「群馬でNIPT(出生前診断)を受けられるおすすめのクリニックを知りたい」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。無認定施設なども増えて、どのように選べばいいか悩みますよね。
今回は群馬でNIPTを受けられるおすすめのクリニックを紹介します。費用や選び方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まずはNIPTについて解説します。今すぐおすすめのクリニックを見たい方は、次のボタンからお進みいただけます。
クリニック名 | 平石クリニック | ミネルバクリニック | 八重洲セムクリニック |
---|---|---|---|
おすすめポイント | 認定カウンセラーの在籍、羊水検査の全額負担など検査後のフォローが充実 | 国内で唯一「スーパーNIPT」を実施 | 陽性時は院長の個別カウンセリングを受けられる |
検査を受けられる条件 | ・妊娠10週以降の単胎妊娠 ・双胎妊娠の方 | 妊娠10週目以降のすべての方 | 妊娠10週目以降のすべての方 |
検査可能な項目 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 ・マルチNIPTカリオセブン ・デノボ ・微小欠失検査 ・100種の遺伝子検査査 | ・1~22染色体及び性染色体検査 ・欠失症候群検査 |
検査費用(税込) | 198,000円〜253,000円 | 176,000円〜440,000円 | 215,600円〜253,000円 |
検査結果の通知 | 最短6日 | 10日〜14日 | 10~12日 |
陽性時のサポート | 陽性だった場合、その後の羊水検査費用は全額クリニックが負担(絨毛検査や微小欠失の羊水検査含む) | ・羊水検査の費用を15万円まで負担 ・羊水検査実施院を検査結果に合わせて紹介 ・24時間院長に相談可能 | ・院長の個別カウンセリング ・羊水検査の無償提供 |
住所 | 平石クリニック高崎提携院 〒370-0849 群馬県高崎市八島町222 高崎モントレー7F | 〒 107-0061 東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル1号館2階 ※オンライン診療で、採血のみ最寄りの医療機関にて行うことも可能 | 〒104-0031 東京都中央区京橋2-6-16 エターナルビル4F ※前橋駅から東京駅まで2時間圏内 |
アクセス | JR高崎駅 西口 徒歩1分 | ・東京メトロ銀座線「外苑前駅」2b出口から徒歩1分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」から徒歩9分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線「表参道駅」から徒歩11分 | ・東京駅八重洲中央口から徒歩8分 ・京橋駅6番出口から徒歩1分 |
Contents
NIPTとは|妊娠中に赤ちゃんの染色体異常を調べる検査

NIPTとは妊娠中に赤ちゃんの染色体異常を調べる検査です。基本検査では下記の3つのトリソミーの有無がわかります。
トリソミー | 13トリソミー | 18トリソミー | 21トリソミー |
---|---|---|---|
疾患名 | パトー症候群 | エドワード症候群 | ダウン症 |
発症頻度 | 出生児の5,000〜12,000人に1人 | 出生児の3,500〜8,500人に1人 | 出生児の600〜800人に1人 |
症状 | ・口唇口蓋裂 ・多指趾症 ・先天性心疾患 ・全前脳胞症 | ・成長障害 ・重度の発達遅滞 ・身体的特徴 ・先天性心疾患 ・肺高血圧症 ・呼吸器系合併症 ・泌尿器系合併症 ・骨格系合併症 ・難聴 ・悪性腫瘍 | ・先天性心疾患 ・先天性消化管疾患 ・甲状腺疾患 ・耳鼻科系疾患 ・眼科系疾患 ・軽度~中等度の知的障害 |
予後 | ・身体や知能の発達の遅れがみられる ・呼吸の補助が必要になる場合がある | ・身体や知能の発達の遅れがみられる ・呼吸の補助が必要になる場合がある | ・知能の発達の遅れがみられる |
平均寿命 | 数時間~数ヶ月 | 数時間~数年 | 60年 |
無認定施設ではこの3つのトリソミーだけでなく、他の病気や性別を調べる検査を取り扱っているところもあります。
クリニックごとに調べられる項目は異なるため、受診の前にチェックしておきましょう。
NIPT実施数は年々増えている

