春の抜け毛が増える理由と女性のための対策方法

春はポカポカと暖かい日差しが心地よい時期ですが、「最近、抜け毛が増えたかも?」と不安に感じる女性は少なくありません。

季節の変わり目、特に春は、髪にとって過酷な時期でもあります。

この記事では、なぜ春に抜け毛が増えるのか、その科学的な根拠と女性特有の要因を詳しく解説します。

さらに、ご自宅で今日から始められる食事やヘアケアによる具体的な対策方法から、専門クリニックへの相談の目安まで、健やかな髪を取り戻すための情報をまとめます。

目次

春は本当に抜け毛が増えるのか

「春になると髪の毛がたくさん抜ける」という話を耳にしたことのある方もいるのではないでしょうか。

これは単なる気のせいではなく、多くの方が経験する現象です。気候が穏やかになり、心も華やぐ季節である一方、髪にとっては試練の季節となる場合があります。

まずは、春の抜け毛がどのようなものか、基本的な知識から見ていきましょう。

季節性の抜け毛とは

人間の髪の毛は、一定の周期で生え変わっています。これをヘアサイクルと呼びます。

健康な人でも1日に50本から100本程度の髪は自然に抜けており、これは生理現象の一部です。

しかし、特定の季節になると、この本数が一時的に増加するときがあります。これが「季節性の抜け毛」です。

特に春と秋は、動物の換毛期の名残ともいわれ、抜け毛が増えやすい時期として知られています。

春の抜け毛量の目安

通常時の抜け毛が100本程度であるのに対し、春の季節性抜け毛では1日に200本以上に増えるケースもあります。

もちろん個人差は大きいですが、シャンプーやブラッシングの際に明らかにいつもより多くの髪が抜けると感じたら、それは春の抜け毛のサインかもしれません。

ただし、この状態が2ヶ月以上続くときや、特定の部位だけが薄くなる場合は、他の原因も考えられるため注意が必要です。

抜け毛の本数のセルフチェック

状況正常範囲の目安注意が必要な目安
シャンプー時30~60本100本以上
起床時の枕5~10本30本以上
1日全体50~100本200本以上が続く

一時的な現象か、注意すべきサインか

春の抜け毛の多くはヘアサイクルに伴う一時的なものです。通常、1〜2ヶ月程度で自然に落ち着き、新しい髪が生えてきます。

しかし、抜け毛の量が異常に多い、髪全体のボリュームが減ってきた、地肌が透けて見える範囲が広がった、といった症状が見られる場合は、単なる季節性のものとは限りません。

女性特有の薄毛(FAGA)などのサインである可能性も考慮し、専門的な視点での判断が重要になります。

春に抜け毛が増加する原因

では、なぜ春になると抜け毛が増えるのでしょうか。その背景には、冬から春へと移り変わる独特の環境変化が複雑に関係しています。

原因を理解すると、より的確な対策を立てられます。

ヘアサイクルの自然なリズム

髪の毛には「成長期」「退行期」「休止期」というサイクルがあります。

春は、冬の間に成長期を終え、休止期に入っていた髪の毛が抜け落ちやすい時期にあたります。

これは新しい髪を育むための自然な準備段階であり、多くの髪が同じタイミングでこのサイクルを迎えるため、抜け毛が集中するのです。

髪の毛のライフサイクル

期間状態全体の髪に占める割合
成長期 (2~6年)髪が成長し、太く長くなる約85~90%
退行期 (約2週間)髪の成長が止まる約1%
休止期 (約3~4ヶ月)髪が抜け落ちる準備をする約10~15%

ホルモンバランスの変動

春は気温や日照時間が変化し、自律神経が乱れやすい季節です。自律神経は、女性ホルモンの分泌をコントロールする脳の視床下部と密接に関連しています。

このため、自律神経のバランスが崩れると女性ホルモンの分泌にも影響が及びます。

女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、髪の成長を促進してハリやコシを保つ働きがあるため、そのバランスが崩れると抜け毛につながる場合があります。

