女性の髪が抜ける原因と適切な対応方法 – 専門医の視点から

女性の髪が抜ける原因と適切な対応方法 - 専門医の視点から

枕や排水溝に溜まった髪の毛を見て不安を感じる方が増えていますが、女性の髪の悩みは非常にデリケートであり、多くの方が一人で抱え込んでしまいます。

髪が抜ける背景には様々な原因があり、その一つ一つを正しく理解し、ご自身に合った対応を早期に始めることが何よりも重要です。

この記事では専門医の視点から、女性の抜け毛の根本原因と、健やかな髪を取り戻すための具体的な方法を詳しく解説します。

目次

女性の抜け毛、そのサインを見逃さないで

抜け毛は誰にでも起こる自然な現象です。しかし、それが薄毛のサインである場合、見極めが重要になります。

正常なヘアサイクルと抜け毛

髪の毛には「成長期」「退行期」「休止期」というサイクルがあります。

ほとんどの髪は成長期(2~6年)にありますが、やがて成長が止まる退行期(約2週間)を経て、休止期(3~4ヶ月)に入り自然に抜け落ちます。

このサイクルが正常に機能していれば、1日に50~100本程度の抜け毛は問題ありません。

ヘアサイクルの各段階

段階期間の目安特徴
成長期2年~6年毛母細胞が活発に分裂し、髪が太く長く成長する。
退行期約2週間毛母細胞の分裂が停止し、毛根が収縮する。
休止期3ヶ月~4ヶ月髪の成長が完全に止まり、次の成長期に向けて脱毛する。

薄毛につながる危険な抜け毛の特徴

注意すべきは、抜け毛の本数が増えることだけではありません。抜けた毛の状態を確認するのも大切です。

短くて細い毛や、毛根部分に膨らみがない毛が多く見られる場合、ヘアサイクルが乱れて髪が十分に成長する前に抜けてしまっている可能性があります。

頭皮の状態をチェックする

健康な髪は健康な頭皮から育ちます。

頭皮の色が赤みを帯びていたり、かゆみやフケが多かったり、乾燥または過剰な皮脂でべたついている場合、それは頭皮環境が悪化しているサインです。

このような状態は毛根にダメージを与え、抜け毛を助長します。

女性の薄毛を引き起こす医学的要因

女性の薄毛は男性とは異なる原因で進行するケースが多く、専門的な診断が重要です。

背景にある病気や体質を理解することが、適切な治療への近道となります。

FAGA(女性男性型脱毛症)の真実

FAGAは、女性の薄毛で最も多い原因の一つです。男性ホルモンの影響でヘアサイクルが短縮し、髪が細く、短くなります。

特に頭頂部や分け目の部分の地肌が透けて見えるようになるのが特徴です。

加齢による女性ホルモンの減少が、相対的に男性ホルモンの影響を強めるために発症しやすくなります。

びまん性脱毛症とは何か

特定の部位ではなく、頭部全体の髪が均等に薄くなるのが「びまん性脱毛症」の特徴です。

FAGAと異なり、明確な原因を一つに特定するのが難しい場合があります。

加齢やストレス、栄養不足や誤ったヘアケアなど、複数の要因が複合的に絡み合って発症するケースが多いと考えられています。

脱毛症のタイプの比較

脱毛症のタイプ主な特徴薄くなる部位
FAGA髪が細く短くなる頭頂部・分け目
びまん性脱毛症全体の髪のボリュームが減少頭部全体
円形脱毛症円形・楕円形の脱毛斑が発生頭部・その他体毛