NIPTは2013年から日本でも導入され、徐々に実施数が増えています。それに伴い実施施設数も増えているため、以前よりも検査を受けやすくなっています。

画像引用:日本産婦人科学会「NIPT受検者のアンケート調査の結果について」
実施数が増えている理由として、次の3つが考えられます。
- NIPTが広く知られるようになった
- 手軽に検査を受けられて流産のリスクも少ない
- 日本における高齢出産の割合が増えた
NIPTが日本に導入されてから10年近く経ち、広く知られるようになりました。採血をするだけで簡単に検査できるという手軽さから、実施する人が増えたのでしょう。
日本における高齢出産の割合が増えたことも、要因の一つです。高齢になるにつれて染色体異常の確率が上がるため、検査をしたいと思う人が増えたのだと推測できます。
NIPTにかかる費用相場

NIPTの検査は自由診療となるため、基本検査(トリソミー)だけでも約20万円と高額です。全染色体や微小欠失などの検査をする場合は、さらに費用が追加となります。
また、検査で陽性がでた場合は羊水検査が必要です。羊水検査には10万円ほどかかるため、NIPTを受ける前に陽性となったときのことも考えておきましょう。
クリニックによっては羊水検査の費用を援助してもらえます。全額負担のところを選ぶと、費用面の負担を軽減できます。
クリニックを選ぶ際に確認したいポイント

クリニックを選ぶ際は、3つのポイントをチェックしておくと安心です。
- 認定施設か無認定施設か
- カウンセラーが在籍しているかどうか
- 検査後のフォロー体制が整っているか
順番に解説していきます。クリニックを探す前に一度読んでおきましょう。
①認定施設か無認定施設か

NIPTを受けられる施設には「認定施設」「無認定施設」の2種類があります。無認定だからといって違法なわけではありません。
メリット・デメリットをまとめたので、参考にしてください。
認定施設 | 無認定施設 | |
---|---|---|
メリット | ・検査後のサポートが充実している ・臨床遺伝専門医が在籍している ・遺伝カウンセリングを行っている | ・施設数が多い ・検査に条件がない ・検査項目が多い ・検査結果が出るまでが早い ・費用が安い |
デメリット | ・施設数が少ない ・検査を受けられる条件が厳しい ・夫婦一緒に受診する必要がある ・検査項目が少ない ・複数回の受診が必要 ・事前予約・紹介状が必要 ・費用が高い | ・検査後のサポートがない場合もある ・遺伝カウンセリングを行っているところが少ない ・陽性の場合、別施設で検査する必要がある場合もある |
一般社団法人日本医学会連合が定めた条件を満たす施設が認定施設です。NIPTを受けられる条件が厳しく、誰でも検査できるわけではありません。
アフターフォローはしっかりしているため、安心して検査を受けられます。
無認定施設は若い方やその他の検査で問題がなかった方でも検査を受けられるのが特徴です。施設数も多く、検査を受けやすいという特徴があります。
アフターフォローがなかったという声もあるため、陽性時の支援やカウンセリングの有無などを確認しておくことが大切です。
②カウンセラーが在籍しているかどうか

検査施設を選ぶときは「認定遺伝カウンセラー」が在籍していると安心です。検査を受ける必要が本当にあるのか、もし陽性になったらどうするのかを相談できます。
遺伝カウンセリングとは、クライエント(依頼者である患者や家族)のニーズに対応する遺伝学的情報などを提供し、クライエントがそれらを十分に理解した上で自らによる意志決定ができるように援助する医療行為である。
したがって提供すべき情報は、単なる遺伝性疾患の医学的情報や検査内容だけではなく、社会的な支援体制や倫理的問題なども含めた広汎なものとなり、心理的な対応技術も必要となる。
引用元:出生前遺伝カウンセリングに関する提言|日本遺伝カウンセリング学会
認定遺伝カウンセラーは出産に関わるカウンセリングの専門家で、不安に寄り添い解決できるようにサポートしてくれます。
納得して検査を受けられるよう、認定遺伝カウンセラーがいるクリニックを選ぶといいでしょう。
③検査後のフォロー体制が整っているか

陽性となった場合のために、フォロー体制が整っているかを確認しておきましょう。
- 妊娠を継続するかどうかを相談できる
- 心理的なサポートをしてくれる
- 確定的検査を行える
上記のフォローがあると安心です。陽性がわかったあと、どうすべきなのか迷う人は少なくありません。
羊水検査などの確定的検査も必要になるため、検査費用のサポートがあるクリニックを選ぶと、金銭面の不安を減らせます。
群馬でNIPTが受けられるおすすめクリニック