冬の間に蓄積された頭皮ダメージ

冬の寒く乾燥した空気は、知らず知らずのうちに頭皮の水分を奪い、血行不良を引き起こします。

乾燥した頭皮はバリア機能が低下し、ターンオーバーも乱れがちです。

このようなダメージが蓄積した状態で春を迎えると健康な髪を維持する土台が脆くなり、わずかな刺激でも髪が抜けやすくなってしまうのです。

花粉やアレルギー物質の影響

春の代表的な悩みである花粉は鼻や目だけでなく、頭皮にも影響を与えます。

頭皮に付着した花粉がアレルギー反応を引き起こし、かゆみや炎症の原因となる方もいます。

頭皮を掻いてしまうと、毛根にダメージを与えたり頭皮環境を悪化させたりして、抜け毛を助長する一因となります。

女性特有の要因と春の抜け毛の関係

春の抜け毛は男女問わず起こりますが、女性の場合、より複雑な要因が絡み合っているケースがあります。

女性のライフステージや身体の変化を理解することは、抜け毛対策において非常に重要です。

ライフステージによるホルモンの波

女性の体は妊娠・出産や更年期など、ライフステージごとにホルモンバランスが大きく変動します。

例えば、出産後はエストロゲンが急激に減少し、「産後脱毛症」を経験する方が多いです。

また、更年期も同様にエストロゲンが減少し、髪が細くなったり抜けやすくなったりします。

こうしたホルモンの大きな波がある時期に春の季節的要因が重なると、抜け毛がより顕著に感じられるときがあります。

過度なダイエットの影響

春に向けて薄着になることから、冬の間に増えた体重をリセットしようと過度なダイエットを始める女性もいます。

しかし、極端な食事制限は、髪の主成分であるタンパク質をはじめ、ビタミンやミネラルといった栄養素の不足を招きます。

髪は生命維持に直接関わる臓器ではないため、栄養が不足すると真っ先に髪への供給が後回しにされます。この栄養不足が、抜け毛や髪質の低下を招くのです。

髪の成長に必要な栄養素

栄養素主な働き不足した場合の影響
タンパク質髪の主成分(ケラチン)を作る髪が細くなる、切れ毛
亜鉛ケラチンの合成を助ける抜け毛、髪の成長遅延
ビタミンB群頭皮の新陳代謝を促す頭皮の炎症、皮脂の過剰分泌