甲状腺機能の異常や膠原病

甲状腺ホルモンは体の新陳代謝をコントロールし、髪の成長にも深く関わっています。

甲状腺機能亢進症や低下症などの病気があると、ヘアサイクルが乱れて抜け毛が増加する場合があります。

また、膠原病などの自己免疫疾患では免疫系が自身の毛根を攻撃してしまい、脱毛を引き起こすときがあります。

薬剤の副作用による脱毛

特定の治療薬の副作用として、脱毛が起こるケースがあります。

抗がん剤が有名ですが、それ以外にも血圧の薬、抗うつ薬、抗てんかん薬など、一部の医薬品で脱毛の報告があります。

薬の服用を開始してから抜け毛が増えたと感じるときは自己判断で中断せず、処方した医師や専門医に相談が必要です。

生活習慣の乱れが招く髪への影響

日々の生活習慣は、私たちが思う以上に髪の健康状態を左右します。

健やかな髪を育むためには、生活全体のバランスを見直す視点が大切です。

睡眠不足と髪の成長の関係

髪の成長を促す成長ホルモンは、主に睡眠中に分泌されます。

眠り始めてからの深いノンレム睡眠時に最も多く分泌されるため、睡眠時間が短い、または眠りが浅い状態が続くと髪の成長が妨げられ、抜け毛や髪質の低下につながります。

食生活の偏りと栄養不足

髪の主成分は「ケラチン」というタンパク質です。このケラチンを合成するためには、タンパク質はもちろん、亜鉛やビタミン類など様々な栄養素が必要です。

無理なダイエットや偏った食事は、髪に必要な栄養素の不足を招き、細く抜けやすい髪の原因となります。

髪の健康に影響する生活習慣

要因髪への影響対策のポイント
睡眠不足成長ホルモンの分泌が減少し、髪の成長を妨げる。質・量ともに十分な睡眠を確保する。
過度な飲酒亜鉛の吸収を阻害し、アセトアルデヒドが髪に悪影響を与える。休肝日を設け、適量を守る。
喫煙血管を収縮させ、頭皮の血行不良を引き起こす。禁煙を目指すか、本数を減らす努力をする。

過度な飲酒や喫煙のリスク

アルコールを分解する過程で、髪の生成に必要な亜鉛が大量に消費されます。

また、喫煙は血管を収縮させる作用があるため、頭皮の血行を悪化させます。この血行不良により、髪の成長に必要な栄養や酸素が毛根に届きにくくなり、抜け毛を促進する一因となります。

運動不足による血行不良

適度な運動は全身の血行を促進し、心身のリフレッシュにもつながります。

デスクワーク中心で運動不足になりがちな方は、頭皮を含む全身の血行が滞りやすくなります。

ウォーキングやストレッチなど、日常生活に取り入れやすい運動を習慣にすると、頭皮の血流改善に役立ちます。

女性ホルモンの変動と髪の関係性

女性のライフステージにおいて、ホルモンバランスは大きく変動します。この変動が、髪の密度や質に直接的な影響を与えることを理解しておきましょう。

妊娠・出産後に抜け毛が増える理由

妊娠中は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が増え、ヘアサイクルの成長期が維持されやすくなるため、一時的に髪は抜けにくくなります。

しかし、出産後にはホルモンバランスが急激に元に戻るため、成長期を維持されていた髪が一斉に休止期に入り、ごっそりと抜ける「産後脱毛症」が起こります。

ビックリしてしまうママが多いですが、これは一時的な現象で、多くは半年から1年ほどで自然に回復します。

更年期におけるホルモンバランスの変化

40代後半から50代にかけて迎える更年期では、女性ホルモンの分泌が急激に減少します。

これにより髪のハリやコシを保つ働きが弱まる一方で、相対的に男性ホルモンの影響を受けやすくなり、FAGA(女性男性型脱毛症)が進行しやすくなります。

ライフステージと女性ホルモン・髪の変化

ライフステージホルモンバランスの変化髪への主な影響
思春期ホルモン分泌が活発化し、皮脂が増加。頭皮のべたつき、ニキビ。
妊娠・出産期エストロゲンが急増し、産後に急減。産後脱毛症。
更年期エストロゲンが急激に減少。髪のハリ・コシ低下、FAGAの進行。