群馬でNIPTが受けられるおすすめクリニックは次の2つです。
クリニック名 | 平石クリニック | ミネルバクリニック | 八重洲セムクリニック |
---|---|---|---|
おすすめポイント | 認定カウンセラーの在籍、羊水検査の全額負担など検査後のフォローが充実 | 国内で唯一「スーパーNIPT」を実施 | 陽性時は院長の個別カウンセリングを受けられる |
検査を受けられる条件 | ・妊娠10週以降の単胎妊娠 ・双胎妊娠の方 | 妊娠10週目以降のすべての方 | 妊娠10週目以降のすべての方 |
検査可能な項目 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 ・マルチNIPTカリオセブン ・デノボ ・微小欠失検査 ・100種の遺伝子検査査 | ・1~22染色体及び性染色体検査 ・欠失症候群検査 |
検査費用(税込) | 198,000円〜253,000円 | 176,000円〜440,000円 | 215,600円〜253,000円 |
検査結果の通知 | 最短6日 | 10日〜14日 | 10~12日 |
陽性時のサポート | 陽性だった場合、その後の羊水検査費用は全額クリニックが負担(絨毛検査や微小欠失の羊水検査含む) | ・羊水検査の費用を15万円まで負担 ・羊水検査実施院を検査結果に合わせて紹介 ・24時間院長に相談可能 | ・院長の個別カウンセリング ・羊水検査の無償提供 |
住所 | 平石クリニック高崎提携院 〒370-0849 群馬県高崎市八島町222 高崎モントレー7F | 〒 107-0061 東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル1号館2階 ※オンライン診療で、採血のみ最寄りの医療機関にて行うことも可能 | 〒104-0031 東京都中央区京橋2-6-16 エターナルビル4F ※前橋駅から東京駅まで2時間圏内 |
アクセス | JR高崎駅 西口 徒歩1分 | ・東京メトロ銀座線「外苑前駅」2b出口から徒歩1分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」から徒歩9分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線「表参道駅」から徒歩11分 | ・東京駅八重洲中央口から徒歩8分 ・京橋駅6番出口から徒歩1分 |
安心してNIPTを受けられるクリニックを見つける際に、参考にしてください。
平石クリニック|検査後のフォローが充実

画像引用:平石クリニック
【平石クリニックのおすすめポイント】
- 一度の来院で検査ができて土日祝も予約可能
- 認定遺伝カウンセラー在籍
- 陽性時の羊水検査はクリニックが費用を全額負担
平石クリニックでは一度の来院で検査できるのが魅力です。妊娠10週〜16週で検査するのがベストといわれており、あまり長い時間はありません。
予定が合わずギリギリになると、その後の流れも大変になります。土日祝も予約できるため「通院の時間をとれそうにない」という忙しい方におすすめです。
また認定遺伝カウンセラーが在籍しており、陽性時は羊水検査の補助もあるため、安心して検査を受けられるでしょう。無認定施設ですが、フォロー体制がしっかりしています。
クリニック名 | 平石クリニック |
---|---|
検査を受けられる条件 | ・妊娠10週以降の単胎妊娠 ・双胎妊娠の方 |
検査可能な項目 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 |
検査費用(税込) | ・基本検査費用:198,000円 ・全染色体検査費用:231,000円 ・微小欠失検査費用:253,000円 |
検査結果の通知 | ・最短6日 ・通知方法:メール |
陽性時のサポート | 陽性だった場合、その後の羊水検査費用は全額クリニックが負担(絨毛検査や微小欠失の羊水検査含む) |
営業時間 | 10:00 〜17:00 不定休 |
住所 | 平石クリニック高崎提携院 〒370-0849 群馬県高崎市八島町222 高崎モントレー7F |
アクセス | JR高崎駅 西口 徒歩1分 |
ミネルバクリニック|国内で唯一「スーパーNIPT」を実施