冷えと血行不良

女性は男性に比べて筋肉量が少なく、冷えやすい傾向にあります。

「春なのに冷え?」と思うかもしれませんが、朝晩の寒暖差が大きい春は意外と体が冷えやすい季節です。

体が冷えると血管が収縮し、全身の血行が悪くなります。特に頭皮は毛細血管が多く、血行不良の影響を受けやすい部位です。

頭皮への血流が滞ると髪の成長に必要な酸素や栄養が毛根まで届きにくくなり、抜け毛の原因となります。

春の環境変化が心と髪に与える見えない影響

春という季節による「心」と「環境」の変化、そしてそれが髪に与える見えないストレスにも目を向けてみましょう。

抜け毛の悩みは単なる身体的な問題だけではないかもしれません。

新生活のスタートによる心理的ストレス

春は、入学や就職、転勤や異動など、生活環境が大きく変わる季節です。新しい環境への期待や高揚感がある一方で、無意識のうちに心は大きなプレッシャーを感じています。

新しい人間関係、慣れない仕事、生活リズムの変化はすべて「心理的ストレス」となり、自律神経のバランスを乱します。

自律神経が乱れると血管が収縮して頭皮の血行が悪化し、毛根に栄養が届きにくくなるのです。

「最近忙しくて、気づいたら髪が…」と感じるのは、このためです。

気圧・気温の乱高下と自律神経

「三寒四温」という言葉があるように、春は暖かい日と寒い日が交互に訪れ、気圧も不安定になりがちです。

私たちの体は、この目まぐるしい環境変化に対応しようと自律神経をフル稼働させています。この過剰な働きが自律神経の疲弊を招き、バランスを崩す原因になります。

めまいや頭痛、倦怠感といった「気象病」と同じように、髪にも影響が現れるのです。

頭皮の血行不良は抜け毛だけでなく、白髪や髪のうねりの原因にもなり得ます。

自律神経の乱れが髪に与える影響

乱れの原因身体への影響髪への影響
心理的ストレス交感神経が優位になる血管収縮 → 頭皮の血行不良
環境の変化(気温・気圧)身体の調整機能が疲弊栄養供給の低下 → 抜け毛・細毛
生活リズムの乱れ体内時計が狂う成長ホルモンの分泌減少 → 髪の成長阻害

日照時間の変化と体内時計

春になると日照時間が長くなります。これは心にはポジティブに作用するときもありますが、急激な変化は体内時計を狂わせる一因にもなります。

夜遅くまでスマートフォンを見たり、不規則な睡眠時間になったりすると、髪の成長に重要な役割を果たす「成長ホルモン」の分泌が乱れます。

成長ホルモンは、深い眠りに入っている間に最も多く分泌されるため、睡眠の質が低下すると髪の健やかな成長を妨げることに直結します。

「なんだかよく眠れない」と感じる春の夜は、髪からのSOSサインかもしれません。

自宅で今日から始められる春の抜け毛対策【食事編】

健康な髪は健康な体から作られます。そして、その基本となるのが日々の食事です。

春の抜け毛が気になり始めたら、まずは食生活を見直してみましょう。特別な食材は必要ありません。バランスの取れた食事が、髪を育むための第一歩です。

髪の主成分「タンパク質」を十分に

髪の約90%は「ケラチン」というタンパク質でできています。そのためタンパク質が不足すると、髪が細くなったり、ハリやコシが失われたりする原因になります。

肉や魚、卵や大豆製品など、良質なタンパク質を毎食意識して取り入れましょう。

特に、動物性タンパク質と植物性タンパク質をバランス良く摂る工夫が大切です。

髪の成長をサポートするビタミン

ビタミンはタンパク質が髪に変わるのを助けたり、頭皮環境を整えたりする重要な役割を担います。

特に意識したいのは、ビタミンB群やビタミンC、ビタミンEです。

これらは互いに協力し合って働くため、単体ではなく様々な食品から複合的に摂取するように心がけましょう。

髪に良いビタミンと含まれる食品

ビタミン主な働き多く含まれる食品
ビタミンB群頭皮の新陳代謝促進、皮脂抑制豚肉、レバー、うなぎ、マグロ、納豆
ビタミンCコラーゲン生成、血管を丈夫にするパプリカ、ブロッコリー、キウイ、柑橘類
ビタミンE血行促進、抗酸化作用アーモンド、アボカド、かぼちゃ、うなぎ

