「青森でNIPT(出生前診断)を受けたいけど、どこがいいのかわからない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。大切な赤ちゃんの健康に関わるので、クリニックは慎重に選びたいですよね。
今回は青森でNIPTを受けられるおすすめのクリニックを紹介します。費用や選び方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まずはNIPTについて解説します。今すぐおすすめのクリニックを見たい方は、次のボタンからお進みいただけます。
クリニック名 | ミネルバクリニック |
---|---|
おすすめポイント | 国内で唯一「スーパーNIPT」を実施 |
検査を受けられる条件 | 妊娠10週目以降のすべての方 |
検査可能な項目 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 ・マルチNIPTカリオセブン ・デノボ ・微小欠失検査 ・100種の遺伝子検査査 |
検査費用(税込) | 176,000円〜440,000円 |
検査結果の通知 | 10日〜14日ほど |
陽性時のサポート | ・羊水検査の費用を15万円まで負担 ・羊水検査実施院を検査結果に合わせて紹介 ・24時間院長に相談可能 |
住所 | 〒 107-0061 東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル1号館2階 ※オンライン診療で、採血のみ最寄りの医療機関にて行うことも可能 |
アクセス | ・東京メトロ銀座線「外苑前駅」2b出口から徒歩1分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」から徒歩9分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線「表参道駅」から徒歩11分 |
Contents
NIPTとは|妊娠中に赤ちゃんの染色体異常を調べる検査

NIPTとは妊娠中に赤ちゃんの染色体異常を調べる出生前診断の一つで、次の3種類のトリソミーの有無がわかります。
トリソミー | 13トリソミー | 18トリソミー | 21トリソミー |
---|---|---|---|
疾患名 | パトー症候群 | エドワード症候群 | ダウン症 |
発症頻度 | 出生児の5,000〜12,000人に1人 | 出生児の3,500〜8,500人に1人 | 出生児の600〜800人に1人 |
症状 | ・口唇口蓋裂 ・多指趾症 ・先天性心疾患 ・全前脳胞症 | ・成長障害 ・重度の発達遅滞 ・身体的特徴 ・先天性心疾患 ・肺高血圧症 ・呼吸器系合併症 ・泌尿器系合併症 ・骨格系合併症 ・難聴 ・悪性腫瘍 | ・先天性心疾患 ・先天性消化管疾患 ・甲状腺疾患 ・耳鼻科系疾患 ・眼科系疾患 ・軽度~中等度の知的障害 |
予後 | ・身体や知能の発達の遅れがみられる ・呼吸の補助が必要になる場合がある | ・身体や知能の発達の遅れがみられる ・呼吸の補助が必要になる場合がある | ・知能の発達の遅れがみられる |
平均寿命 | 数時間~数ヶ月 | 数時間~数年 | 60年 |
検査は母体の血液を用いて検査を行うため赤ちゃんへの負担が少なく、流産のリスクがないのが特徴です。
出生前診断は大きく次の2種類に分けられます。
- 確定的検査:羊水検査、絨毛検査など
- 非確定的検査:NIPTなど
NIPTでは疾患を確定することはできないため、陽性だった場合はさらに羊水検査などの確定的診断を受ける必要があります。
NIPT実施数は年々増えている

NIPTが日本に導入された2013年から、実施数は年々増えています。次のグラフを見てもわかるように、実施可能な施設数も徐々に増加しており、NIPTの需要が高まっていることを表しています。

画像引用:日本産婦人科学会「NIPT受検者のアンケート調査の結果について」
実施数が増えている背景には、以下のような理由が考えられます。
- 手軽に検査を受けられて流産のリスクも少ない
- NIPTが広く知られるようになった
- 日本における高齢出産の割合が増えた
「生まれてくる子が病気を持っていないか知りたい」と思う方は多いです。リスクが少なく手軽に検査できるため、NIPTを受ける人が増えたのでしょう。
また受検者の平均年齢は、38.4 歳と高齢出産にあたる年齢です。高齢になるにつれて染色体異常になる確率は高まります。
日本における高齢出産の割合が増えていることが、NIPTの実施数の増加につながっていると考えられます。
NIPTにかかる費用相場

NIPTの基本検査(トリソミー)は20万円前後と高額です。基本検査以外に全染色体、微小欠失などの検査もするとさらに検査費用が追加になる場合があります。
検査項目が多いほど、費用が高くなっていく傾向があります。
またNIPTは非確定的検査であるため、陽性であった場合はさらに確定的検査をおこない、本当に染色体異常があるのかを確かめなければいけません。
クリニックを選ぶ際に確認したいポイント

クリニックを選ぶ際に確認したいポイントは次の3つです。
- 認定施設か無認定施設か
- カウンセラーが在籍しているかどうか
- 検査後のフォロー体制が整っているか
検査後に後悔しないためにも、ポイントをしっかり押さえてから受検しましょう。
①認定施設か無認定施設か