画像引用:ミネルバクリニック
【ミネルバクリニックのおすすめポイント】
- 正確性が高いスーパーNIPTを受けられる
- オンライン診断を行っている
- 紹介状は不要で当日予約が可能
ミネルバクリニックでは検査精度が高い「スーパーNIPT」を受けられ、検査の陽性的中率100%です。(2022年11月現在、13トリソミーは除く)
スーパーNIPTを受けられるクリニックは、国内ではミネルバクリニックのみです。オンライン診療を行っているため、クリニックから遠いところに住んでいる方でも受診できます。
採血のみ近くの医療機関で行うシステムです。
紹介状は不要で当日予約もできるため、妊娠週数がギリギリの場合はミネルバクリニックの受診を検討してみましょう。
クリニック名 | ミネルバクリニック |
---|---|
検査を受けられる条件 | ・妊娠10週目以降のすべての方 |
検査可能な項目 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 ・マルチNIPTカリオセブン ・デノボ ・微小欠失検査 ・100種の遺伝子検査査 |
検査費用(税込) | ・ベーシック:176,000円 ・ペアレントコンプリート:308,000円 ・プラス :198,000円 ・プラスペアレントコンプリート:330,000 ・geneプラス :236,500円 ・geneプラスペアレントコンプリート:352,000円 ・コンプリートNIPT:385,000円 ・コンプリートNIPTデノボプラス:440,000円 |
検査結果の通知 | ・10日〜14日ほど ・通知方法:直接来院、郵送、web ※直接来院以外は別途費用が発生 |
陽性時のサポート | ・羊水検査の費用を15万円まで負担 ・羊水検査実施院を検査結果に合わせて紹介 ・24時間院長に相談可能 |
営業時間 | 午前 10:00~14:00(最終受付13:30) 午後 16:00~20:00(最終受付19:30) 休診 火曜・水曜 (不定休があるため公式サイトの”休診日のお知らせ”を確認) |
住所 | 〒 107-0061 東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル1号館2階 ※オンライン診療で、採血のみ最寄りの医療機関にて行うことも可能 |
アクセス | ・東京メトロ銀座線「外苑前駅」2b出口から徒歩1分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」から徒歩9分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線「表参道駅」から徒歩11分 |
八重洲セムクリニック|陽性時は院長の個別カウンセリングを受けられる

画像引用:八重洲セムクリニック
【八重洲セムクリニックのおすすめポイント】
- 陽性時は院長の個別カウンセリングを受けられる
- カウンセリングから検査まで60分
- 産婦人科として45年の実績を持つ
八重洲セムクリニックは陽性時のフォローが手厚いのがポイントです。院長の個別カウンセリングで、可能性がある病気や羊水検査について丁寧に説明をしてもらえます。
産婦人科として45年の実績があり、経験や羊水検査の技術は信頼度が高いといえます。また、羊水検査は無償です。
カウンセリングから検査までは約60分で、時間をゆっくりとれない場合でも受診しやすいです。
クリニック名 | 八重洲セムクリニック |
---|---|
検査を受けられる条件 | 妊娠10週目以降のすべての方 |
検査可能な項目 | ・1~22染色体及び性染色体検査 ・欠失症候群検査 |
検査費用(税込) | ・全染色体+微小欠失検査:253,000円 ・全染色体検査:242,000円 ・基本検査:215,600円 |
検査結果の通知 | 10~12日 ・通知方法:郵送、来院 |
陽性時のサポート | ・院長の個別カウンセリング ・羊水検査の無償提供 |
営業時間 | 10:00~12:00/13:00~18:00 診療日:毎週日曜日(完全予約制) |
住所 | 〒104-0031 東京都中央区京橋2-6-16 エターナルビル4F ※前橋駅から東京駅まで2時間圏内 |
アクセス | ・東京駅八重洲中央口から徒歩8分 ・京橋駅6番出口から徒歩1分 |
NIPTを受ける際の注意点

NIPTを受ける際は次の3つを知っておきましょう。
- NIPTは保険適応外
- NIPTの検査精度は100%ではない
- 認定施設でNIPTを受けるときには条件がある場合も
NIPTを受けて後悔しないためにも、一度目を通しておきましょう。順番に解説していきます。
①NIPTは保険適応外

NIPTは保険適用外の検査なので自費で受ける必要があります。基本検査は20万円ほどかかり、他の検査項目を追加するとさらに高額になります。
もし陽性となった場合は10万円ほどかかる羊水検査が必要です。クリニックによっては羊水検査の費用を負担してくれるため、費用を押さえたい場合は確認してみましょう。
今回紹介した3つのクリニックは、羊水検査の費用を負担してくれます。
平石クリニック | 全額負担 |
---|---|
ミネルバクリニック | 互助会加入で一部負担(上限15万円) |
八重洲セムクリニック | 全額負担 |
②NIPTの検査精度は100%ではない