ミネラル不足に注意、特に「亜鉛」

ミネラルの中でも「亜鉛」は髪の健康に欠かせません。亜鉛は、食事から摂取したタンパク質をケラチンに再合成する際に必要です。

不足すると正常なヘアサイクルが維持できなくなり、抜け毛の原因となります。

亜鉛は体内で作れない栄養素であり、汗や尿で排出されやすいため、積極的に摂取する必要があります。

  • 牡蠣
  • 豚レバー
  • 牛肉(赤身)
  • チーズ
  • 納豆

自宅で今日から始められる春の抜け毛対策【ヘアケア・頭皮ケア編】

毎日のヘアケアも、春の抜け毛対策には重要です。

間違ったケアは頭皮に負担をかけ、抜け毛を悪化させるときもあります。優しく、丁寧に、髪と頭皮をいたわるケアを心がけましょう。

刺激の少ないシャンプーの選び方

春の頭皮は、乾燥や花粉などで敏感になりがちです。洗浄力の強すぎるシャンプーは頭皮に必要な皮脂まで奪い、乾燥を助長してしまいます。

アミノ酸系やベタイン系など、マイルドな洗浄成分のシャンプーを選ぶのがおすすめです。

頭皮タイプ別おすすめ洗浄成分

頭皮タイプ特徴おすすめの洗浄成分
乾燥肌フケ、かゆみが出やすいアミノ酸系(ココイルグルタミン酸など)
脂性肌べたつき、ニオイが気になる石けん系、高級アルコール系(適度な洗浄力)
敏感肌赤み、刺激を感じやすいベタイン系(コカミドプロピルベタインなど)

自分の頭皮タイプに合わせて選ぶと良いでしょう。

頭皮を傷つけない正しい髪の洗い方

髪を洗う際はゴシゴシと強くこするのではなく、頭皮を優しくマッサージするように洗いましょう。

シャンプー前にお湯でしっかりと予洗いすると、汚れの7〜8割は落ちるといわれています。

シャンプーは手のひらでよく泡立ててから髪に乗せ、指の腹を使って頭皮全体を動かすように洗います。

すすぎ残しは頭皮トラブルの原因になるため、時間をかけて丁寧に洗い流してください。

頭皮の血行を促すマッサージ

頭皮マッサージは、硬くなった頭皮をほぐして血行を促進するのに効果的です。シャンプー中や、お風呂上がりのリラックスタイムに行うのがおすすめです。

指の腹を使い「気持ちいい」と感じる程度の力で、頭全体を優しく揉みほぐしましょう。

側頭部や後頭部から頭頂部に向かって引き上げるように行うと、リフトアップ効果も期待できます。

  • 爪を立てない
  • 強くこすらない
  • 長時間行わない(1回5分程度)

生活習慣の見直しで健やかな髪を育む

食事やヘアケアに加えて、日々の生活習慣も髪の健康に大きく影響します。

特に春は生活リズムが乱れがちです。質の良い睡眠や適度な運動、上手なストレス解消法を取り入れて、体の中から髪を元気にしましょう。

質の高い睡眠の確保

髪の成長を促す成長ホルモンは午後10時から午前2時の間に最も多く分泌されるといわれていますが、より重要なのは「眠り始めの3時間」に深いノンレム睡眠に入ることです。

就寝前にスマートフォンやパソコンの画面を見るのは避け、リラックスできる環境を整えましょう。

毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる習慣をつける努力も体内時計を整える上で大切です。

適度な運動で血行促進

ウォーキングやヨガなどの適度な有酸素運動は、全身の血行を促進し、頭皮に栄養を届ける助けになります。また、運動はストレス解消にも効果的です。

激しい運動はかえって活性酸素を増やしてしまう場合もあるため、心地よいと感じる程度の運動を継続するのが重要です。

エレベーターを階段にする、一駅手前で降りて歩くなど、日常生活の中で体を動かす機会を増やしてみましょう。

日常生活で取り入れられる運動

運動の種類効果ポイント
ウォーキング全身の血行促進、ストレス解消やや早足で20~30分程度
ストレッチ・ヨガ筋肉の緊張をほぐす、リラックス就寝前に行うと睡眠の質向上
軽い筋トレ基礎代謝アップ、冷え性改善スクワットなど大きな筋肉を動かす