NIPTを受けられる施設には「認定施設」「無認定施設」の2種類があります。一般社団法人日本医学会連合が定めた条件を満たすと、認定施設になります。
無認定施設といっても違法ではなく、医師が在籍した医療施設で正しく行われる検査です。検査の精度もほとんど変わらないといわれています。
認定施設と無認定施設のメリットとデメリットをまとめました。
認定施設 | 無認定施設 | |
---|---|---|
メリット | ・検査後のサポートが充実している ・臨床遺伝専門医が在籍している ・遺伝カウンセリングを行っている | ・施設数が多い ・検査に条件がない ・検査項目が多い ・検査結果が出るまでが早い ・費用が安い |
デメリット | ・施設数が少ない ・検査を受けられる条件が厳しい ・夫婦一緒に受診する必要がある ・検査項目が少ない ・複数回の受診が必要 ・事前予約・紹介状が必要 ・費用が高い | ・検査後のサポートがない場合もある ・遺伝カウンセリングを行っているところが少ない ・陽性の場合、別施設で検査する必要がある場合もある |
認定施設も無認定施設もそれぞれ、メリットとデメリットがあります。納得できる検査をするためにも、自分に合った検査施設を選びましょう。
②カウンセラーが在籍しているかどうか

検査施設を選ぶ際は「認定遺伝カウンセラー」が在籍しているところを選びましょう。検査前の説明は、安心して検査を受ける上で重要です。
認定遺伝カウンセラーとは、質が高い医療を受けられるようにサポートしてくれる専門家です。
NIPTは検査が簡単なので、しっかりと説明されないまま検査を受けてしまうことも多くあります。きちんと納得して検査を受けるためにも、カウンセラーが在籍しているか確認することが大切です。
③検査後のフォロー体制が整っているか

検査後のフォロー体制が整っているかどうかは、陽性となった場合に非常に重要です。
- 妊娠を継続するかどうかを相談できる
- 心理的なサポートをしてくれる
- 確定的検査を行える
これらのフォロー体制が整っていない場合、最終的な決断ができなかったり混乱したりする可能性があります。また他施設で確定的検査をするのは負担です。
とくに無認可施設は「フォローがなかった」という人も多いようなので、事前に確認することをおすすめします。
青森でNIPTが受けられるおすすめクリニック

青森でNIPTが受けられるおすすめクリニックを紹介します。
2022年11月現在では、青森県でNIPTを受けられるクリニックが少ないため、オンライン診療を取り入れているミネルバクリニックがおすすめです。
NIPTを受けようと考えている方は、一度目を通してみてください。
ミネルバクリニック|国内で唯一「スーパーNIPT」を実施

画像引用:ミネルバクリニック
【ミネルバクリニックのおすすめポイント】
- 正確性が高いスーパーNIPTを受けられる
- オンライン診断を行っている
- 紹介状は不要で当日予約が可能
ミネルバクリニックは、国内で唯一「スーパーNIPT」を受けられる施設です。世界特許の技術で、正確性が高いといわれています。
より検査精度が高いところで検査を受けたい方は、ミネルバクリニックがおすすめです。
オンライン診療も行っているため、自宅で不安なことがあった際にすぐに相談できます。クリニックから遠い場所に住んでいる方でも安心です。
紹介状も不要で当日予約もできるため、スケジュールを組むのが難しいという方でも受診しやすいでしょう。
クリニック名 | ミネルバクリニック |
---|---|
検査を受けられる条件 | ・妊娠10週目以降のすべての方 |
検査可能な項目 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 ・マルチNIPTカリオセブン ・デノボ ・微小欠失検査 ・100種の遺伝子検査査 |
検査費用(税込) | ・ベーシック:176,000円 ・ペアレントコンプリート:308,000円 ・プラス :198,000円 ・プラスペアレントコンプリート:330,000 ・geneプラス :236,500円 ・geneプラスペアレントコンプリート:352,000円 ・コンプリートNIPT:385,000円 ・コンプリートNIPTデノボプラス:440,000円 |
検査結果の通知 | ・10日〜14日ほど ・通知方法:直接来院、郵送、web ※直接来院以外は別途費用が発生 |
陽性時のサポート | ・羊水検査の費用を15万円まで負担 ・羊水検査実施院を検査結果に合わせて紹介 ・24時間院長に相談可能 |
営業時間 | 午前 10:00~14:00(最終受付13:30) 午後 16:00~20:00(最終受付19:30) 休診 火曜・水曜 (不定休があるため公式サイトの”休診日のお知らせ”を確認) |
住所 | 〒 107-0061 東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル1号館2階 ※オンライン診療で、採血のみ最寄りの医療機関にて行うことも可能 |
アクセス | ・東京メトロ銀座線「外苑前駅」2b出口から徒歩1分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」から徒歩9分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線「表参道駅」から徒歩11分 |
NIPTを受ける際の注意点

NIPTを受ける際は次の3つに注意しましょう。
- NIPTは保険適応外
- NIPTの検査精度は100%ではない
- 認定施設でNIPTを受けるときには条件がある場合も
順番に解説していきます。
①NIPTは保険適応外

