神戸でNIPT(新型出生前診断)を受けられるクリニック・病院7選

【神戸】NIPTを受けられるクリニック・病院7選

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NIPT(新型出生前診断)は、2013年に日本でも検査が実施され、以降多くの注目を集めている検査です。

現在妊娠している方の中にも、おなかの赤ちゃんのことが心配で、不安な思いをしている方も多くいるでしょう。

NIPTはこれまでの出生前診断と比べ、検査の精度が高く、採血による検査のため、検査による流産や死産のリスクがないことから多くの妊婦さんに選ばれています。

この記事では、神戸でNIPTが受けられるクリニックや病院を7施設、それぞれの費用や特徴を詳しく解説していきます。

神戸でNIPT(新型出生前診断)が受けられるおすすめクリニック・病院7選

神戸市の景色

早速、神戸市内でNIPT検査が受けられるクリニックや病院7施設を紹介していきます。

クリニック・病院名検査費用
(税込)
認定・非認定特徴公式HP
平石クリニック
神戸提携院
198,000円~非認定・土日祝日も予約可能
・妊娠6週目から受けられる早期NIPT(6〜8週目と9週目以降で2回実施)に対応
・早期NIPTで2回検査を実施する場合も追加費用なし
詳細はこちら
ミネルバクリニック176,000円~非認定国内唯一のスーパーNIPTを提供詳細はこちら
AGAスキンクリニック
神戸レディース院
198,000円~非認定陽性判定だった場合の羊水検査の費用を全額保証詳細はこちら
神戸ルミナスクリニック
(NIPT Japan)
165,000円~非認定最短当日の検査も可能詳細はこちら
ハマノクリニック
(NIPT Japan)
165,000円~非認定羊水検査費用を保証詳細はこちら
神戸アドベンチスト病院181,500円~認定夫婦での来院でカウンセリングと同日に検査可能詳細はこちら
神戸大学医学部附属病院180,000円~認定総合周産期母子医療センターで安心感◎詳細はこちら

施設によって検査費用や検査を受けられるる条件などが異なります。

それぞれのクリニックや病院について詳しく解説していきます。

平石クリニック神戸提携院

平石クリニック

引用元:平石クリニック

特徴・土日祝日も予約可能
・全国のクリニックと提携
・検査費用の分割払い(金利手数料0円)も可能
・妊娠6週目から受けられる早期NIPT(6〜8週目と9週目以降で2回実施)に対応
・早期NIPTで2回検査を実施する場合も追加費用なし
検査費用(税込)・基本検査198,000円
・全染色体検査231,000円
・微小欠失検査253,000円
年齢制限(認定・非認定)なし(非認定)
受付時間10:00~22:00
休診日:不定休
住所〒650-0021 兵庫県神戸市中央区三宮町1丁目5-1 銀泉三宮ビル5F
アクセス阪神「神戸三宮駅」西口から徒歩3分
JR「三ノ宮駅」西口徒歩4分
阪急「神戸三宮駅」徒歩4分

平石クリニック神戸提携院は、全国のクリニックと提携している「平石クリニック」の神戸提携クリニックです。

平石クリニックの特徴

平石クリニックは、日本マーケティングリサーチ機構が調査を行った「新型出生前診断サービスに対する顧客満足度調査」で、2022年度の顧客満足度96%を獲得しているクリニックです。