ピルの服用や中止の影響

低用量ピルは、女性ホルモンのバランスを安定させる薬です。

服用中は髪の状態が安定する場合がありますが、服用を中止すると出産後と同様にホルモンバランスが変動し、一時的に抜け毛が増える方もいます。

この現象も、通常は数ヶ月で落ち着きます。

抜け毛が心に与える影響と身体のサイン

髪は「女の命」ともいわれるように、女性のアイデンティティの一部です。

そのため、抜け毛は単なる身体的な問題だけでなく、心にも深い影を落とします。この心の状態が、さらに抜け毛を悪化させるときもあるのです。

ストレスが引き起こす負の連鎖

抜け毛自体が大きなストレスとなり、そのストレスが血管を収縮させて頭皮の血行を悪化させ、さらに抜け毛を増やすという負の連鎖に陥る場合があります。

また、強いストレスは自律神経のバランスを乱し、ホルモン分泌や免疫機能にも悪影響を及ぼし、円形脱毛症の引き金になるケースもあります。

ストレスが身体に及ぼす影響

  • 自律神経の乱れ
  • 血管の収縮
  • ホルモンバランスの変動
  • 睡眠の質の低下

見た目の変化が自信をどう揺るがすか

髪が薄くなると他人の視線が気になったり、好きな髪型ができなくなったりと、徐々に自信を失ってしまう方は少なくありません。

人と会うのが億劫になり、社会的な活動から遠ざかってしまう方もいます。この自信の喪失は、日々の生活の質を大きく低下させる要因です。

一人で抱え込むリスク

抜け毛の悩みは非常にデリケートなため、家族や友人にも相談できず、一人で抱え込んでしまうケースが多く見られます。

しかし、孤立は不安を増大させ、有効な対策を見つける機会を失わせます。

誤った自己判断で不適切なケアを続け、かえって症状を悪化させてしまう危険性もあります。

心と体の両面からの取り組みの重要性

薄毛治療は、単に髪を生やすことだけが目的ではありません。

治療を通じて自信を取り戻し、前向きな気持ちで毎日を過ごせるように、心と体の両面からサポートするのが重要です。

悩みを専門家に打ち明けるだけでも、心の負担は軽くなります。その一歩が、回復への大きな力となるでしょう。

髪の健康を支える栄養素と食事の基本

健やかな髪は、日々の食事から作られます。特定の食品だけを食べるのではなく、バランスの取れた食事を心がけましょう。

最重要!タンパク質の摂取

髪の約90%はケラチンというタンパク質で構成されています。肉や魚、卵や大豆製品など、良質なタンパク質を毎日の食事で十分に摂取するのが基本です。

タンパク質が不足すると、体は生命維持に必要な部分を優先するため、髪の毛の生成は後回しにされてしまいます。

亜鉛の役割と多く含む食品

亜鉛は、摂取したタンパク質を髪のケラチンへと再合成する際に不可欠なミネラルです。

亜鉛が不足すると髪の成長が滞り、抜け毛の原因となります。牡蠣やレバー、牛肉(赤身)やチーズなどに多く含まれています。

髪の成長を助ける主な栄養素

栄養素主な働き多く含む食品の例
タンパク質髪の主成分であるケラチンを作る。肉、魚、卵、大豆製品
亜鉛タンパク質の合成を助ける。牡蠣、レバー、牛肉
ビタミンB群頭皮の新陳代謝を促し、皮脂の分泌を調整する。豚肉、うなぎ、玄米

ビタミン類が果たすサポート機能

ビタミン類は、髪の成長を多角的にサポートします。

ビタミンB群は頭皮の新陳代謝を促進し、ビタミンCはコラーゲンの生成を助けて頭皮の健康を保ち、ビタミンEは血行を促進して毛根に栄養を届けやすくします。

緑黄色野菜や果物、ナッツ類などを積極的に取り入れましょう。

大豆イソフラボンの女性への効果

大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすることが知られています。

エストロゲンには髪の成長期を維持する働きがあるため、大豆イソフラボンの摂取は、特にホルモンバランスが乱れがちな更年期以降の女性の薄毛対策に有効である可能性があります。

納豆や豆腐、味噌などの大豆製品を日常的に食事に取り入れるのがおすすめです。

今日から始められる正しいヘアケアと頭皮環境の整え方

毎日のヘアケア方法を見直すだけで、頭皮への負担を減らし、抜け毛を予防することにつながります。

高価な製品を使うよりも、基本的な手順を丁寧に行う習慣が大切です。

シャンプーの選び方と正しい洗い方

洗浄力が強すぎるシャンプーは頭皮に必要な皮脂まで奪い、乾燥やかゆみの原因となります。アミノ酸系など、マイルドな洗浄成分のシャンプーを選びましょう。

洗う際はまずお湯で髪と頭皮を十分に濡らして汚れを浮かせ、シャンプーは手のひらでよく泡立ててから、指の腹で頭皮をマッサージするように優しく洗います。

すすぎ残しは毛穴詰まりの原因になるため、時間をかけて丁寧に洗い流してください。

シャンプー時の注意点

項目良い例避けるべき例
洗い方指の腹で優しくマッサージするように洗う。爪を立ててゴシゴシ洗う。
すすぎ時間をかけてシャンプー剤を完全に洗い流す。泡が残ったまま終わらせる。
温度38度前後のぬるま湯を使用する。熱すぎるお湯で皮脂を奪いすぎる。