自分に合ったストレス解消法を見つける

ストレスは万病のもとといいますが、髪にとっても大敵です。ストレスを感じると自律神経が乱れ、頭皮の血行が悪化します。

春は環境の変化でストレスを感じやすい時期だからこそ、意識的にリラックスする時間が必要です。

趣味に没頭する、好きな音楽を聴く、親しい友人と話す、ゆっくりお風呂に浸かるなど、自分に合った方法でこまめにストレスを発散させましょう。

  • 趣味の時間を作る
  • アロマテラピー
  • 深呼吸

専門クリニックに相談するタイミング

セルフケアを続けても抜け毛が減らない、あるいは悪化しているように感じるときは、一人で悩まずに専門クリニックへの相談を検討しましょう。

早期の対応が、症状の進行を食い止め、改善への近道となります。

セルフケアで改善が見られない場合

食事や生活習慣の改善、ヘアケアの見直しなどを1〜2ヶ月続けても抜け毛の量に変化がない、または増え続けている場合は、専門家の診断を受けるタイミングかもしれません。

季節性の抜け毛は一過性ですが、それが長引くときは別の原因が隠れている可能性があります。

抜け毛以外の症状がある場合

抜け毛に加えて、頭皮に強いかゆみや痛み、湿疹がある、髪が極端に細くなった、地肌が明らかに透けて見えるようになった、などの症状がある場合は注意が必要です。

これらは脂漏性皮膚炎やFAGA(女性男性型脱毛症)といった、専門的な治療を必要とする疾患のサインかもしれません。

専門医による診断の重要性

薄毛や抜け毛の原因は、人それぞれ異なります。自己判断で育毛剤などを使用しても、原因に合っていなければ十分な効果は期待できません。

専門クリニックでは医師がマイクロスコープによる頭皮チェックや問診、場合によっては血液検査などを通して原因を正確に突き止め、一人ひとりの状態に合わせた適切な治療法を提案します。

正しい診断こそが、悩み解決の第一歩です。

よくある質問

春は髪の毛の抜ける本数が増えやすい季節です。ただ、抜け毛だけではなく頭皮トラブルがみられたり、2ヶ月以上経っても抜け毛が減らないときは注意が必要です。

また、抜け毛が増えたことが精神的なストレスになってしまっているときも、専門クリニックでいちどチェックしてもらうと安心できるでしょう。

春の抜け毛はどのくらいで治まりますか?

一般的に春の季節性の抜け毛は一時的なもので、1〜2ヶ月程度で自然に落ち着く方が多いです。

生活習慣の改善などを心がけると、ヘアサイクルが正常に戻りやすくなります。

ただし、3ヶ月以上続く場合は他の原因も考えられるため、一度専門医にご相談ください。

髪を結ぶと抜け毛が増えるというのは本当ですか?

毎日同じ場所で髪を強く結び続けると毛根に常に負担がかかり、「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」を引き起こす場合があります。

特に春は毛根が弱りがちなため、影響が出やすい可能性があります。ヘアスタイルを時々変えたり、シュシュなど緩めのヘアアクセサリーを使ったりする工夫が大切です。

サプリメントは抜け毛に効果がありますか?

髪の成長に必要なタンパク質やビタミン、亜鉛などの栄養素を補助する目的でサプリメントを利用するのは一つの方法です。しかし、基本はあくまでバランスの取れた食事です。

サプリメントは食事の補助として考え、過剰摂取は避けてください。特定の栄養素が不足しているか気になるときは、医師に相談の上で適切なものを選ぶと良いでしょう。

カラーやパーマは避けた方が良いですか?

カラー剤やパーマ液は、頭皮や髪にとって刺激となる可能性があります。

特に頭皮が敏感になっている春の時期は、施術によって炎症やかゆみを引き起こし、抜け毛を助長するケースがあります。

施術を行う際は頭皮の状態が良い時を選び、施術前後に保湿などの頭皮ケアを念入りに行いましょう。

美容師に相談し、頭皮に優しい薬剤を選んでもらうのも重要です。

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この記事を書いた人

Dr.前田祐助のアバター Dr.前田祐助 AGAメディカルケアクリニック 統括院長

経歴
慶應義塾大学医学部医学研究科卒業
慶應義塾大学病院 初期臨床研修課程終了
大手AGAクリニック(院長)を経て、2018年AGAメディカルケアクリニック新宿院を開設

資格
医師免許
⽇本医師会認定産業医
医学博士

所属学会
日本内科学会
日本美容皮膚科学会
日本臨床毛髪学会

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