非認定クリニックなので、受検にあたって、年齢制限といった制限や夫婦同伴で来院せねばならないといった条件はありません。

無料で認定遺伝カウンセラーによる電話相談を受けられますし

検査後に陽性判定が出た場合には、羊水検査の費用を全額負担してもらえます。

羊水検査は全国のクリニックや病院で受けられる検査で、陽性の判定が出た際には認定遺伝カウンセラーに相談できます。

平石クリニックのNIPT検査の流れ

  1. 電話かオンラインの予約フォームから検査を依頼
  2. 予約した提携医院にて採血する
  3. 献体(血液)を発送して検査
  4. 検査結果の受け取り

平石クリニックでNIPT検査をする場合は、まず電話かネットで検査を希望する病院の予約をとります。

その後予約した病院にて採血し、結果の受け取りは最短3日ほどで可能です。

土日も診療しているため、平日は時間の捻出が難しい人でも検査を受けやすいクリニックです。

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ミネルバクリニック

ミネルバクリニック

引用元:ミネルバクリニック

特徴・来院不要のオンラインNIPTで全国に対応
・日本で唯一スーパーNIPTに対応
・陽性の場合の羊水検査費用を15万円まで負担
検査費用(税込)・スーパーNIPT ※基本検査:176,000円
・スーパーNIPT geneプラス:236,500円
・マルチNIPTデノボプラス:352,000円
年齢制限(認定・非認定)なし(非認定)
診療時間《午前》10:00~14:00
《午後》16:00~20:00
休診日:火曜日、水曜日
住所 〒107-0061 東京都港区北青山2丁目7-25 神宮外苑ビル1号館2階
電話番号03-3478-3768 (予約電話番号)
アクセス東京メトロ「外苑前」駅から徒歩2分

ミネルバクリニックは、全国どこでも対応可能なオンラインNIPTを提供しています。

遺伝専門医が常駐しており、大学病院レベルの遺伝診療を受けられるのが魅力です。

オンラインNIPTの流れ

オンラインNIPTの流れは以下の通りです。

  1. 公式ページより申し込み
  2. 臨床遺伝専門医とビデオ通話にてオンラインで遺伝カウンセリング
  3. 紹介状付きの検査キットが自宅に届く
  4. お近くの医院にて採血、キットを返送
  5. オンラインにて結果を通知

公式ページより申し込むと、専門医による事前カウンセリングがオンラインで受けられます。

その後検査キットが送られてくるので、近くの病院やかかりつけ医院で採血してもらいましょう。

検査結果はオンラインにて確認できます。結果についての電話相談は制限なしで受け付けてもらえるので、検査結果について疑問点や不安な点があれば利用するとよいでしょう。

オンラインNIPTの特徴

オンラインNIPTの特徴として、検査前後のカウンセリングやサポートが充実している点が挙げられます。

事前カウンセリングでは、臨床遺伝専門医制度委員会で認定された医師による遺伝カウンセリングを受けられるので、不安な点があれば相談しましょう。

検査結果は検査を受けた妊婦さん専用のページから確認でき、検査の過程から丁寧に説明してもらえます。

ミネルバクリニックのオンラインNIPTでは、採血以外は全て自宅でできるので、妊婦さんにとって負担も少なくてすむでしょう。

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AGAスキンクリニック神戸レディース院

AGAスキンクリニック神戸レディース院

引用元:AGAスキンクリニック神戸レディース院

特徴 ・4年連続顧客満足度95%以上で安心
・陽性判定だった場合の羊水検査の費用を全額保証
検査費用(税込) ・基本検査198,000円
・全染色体検査231,000円
・微小欠失検査253,000円
年齢制限(認定・非認定)なし(非認定)
診療時間10:00〜22:00
休診日:不定休
住所〒650-0021 兵庫県神戸市中央区三宮町1丁目5-1 銀泉三宮ビル5F
アクセス阪神「神戸三宮駅」西口から徒歩3分
JR「三ノ宮駅」西口徒歩4分
阪急「神戸三宮駅」徒歩4分

AGAスキンクリニック神戸レディース院は、DNA先端医療株式会社の提携クリニックです。

DNA先端医療株式会社のNIPTの特徴

DNA先端医療株式会社のNIPT検査では、夫婦同伴でなくても検査が受けられ、

日本マーケティング研究所による顧客満足度調査で4年連続95以上の満足度を獲得しているサービスです。

また、希望すれば性別を教えてもらうこともできます。

検査費用について

AGAスキンクリニック神戸レディース院で受けられるNIPT検査は、検査費用が分かりやすく、追加費用は発生しません。

  • 陽性と判定された場合、全国どの医療機関での羊水検査も費用を全額負担
  • 絨毛検査や微小欠失の羊水検査も全額負担
  • 認定遺伝カウンセラーへの相談が無料
  • 再検査となった場合の再検査費用は無料
  • 採血前であれば予約のキャンセル料も無料

