

抜け毛の本数だけでなく、抜けた毛や生えている髪の質にも注目しましょう。

髪の毛が以前よりも細く弱々しく、ハリやコシがなくなってきた場合、ヘアサイクルが乱れて髪が十分に成長できていない可能性があります。

これも薄毛の前兆の一つと考えられます。

抜け毛の本数以外に注目すべきポイント

抜け毛の量だけでなく、抜けた毛の状態や頭皮の状態を観察するとより多くの情報を得られます。

たくさん毛が抜けると抜け毛の量だけに目がいってしまいがちですが、冷静に状況を判断しましょう。

抜け毛の毛根の状態をチェック

正常な抜け毛の毛根は先端が丸みを帯びた棍棒状で、やや白っぽく見えます。

しかし、毛根が細く尖っていたり黒く汚れていたり、皮脂が付着してベタついているときは、頭皮環境の悪化や毛根の異常が考えられます。

毛根の状態で見る健康サイン

毛根の状態考えられること頭皮の健康度
丸く白い、適度な膨らみ正常な休止期の毛良好
細く尖っている、萎縮している成長途中で抜けた可能性、栄養不足注意
皮脂が付着、ベタつき皮脂過剰、毛穴の詰まり要改善

頭皮の色や状態の確認

健康な頭皮は、青白い色をしています。頭皮が赤い場合は炎症を起こしている可能性があり、黄色っぽい場合は血行不良や皮脂の酸化が考えられます。

また、頭皮が乾燥してカサカサしていたり、逆にベタついている場合も、頭皮環境が悪化しているサインです。

鏡を使って、ご自身の頭皮の色や状態を定期的にチェックしましょう。

フケやかゆみの有無

フケには乾燥性のものと脂性のものがあります。乾燥性のフケはパラパラと細かく、脂性のフケはベタっとして大きめです。

どちらのタイプのフケも、量が多い場合は頭皮環境のバランスが崩れている証拠です。また、持続的なかゆみも頭皮の異常を示唆しています。

これらの症状があるときは、シャンプーの見直しや専門医への相談を検討してください。

抜け毛の悩み、本当に「本数」だけが問題ですか?

抜け毛についてご相談に来られる方の多くが、「1日に何本抜けているか」という本数を非常に気にされています。

もちろん、抜け毛の本数は健康状態を知る一つの目安ですが、それだけに囚われてしまうと本質的な問題を見逃してしまう場合があります。

抜け毛の本数に一喜一憂していませんか

毎日、排水溝にたまる髪の毛の量を見て、「今日は多い」「昨日は少なかった」と一喜一憂している方も多いのではないでしょうか。

抜け毛の本数は日によって変動しますし、正確に数えるのも困難です。本数に神経質になりすぎると、かえってストレスを増やし、頭皮環境に悪影響を与えることもあります。

「自分だけが多いのでは」という不安感

インターネットで平均本数を調べて、「自分は平均より多いかもしれない」と不安に感じる方も少なくありません。

しかし、髪の総量や生活環境は人それぞれです。大切なのは、ご自身の過去の状態と比較して「明らかに増えた」と感じるかどうか、そしてその状態が「持続している」かどうかです。

抜け毛の本数に対する考え方

  • 日々の多少の変動は自然なこと
  • 他人との比較よりも過去の自分との比較
  • 持続的な増加や急増に注意

髪全体の印象変化を見逃さないで

抜け毛の本数という「点」で見るだけでなく、髪全体のボリューム感、髪の太さやハリ・コシ、分け目の幅や地肌の透け具合といった「面」で髪の状態を捉えることが重要です。

これらの変化は、薄毛の進行度合いをより正確に反映している場合があります。

「最近スタイリングが決まりにくくなった」「髪がペタッとするようになった」といった感覚も大切なサインです。

専門医は抜け毛の本数以外に何を見ているか

診察を行う際は、もちろん抜け毛の量についてもお伺いしますが、それ以上に重視するのが、頭皮の状態(色、硬さ、毛穴の状態など)、毛髪の質(太さ、密度、うぶ毛化の有無)、そして患者さんの生活習慣や既往歴、遺伝的背景などです。

マイクロスコープで頭皮や毛根の状態を詳細に観察し、これらの情報を総合的に分析して抜け毛の原因を特定し、一人ひとりに合った治療方針を立てます。

抜け毛の本数という数字だけに捉われず、髪と頭皮全体の健康状態を専門的な視点から評価することが、問題解決への近道です。

抜け毛対策と日常生活でできること

抜け毛を減らして健康な髪を育むためには、日々の生活習慣の見直しが基本です。

専門的な治療と並行して、ご自身でできるケアを実践しましょう。

バランスの取れた食事と栄養摂取

髪の主成分はケラチンというタンパク質です。そのため、良質なタンパク質を十分に摂取する心がけが大切です。

また、タンパク質の合成を助ける亜鉛や、頭皮の血行を促進するビタミンE、髪の成長をサポートするビタミンB群も積極的に摂りましょう。

髪の健康に必要な主な栄養素と食品

栄養素主な働き多く含む食品例
タンパク質髪の主成分肉、魚、卵、大豆製品
亜鉛タンパク質の合成補助牡蠣、レバー、牛肉、ナッツ類
ビタミンB群頭皮環境改善、代謝促進緑黄色野菜、レバー、魚介類