NIPTは保険適用外の検査なので自費で受ける必要があり、一般検査にかかる費用は20万円前後です。微小欠失など他の検査をしたり、カウンセリングを受けたりすると費用が追加されます。
もし陽性の場合は羊水検査などの確定的検査を受ける必要があるため、さらに費用がかかります。費用が心配な方は、羊水検査の費用を負担してくれるクリニックを選びましょう。
今回紹介したミネルバクリニックは、互助会に加入すれば羊水検査の費用を上限15万円まで負担してくれます。
②NIPTの検査精度は100%ではない

NIPTは他の非確定的検査に比べると検査精度は高いですが、100%ではありません。1番精度が高い21トリソミーでも感度感度99.9%・特異度99.8%です。
感度 | 病気があるときに陽性となる確率のこと。感度が低いと検査で病気を見逃しやすくなる。 |
---|---|
特異度 | 病気がないときに陰性となる確率のこと。特異度が低いと、病気がなくても誤って陽性と診断されることがある。 |
他のトリソミーは21トリソミーよりも精度が落ちます。また、無認定施設で検査されるトリソミー以外の疾患に関しては、検査の精度が十分に検証されていません。
検査の結果が必ずしも正しいわけではないことを知った上で、判断をする必要があります。
③認定施設でNIPTを受けるときには条件がある場合も

NIPTは倫理上の問題から、検査に条件を設けている場合が多いです。認定施設でNIPTを受けるとき、次の条件のいずれかに当てはまっている必要があります。
- 出産時の年齢が35歳以上
- 胎児超音波検査で、胎児に染色体数的異常の疑いがある
- 母体血清マーカー検査で、胎児に染色体数的異常の疑いがある
- 染色体数的異常を持つ子どもを妊娠した経験がある
- 両親のいずれかに一定の染色体異常がある
上記に当てはまらない方は、認定施設では検査を受けられません。
無認定施設なら条件を設けていない場合も多いため、そちらを選ぶのも一つの方法です。ただし、無認定施設ではアフターフォローが手薄な場合もあるため、受診前に確認しましょう。
NIPT検査の流れ

NIPT検査の流れは、おおまかに次の通りです。
- クリニック予約
- 検査前遺伝カウンセリング
- 採血
- 結果報告
- 検査後遺伝カウンセリング
検査の前は遺伝カウンセリングを行い、検査内容を理解・納得した上で検査をするかどうか判断します。悩みや不安がある方は、検査前の遺伝カウンセリングで相談しましょう。
クリニックによっては、検査前に複数回の来院が必要な場合もあります。カウンセリングで問題がなければ、検査当日は採血のみで終了です。
検査結果が陽性であった場合は再度遺伝カウンセリングを行い、確定的検査についての説明を聞いたり、今後の方針を話し合ったりします。
クリニックによって流れは多少異なりますが、参考にしてください。
NIPTに関するよくある疑問

NIPTに関するよくある疑問をまとめました。
Q. 羊水検査にかかる費用はどのくらいですか?
羊水検査の費用は10万〜20万円ほどです。
クリニックによっては羊水検査の費用を負担してくれるところもあります。費用が不安な方は、費用を負担してくれるクリニックを選びましょう。
Q. 3種類のトリソミー以外に、どのような検査がありますか?
無認可施設では、13,18,21トリソミーのほかに下記の検査を受けられます。
- 性染色体の異数体判定
- 全染色体異数性検査
- 全常染色体の部分欠失および重複検査
病気だけでなく性別を調べられる場合もあるので、希望する場合は検査の前にクリニックに問い合わせましょう。
Q. NIPTと羊水検査の違いはなんですか?
NIPTは非確定的検査、羊水検査は確定的検査という大きな違いがあります。
非確定的検査 | 赤ちゃんが病気を持っている可能性の有無がわかる。非確定的検査だけで、病気の有無を判別することはできない。 |
---|---|
確定的検査 | 赤ちゃんの病気を判別できる検査。 |
NIPTは母体の採血のみで検査できるため、赤ちゃんにも負担がなく流産のリスクが少ないです。羊水検査は母体のおなかに針を刺して羊水を採取するため、流産の可能性があります。
Q. NIPTを受けるのは何週がベストですか?
NIPTを受ける時期は妊娠10週〜16週目がベストです。10週目より早いと、母体の血液中に赤ちゃんの遺伝子が十分にないため、検査をしても正確な値が出ないことが理由です。
10周目以降であれば何週目でも構いませんが、陽性だった場合の羊水検査や人工中絶の可能性も考えると、16週目までに受けることをおすすめします。今後の方針を決めるためには十分な時間が必要です。
Q. 無認可施設は海外の検査機関を利用していると聞きました。結果に問題はないのでしょうか?
海外の検査機関だからといって検査結果に問題が出ることはありません。
検体(血液)を海外に輸送する際は、厚生労働省の基準に適合する施設を通しているため安心です。これまでに、海外の検査機関で問題があったという大きなニュースもあっていません。
まとめ

今回は青森でNIPTで検査を受けられるクリニックを2つ紹介しました。
- 平石クリニック
- ミネルバクリニック
NIPTを受けられる施設には認定施設と無認定施設がありますが、どちらにもメリットとデメリットがあります。後悔しないためにも検査項目だけでなく、カウンセリングやアフターフォローなども確認しておきましょう。