上記の通り追加料金がほぼかからず、アフターフォローも手厚くなっています。

また、検査は30分程度で終わり、アクセスも便利なので、妊婦さんの負担も軽いでしょう。

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神戸ルミナスクリニック(NIPTJapan)

神戸ルミナスクリニック(NIPTJapan)

引用元:神戸ルミナスクリニック

特徴 ・NIPT Japanの提携医院
・最短当日の検査可能
・どのプランを選んでも料金は20万円以下
検査費用(税込) (A)検査:165,000円
(B)検査:176,000円
(C)検査:198,000円
検査の詳細はこちら
年齢制限(認定・非認定)なし(非認定)
診療時間10:00〜19:00
年中無休
住所〒650-0021 兵庫県神戸市中央区三宮町1-4-15建成ビル5F
アクセス各線三宮駅より徒歩5分

神戸ルミナスクリニックはNIPT Japanの提携医院です。

年末年始以外年中無休で診療しており、診療時間の10:00~19:00の間であればいつでも検査できます。

NIPT Japanの特徴

ここからは、実際にNIPT検査を行う【NIPT Japan】の特徴を解説していきます。

  • 全国80以上の提携クリニックでNIPT検査ができる
  • 体を傷つけない非侵襲的検査で検査による流産のリスクがない
  • 採血日から10日程度で結果が分かる
  • 年齢制限なし、一人での検査も可能

NIPT Japanでは、世界で最も信頼があるといわれているVerinata Health社で検査をしています。

費用は165,000円から(性別判定を含む)です。

NIPT Japanの検査の流れ

  1. 検査コースを選択
  2. 採血するクリニックと採血のスケジュールを決める
    NIPT Japan提携の医療機関リストはこちら
  3. 予約フォームを利用して予約
  4. クリニックにて採血
  5. お支払い(採血日の23時59分まで)
  6. 検査結果の受け取り

検査コースには下記の3つのコースが用意されています。希望するコースを予約しましょう。

  • (A)検査(13,18,21トリソミー検査 + 性染色体検査)
  • (B)検査(全染色体検査)
  • (C)検査(全染色体検査+微小欠失症検査)

コースを決めたら提携医療機関の中から、採血するクリニックを選択しましょう。

採血後、検体の血液は海外のNIPT検査ラボへ送られます。

料金は採血当日中に支払う必要がありますが、支払い方法はPayPal Web決済か銀行振込のみという点に注意してください。

支払いが完了すると、採血後10日ほどで結果がダウンロード可能になります。

結果の郵送を希望する場合には、さらに2~3日ほどの時間が必要です。

部分的な日本語訳はありますが、検査結果は英文のみという点に注意してください。

神戸ルミナスクリニックは、年中無休で診察しているため、診療時間中であればいつでも検査してもらえます。

採血後、検体を送って検査を行うNIPT Japanの検査システムと相性の良いクリニックといえるでしょう。

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ハマノクリニック

ハマノクリニック

引用元:ハマノクリニック

特徴 ・NIPT Japanの提携医院
・最短当日の検査が可能
・陽性時の羊水検査を上限付きで保証
検査費用(税込) (A)検査:165,000円
(B)検査:176,000円
(C)検査:198,000円
検査の詳細についてはこちら
年齢制限(認定・非認定)なし(非認定)
診療時間《午前》08:30~12:00
《午後》16:30~19:30(木曜は17:30~20:30)
休診日:火曜午後、水曜日、木曜午前、土曜午後
※月曜日は訪問診療が入る場合があるため電話にて要確認
住所 〒658-0072 神戸市東灘区岡本1丁目11-27 ツインコート岡本2F
電話番号0120-221-051
アクセス阪急「岡本駅」から徒歩30秒