NIPTの検査精度は他の非確定的検査と比べると高いですが、100%ではありません。1番精度が高い21トリソミーでも感度感度99.9%・特異度99.8%です。
感度 | 病気があるときに陽性となる確率のこと。感度が低いと検査で病気を見逃しやすくなる。 |
---|---|
特異度 | 病気がないときに陰性となる確率のこと。特異度が低いと、病気がなくても誤って陽性と診断されることがある。 |
「陽性と判定されたけど、羊水検査をしたら陰性だった」という場合もあります。NIPTの結果だけで、その後の判断をするのはリスクがあります。
また、無認定施設で実施される全染色体検査や微小欠失などは、検査の精度が十分に検証されていません。検査の結果が必ずしも正しいとは限らないことを覚えておく必要があります。
③認定施設でNIPTを受けるときには条件がある場合も

認定施設でNIPTを受けるときは、次の条件のいずれかに当てはまっている必要があります。
- 出産時の年齢が35歳以上
- 胎児超音波検査で、胎児に染色体数的異常の疑いがある
- 母体血清マーカー検査で、胎児に染色体数的異常の疑いがある
- 染色体数的異常を持つ子どもを妊娠した経験がある
- 両親のいずれかに一定の染色体異常がある
条件に当てはまらない場合は、認定施設ではNIPTを受けられません。
年齢が若い方や、他の検査で異常が指摘されなかった方は、無認定施設で検査を受けるという方法もあります。ただし「無認定施設ではアフターフォローがなかった」という声もあるため、慎重に選ぶ必要があります。
NIPT検査の流れ

NIPT検査の流れは、次のような流れで行われる場合が多いです。
- クリニック予約
- 検査前遺伝カウンセリング
- 採血
- 結果報告
- 検査後遺伝カウンセリング
検査の前は遺伝カウンセリングで問題がなければ、検査当日は採血のみで終了です。クリニックによっては、カウンセリングから検査まで1日で終わることもあります。
もし気になることがあれば、カウンセリングの際に聞いておきましょう。
陽性がでた場合は再度カウンセリングを行います。無認定のクリニックでは、陽性後のカウンセリングがないこともあります。
クリニックによって流れは多少異なりますが、参考にしてください。
NIPTに関するよくある疑問

NIPTに関するよくある質問をまとめました。
Q. 羊水検査にかかる費用はどのくらいですか?
羊水検査にかかる費用は10万〜20万円ほどです。
羊水検査の費用を負担してくれるクリニックもあるため、検査をする前に陽性時のサポートも確認しておきましょう。
Q. 3種類のトリソミー以外に、どのような検査がありますか?
無認可施設では、3種類のトリソミーのほかに下記の検査を受けられます。
- 性染色体の異数体判定
- 全染色体異数性検査
- 全常染色体の部分欠失および重複検査
検査の内容によってわかる病気が異なります。自分が知りたいことを調べられる検査なのかをきちんと確認しておきましょう。
Q. NIPTと羊水検査の違いはなんですか?
NIPTは非確定的検査、羊水検査は確定的検査であり、検査の種類が異なります。
非確定的検査 | 赤ちゃんが病気を持っている可能性の有無がわかる。非確定的検査だけで、病気の有無を判別することはできない。 |
---|---|
確定的検査 | 赤ちゃんの病気を判別できる検査。 |
NIPTは流産のリスクが少なく、母体から採血をするだけで簡単に検査できますが、病気が確定するわけではありません。
羊水検査は確実な結果がわかりますが、おなかに針を刺して羊水を採取するため流産の可能性があります。
Q. NIPTを受けるのは何週がベストですか?
NIPTを受ける時期は妊娠10週〜16週目がベストです。
検査の時期が遅いと、羊水検査・人工中絶など今後の方針をゆっくり考える時間がありません。後悔しない選択ができるよう、余裕をもって検査をすることが大事です。
また、10周目よりも早い時期に検査をすると正しい検査結果でません。
Q. 無認可施設は海外の検査機関を利用していると聞きました。結果に問題はないのでしょうか?
厚生労働省の基準をクリアした施設を通して検体(血液)を輸送するため、検査結果に問題はありません。
もし不安な場合は認可施設を選ぶのがおすすめです。
まとめ

今回は群馬でNIPTで検査を受けられるクリニックを3つ紹介しました。
- 平石クリニック
- ミネルバクリニック
- 八重洲セムクリニック
NIPTを受けられるクリニックは認定施設と無認定施設がありますが、どちらが良いとは一概にはいえません。両方のメリット・デメリットを見比べて、自分に合っている方を選びましょう。