髪の乾かし方で変わるダメージレベル

濡れた髪はキューティクルが開いており、非常にデリケートな状態です。タオルでゴシゴシ擦るのではなく、優しく押さえるように水分を吸い取ります。

ドライヤーは髪から15~20cm程度離し、同じ場所に熱が集中しないように小刻みに動かしながら、根元から毛先の順に乾かします。

オーバードライ(乾かしすぎ)は髪のパサつきや切れ毛の原因になるため、8割程度乾いたら冷風に切り替えて仕上げると、キューティクルが引き締まりツヤが出ます。

頭皮マッサージの有効性

硬くなった頭皮は血行不良のサインです。頭皮マッサージは、血流を促進して毛根に栄養を行き渡らせるのに役立ちます。

シャンプー時やリラックスタイムなどに、指の腹を使って頭皮全体を優しく動かすようにマッサージする習慣をつけましょう。

ただし、強く揉みすぎると逆効果になるため、気持ち良いと感じる程度の力加減で行います。

頭皮マッサージのポイント

  • リラックスできる環境で行う
  • 指の腹を使い、爪を立てない
  • 痛気持ちいい程度の力加減で

紫外線対策の重要性

顔や腕と同じように、頭皮も紫外線のダメージを受けます。

紫外線は頭皮を乾燥させ、炎症を引き起こすだけでなく、毛母細胞にもダメージを与えて抜け毛の原因となります。

日差しの強い日には帽子や日傘、頭皮用の日焼け止めスプレーなどを活用して、紫外線から頭皮を守る工夫が重要です。

専門医への相談を考えるべきタイミング

セルフケアで改善が見られないときや、抜け毛が急激に増えた場合は、専門の医療機関への相談をおすすめします。

早期の的確な診断が、効果的な治療への鍵となります。

セルフケアの限界と専門的診断

生活習慣の改善やヘアケアの見直しは非常に重要ですが、その背景にFAGAや甲状腺疾患などの医学的な原因が隠れている場合、セルフケアだけでの改善は困難です。

専門医は問診や視診、血液検査などを通じて原因を多角的に診断し、一人ひとりの状態に合った治療法を提案します。

受診を検討すべきサイン

サインの種類具体的な内容
抜け毛の量・質1日の抜け毛が150本以上続く、細く短い毛が増えた。
地肌の目立ち分け目が以前より広くなった、頭頂部の地肌が透けて見える。
頭皮の異常フケ、かゆみ、赤み、痛みが続く。

クリニックで受けられる検査の内容

専門クリニックでは、まず詳しい問診で生活習慣や既往歴などを確認します。

次に、マイクロスコープを使って頭皮や毛根の状態を詳細に観察したり、脱毛のパターンを視診したりします。

必要に応じて、ホルモンバランスや栄養状態を調べるための血液検査を行い、薄毛の根本原因を特定していきます。

治療法の選択肢について

女性の薄毛治療には内服薬や外用薬、頭皮への注入治療など、様々な選択肢があります。

原因や症状の進行度、患者さんの生活スタイルや希望に応じて、これらの治療法を単独または組み合わせて行います。

治療は根気が必要ですが、専門医と相談しながら進めると着実な改善が期待できます。

よくある質問

ここでは、患者さんからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

1日に何本くらいの抜け毛なら正常ですか?

健康な人でも、ヘアサイクルによって1日に50本から100本程度の髪は自然に抜けています。

シャンプーやブラッシングの際にまとまって抜けるため多く感じることもありますが、この範囲内であれば過度に心配する必要はありません。

ただし、急に本数が増えたり、200本以上続くような場合は注意が必要です。

遺伝は女性の薄毛にどの程度影響しますか?

薄毛になりやすい体質が遺伝することは、男性だけでなく女性にも当てはまります。特にFAGA(女性男性型脱毛症)は、遺伝的要因が関与すると分かっています。

ご家族に薄毛の方がいる場合、ご自身もその体質を受け継いでいる可能性はありますが、遺伝がすべてではありません。

生活習慣や適切なケアで、発症を遅らせたり進行を緩やかにしたりできます。

市販の育毛剤は効果がありますか?

市販の育毛剤や発毛剤には頭皮の血行を促進したり、毛根に栄養を与えたりする成分が含まれており、頭皮環境を整える効果は期待できます。

しかし、薄毛の原因がFAGAや他の疾患である場合、市販薬だけでは十分な効果が得られないケースも少なくありません。

根本的な改善を目指すなら、まず専門医の診断を受け、原因に合った治療法を選択することが重要です。

治療を始めたらすぐに効果は出ますか?

髪の毛にはヘアサイクルがあるため、治療を開始してすぐに目に見える効果が現れるわけではありません。

治療によって乱れたヘアサイクルが正常化し、新しい健康な髪が成長して長さを実感できるようになるまでには、早くても3ヶ月から6ヶ月程度の期間が必要です。

焦らず、根気強く治療を続けていきましょう。

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この記事を書いた人

Dr.前田祐助のアバター Dr.前田祐助 AGAメディカルケアクリニック 統括院長

経歴
慶應義塾大学医学部医学研究科卒業
慶應義塾大学病院 初期臨床研修課程終了
大手AGAクリニック(院長)を経て、2018年AGAメディカルケアクリニック新宿院を開設

資格
医師免許
⽇本医師会認定産業医
医学博士

所属学会
日本内科学会
日本美容皮膚科学会
日本臨床毛髪学会

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