ハマノクリニックも神戸ルミナスクリニック同様、NIPT Japanの提携医院の1つです。

最寄駅から徒歩30秒の好立地も魅力的です。

NIPT Japanを利用するメリット

  • 年齢制限がない
  • 全ての検査プランで費用が20万円以下とリーズナブル
  • 陽性の場合、他の医療機関での羊水検査の費用を負担してもらえる(上限あり)

NIPT Japanでは、全ての検査プランを20万円以下で受検可能です。

また、もし検査で陽性が出た場合にはかかりつけ医やほかの医療機関で羊水検査などの確定診断検査を受けることになりますが、

NIPTで支払った検査費用を上限に、羊水検査の実費を負担してもらえます

NIPT JapanでNIPTを受診する際の注意点

  • 支払い方法はPayPal決済か銀行振込のどちらかしか選べない
  • 遺伝カウンセリングが含まれていない
  • 結果は英語表記のみで日本語の結果はもらえない

NIPT JapanにてNIPT検査を受診する場合、料金の支払い方法はPayPalによるオンライン決済か、銀行振り込みのみです。

また、検査プランに遺伝カウンセリングは含まれておらず、カウンセリングを受けたい場合は別途30分10,000円(税込)の費用がかかります。

遺伝カウンセリングはスカイプ、もしくは電話にて行い、対面での相談には対応していません。

検査後の結果は英語でのみ表記され、日本語表記での結果は受け取れない点にも注意しましょう。

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神戸アドベンチスト病院

神戸アドベンチスト病院

引用元:神戸アドベンチスト病院

特徴 ・夫婦での来院が基本
・夫婦での来院に限り、カウンセリング当日にNIPT検査が可能
・予約にはかかりつけ医の紹介状が必要
検査費用(税込) ・NIPT検査:129,800円
・クアトロテスト:27,500円
・羊水検査:148,000円
年齢制限(認定・非認定)なし(認定)
診療時間14:00~16:30
休診日:火曜日、水曜日、金曜日、土曜日
住所 〒651-1321 兵庫県神戸市北区有野台8丁目4番1号
電話番号078-981-0161(代表)
アクセス神戸電鉄「岡場駅」から無料送迎バスあり(約10分)

神戸アドベンチスト病院はNIPT認定施設です。他の医療機関に通院中であったり、分娩予定であったりする方でも受検できます。

神戸アドベンチスト病院のNIPTの特徴

基本的に夫婦での来院が必要で、一人で来院する場合は事前に電話での連絡が必要となります。

また、外来日は月曜日と木曜日のほか日曜日も設けられているため、夫婦で来院しやすいでしょう。

神戸アドベンチスト病院の受診方法

神戸アドベンチスト病院では夫婦揃っての来院の場合に限り、カウンセリングと同日に新型出生前診断(NIPT)が受けられます

注意が必要なのは、受診には特定書式での紹介状が必要な点です。

紹介状の書式も決まっているため、神戸アドベンチスト病院にてNIPTを受けたい場合には所定の紹介状テンプレートをダウンロードし、早めにかかりつけ医に依頼するようにしましょう。

紹介状テンプレートのダウンロードはこちらから

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神戸大学医学部附属病院

神戸大学医学部附属病院

引用元:神戸大学医学部附属病院

特徴 ・NIPT陽性の場合、羊水検査費用もNIPTの費用に含まれる
・安心の総合周産期母子医療センター
・検査後のサポートが充実しており安心
検査費用(税込) ・NIPT検査:約18万円
・羊水検査:約16万円
・クアトロテスト:約3万円
年齢制限(認定・非認定)なし(認定)
診療時間12:00~16:00(NIPT再診)
休診日:金曜日、土曜日、日曜日
住所 〒650-0017 兵庫県神戸市中央区楠町7丁目5-2
電話番号078-382-5111(代表)
アクセス神戸市営地下鉄「大倉山」駅下車 徒歩約5分