質の高い睡眠と規則正しい生活

髪の成長を促す成長ホルモンは、主に睡眠中に分泌されます。特に、入眠後最初の深いノンレム睡眠時に多く分泌されるため、質の高い睡眠を十分にとる習慣が重要です。

毎日同じ時間に寝起きするなど、規則正しい生活リズムを整え、睡眠環境(寝具、室温、明るさなど)にも配慮しましょう。

ストレスを溜めない工夫とリフレッシュ方法

ストレスは抜け毛の大きな原因の一つです。自分に合ったストレス解消法を見つけ、心身をリフレッシュする時間を作りましょう。

適度な運動、趣味への没頭、リラックスできる音楽を聴く、アロマテラピー、友人との会話などが効果的です。深呼吸や瞑想も、自律神経を整えるのに役立ちます。

正しいシャンプー方法と頭皮ケア

シャンプーは、髪の汚れだけでなく頭皮の余分な皮脂や汚れを落とすことが目的です。

以下のポイントに注意して、優しく丁寧に洗いましょう。

正しいシャンプーのポイント

  • シャンプー前にブラッシングで髪のもつれを解く
  • ぬるま湯で髪と頭皮を十分に予洗いする
  • シャンプーは手のひらでよく泡立ててから髪につける
  • 指の腹を使って、頭皮をマッサージするように優しく洗う
  • すすぎ残しがないよう、時間をかけて丁寧に洗い流す

洗髪後は、ドライヤーで髪と頭皮をしっかり乾かします。濡れたまま放置すると雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮トラブルの原因になります。

頭皮マッサージを取り入れるのも血行促進に効果的です。

女性の抜け毛に関するよくある質問(Q&A)

さいごに、女性の抜け毛に関して患者さんからよく寄せられるご質問とその回答をまとめました。

抜け毛が多いと感じたら、まず何をすべきですか?

まずはご自身の生活習慣(食事、睡眠、ストレス、ヘアケア方法など)を見直してみてください。

抜け毛の本数だけでなく、抜け毛の質や頭皮の状態(色、かゆみ、フケなど)もチェックしましょう。

数週間様子を見ても改善しない、または悪化するようであれば、早めに専門のクリニックを受診することをおすすめします。自己判断で間違ったケアを続けると、症状を悪化させる可能性もあります。

シャンプー時の抜け毛が多い気がします。これは普通ですか?

シャンプー時は、1日の中で最も抜け毛が多くなるタイミングです。通常、健康な方でも30本~60本程度の髪が抜けると言われています。

ただし、排水溝に詰まるほどの大量の抜け毛が毎日続く、以前と比べて明らかに量が増えた、といった場合は注意が必要です。

抜け毛の量だけでなく毛根の状態や髪質、頭皮の状態も併せて確認し、不安な場合は専門医に相談しましょう。

育毛剤やサプリメントは効果がありますか?

市販の育毛剤やサプリメントには、頭皮環境を整えたり、髪に必要な栄養を補給したりする効果が期待できるものもあります。

しかし、これらはあくまで補助的なケアであり、医学的に発毛効果が認められている治療薬とは異なります。抜け毛の原因や症状によっては効果が限定的な場合もありますし、体質に合わないケースもあります。

使用するときはご自身の状態をよく理解した上で、成分などを確認して選ぶと良いです。効果を実感できないときや、より積極的な治療を希望される方は、専門医に相談することをおすすめします。

クリニックではどのような検査や治療を行いますか?

クリニックでは、まず問診で患者さんの生活習慣や病歴、家族歴や抜け毛の状況などを詳しく伺います。

その後、視診や触診、マイクロスコープを用いた頭皮や毛髪の状態の精密検査を行います。必要に応じて血液検査を行い、ホルモンバランスや栄養状態などを調べるときもあります。

これらの検査結果を総合的に判断し、抜け毛の原因を特定した上で、患者さん一人ひとりの症状やご希望に合わせた治療計画を提案します。

治療法には、内服薬や外用薬による薬物治療、頭皮への有効成分導入治療、自毛植毛など、様々な選択肢があります。

無料カウンセリングを行うクリニックも多いので、自分の状況と適した治療法を確認するためにも、いちど医療機関を受診してみましょう。

参考文献

SINCLAIR, Rodney. Hair shedding in women: how much is too much?. British Journal of Dermatology, 2015, 173.3: 846-848.

KUNZ, Michael; SEIFERT, Burkhardt; TRÜEB, Ralph M. Seasonality of hair shedding in healthy women complaining of hair loss. Dermatology, 2009, 219.2: 105-110.

WASKO, Carina A., et al. Standardizing the 60-second hair count. Archives of dermatology, 2008, 144.6: 759-762.

MARTÍNEZ-VELASCO, María Abril, et al. The hair shedding visual scale: a quick tool to assess hair loss in women. Dermatology and therapy, 2017, 7: 155-165.

RUSHTON, D. Hugh. Nutritional factors and hair loss. Clinical and experimental dermatology, 2002, 27.5: 396-404.

ALMOHANNA, Hind M., et al. The role of vitamins and minerals in hair loss: a review. Dermatology and therapy, 2019, 9.1: 51-70.

OLSEN, Elise A., et al. Evaluation and treatment of male and female pattern hair loss. Journal of the American Academy of Dermatology, 2005, 52.2: 301-311.

LEVY, Lauren L.; EMER, Jason J. Female pattern alopecia: current perspectives. International journal of women’s health, 2013, 541-556.

この記事を書いた人

Dr.前田祐助のアバター Dr.前田祐助 AGAメディカルケアクリニック 統括院長

経歴
慶應義塾大学医学部医学研究科卒業
慶應義塾大学病院 初期臨床研修課程終了
大手AGAクリニック(院長)を経て、2018年AGAメディカルケアクリニック新宿院を開設

資格
医師免許
⽇本医師会認定産業医
医学博士

所属学会
日本内科学会
日本美容皮膚科学会
日本臨床毛髪学会