神戸大学医学部附属病院は、NIPTの認定施設として日本医学会に認められた認定施設です。

神戸大学医学部附属病院でのNIPT対象者の条件

検査対象となるのは、下記のどれかに当てはまる場合です。

  1. 染色体異常の子どもを妊娠または出産した既往歴がある
  2. 夫婦のどちらかが染色体異常の可能性がある
  3. 母体血清マーカーで胎児の染色体数異常の可能性を示唆されたことがある
  4. 胎児超音波検査で胎児の染色体数異常の可能性を示唆されたことがある

認定施設であるため、認定外の施設と比べ、検査対象となる妊婦さんの条件が厳しくなっています。

予約・検査時の注意点

予約・検査の際には以下の点にも注意してください。

  • 予約はかかりつけ医からのみで個人予約はできない
  • 受診には紹介状が必要
  • 基本的に夫婦同伴での来院が必要

NIPT認定施設のため、上記のような制限がある点は事前に確認しておきましょう。

神戸大学附属病院は、厚労省が規定した条件をクリアした総合周産期母子医療センターです。

大学病院のため、24時間体制で医師や看護スタッフが治療や看護にあたっています。

個人での予約はできないため、神戸大学医学部附属病院でNIPT検査を受けたい場合は、かかりつけ医に早めに相談しましょう。

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NIPT(新型出生前診断)の特徴

DNAのイメージ

NIPTはこれまでの非確定的検査と比べ、精度が高いのが特徴です。

ただしあくまでも非確定的検査のため、陽性と診断された場合は基本的に確定検査が必要となります。

また、妊娠10週目から受けられ、比較的早い時期から可能です。

検査方法は採血によるため、検査による流産や死産のリスクがない点は大きなメリットといえるでしょう。

NIPT(新型出生前診断)受診の際の注意点

クリップで挟まれたビックリマークのイラスト

NIPTは検査によるリスクが低く、その精度が高いことで人気の出生前診断ですが、以下の点には注意が必要です。

  • NIPTは保険適用外のため費用は全額自己負担となる
  • 三つ子以上の場合は受けられない
  • 完全に不安が取り除けないこともある

1つずつ詳しく解説します。

NIPTは保険適用外のため費用は全額自己負担となる

電卓とcostの文字のブロック

NIPTは保険適用外の検査であり、どこで検査しても15万~20万円程の検査費用がかかります。

また、遺伝カウンセリングが別料金となっている場合は、30分で5千~1万円程の費用が別途必要です。

さらに検査結果が陽性の場合、確定検査である羊水検査を行うのが一般的で、羊水検査にも10万円ほどの費用がかかります。

このように、高額な費用がかかる検査である点には注意が必要です。

三つ子以上の場合NIPTは受けられない

三つ子の赤ちゃん

NIPTは、妊婦さんの血液中にある赤ちゃんのDNA断片を解析してダウン症候群、エドワーズ症候群、パトー症候群の可能性を検出する検査です。

そのため三つ子以上の場合、DNA断片の特定ができないためNIPT検査は受けられません。

また、双子の場合は各検査施設により対応が異なりますので、事前に双子のNIPTに対応しているかについての確認が必要です。

完全に不安が取り除けないこともある

不安を感じる妊婦さん

NIPT検査を受けて陽性と診断された場合、事前に赤ちゃんの染色体疾患を知ることで、出産する病院の調整や心と環境の準備などが行えます。

しかし「本当に疾患を持った赤ちゃんを育てていけるのか」「きちんと愛してあげられるのか」など悩んだり、罪悪感を感じたりすることもあるでしょう。

また、陰性と診断された場合でも、NIPTは非確定的検査のため「偽陰性」の可能性もゼロであるとはいい切れません。

そのため陰性と診断された場合でも「偽陰性ではないだろうか?」と不安や心配を感じることもあるでしょう。

陽性・陰性どちらの場合でも、不安を感じる場合は遺伝カウンセリングを受け、少しでもネガティブな気持ちを取り除くことが大切です。

NIPT検査を受診するクリニック・病院選びのポイント

クリニック内のイメージ

NIPTの認定施設は、2020年8月時点で全国に109施設あり、非認定施設もそれと同数、もしくはそれ以上あるといわれています。

では実際にNIPTを受診する病院を選ぶ場合、どのようなポイントをチェックすれば良いのでしょうか。

ここからは、NIPTを受診する際のクリニックや病院を選ぶポイントについて解説していきます。

認定施設と非認定施設

書類に記入する医師

NIPT検査を受ける際に重要なポイントの1つに、検査を受ける施設が日本医学会連合による認定を受けた施設か、それとも非認定施設かが挙げられます。

認定施設と非認定施設では、以下のような違いがあります。

  • NIPT検査を受けられる条件
  • 遺伝カウンセリングの有無
  • 結果が陽性の場合のサポート体制
  • 検査結果の告知方法

それぞれ詳しく解説していきます。

NIPT検査を受けられる条件

認定施設では、基本的に以下の検査条件を設けており、これらの条件に当てはまる方がNIPT検査を受けられます。

  • 胎児超音波検査で胎児に染色体異常の陽性反応がある人
  • 母体血清マーカー検査で胎児に染色体異常の陽性反応がある人
  • 以前に染色体異常の子供を出産している人
  • 両親に均衡型ロバートソン転座があり、遺伝による染色体異常の可能性がある場合

以前は認定施設にてNIPTを受診する際の条件として「出産時に35歳以上であること」という年齢制限が設けられていました。

しかし2022年春から、この年齢制限を撤廃することが日本医学会から発表され、現在では年齢制限はありません。

一方、非認定施設では基本的に希望すれば誰でもNIPTを受けられます。

上記の条件に当てはまらないけれど検査を希望する場合は、非認定施設の中からクリニックを選ぶとよいでしょう。

遺伝カウンセリングの有無

非認定施設でNIPTを受ける場合、遺伝カウンセリングがない、もしくはオプションにより任意の実施となっており、実施されても短時間しか行ってもらえない傾向にあります。

しかし、NIPTを受ける際の遺伝カウンセリングは重要であり、厚生労働省も以下のような発信をしています。

『非認定施設での遺伝カウンセリング後にNIPT受検を取りやめた妊婦は0.5%であったのに対し、認定施設での遺伝カウンセリング後には28.9%の妊婦がNIPT受検を取りやめており、認定施設での遺伝カウンセリングは非認定施設に比べて十分な説明がなされている と考えられる。』

厚生労働省 NIPT等の出生前検査に関する専門委員会報告書より引用

厚生労働省は、さらに認定施設においても遺伝カウンセリングによる説明が徹底されていなかったり、十分な情報提供がなされていないまま受験者へ意思決定させていたりする可能性があると注意を促しています。

NIPTを受診するクリニックや病院を選ぶ際は、きちんと遺伝カウンセリングが検査の前後で受けられるか確認するようにしましょう。

結果が陽性の場合のサポート体制

認定施設にてNIPTを受けて陽性反応が出た場合、基本的に同じ病院で確定診断である羊水検査を受けられます。

一方、非認定施設の場合はNIPT検査しか行っていないため、かかりつけ医や別のクリニック・病院で羊水検査を受けなくてはなりません。

クリニックによっては羊水検査の費用を負担してもらえるところもありますが、クリニックを選びの際には、万が一陽性であった場合のこともあらかじめ把握しておくとよいでしょう。

検査結果の告知方法

認定施設で検査を受ける場合は、基本的に対面で結果を説明してもらえ、不明な点や相談があればその場で聞くことができます。

一方、非認定施設の場合は、結果の説明が対面で行われる場合もありますが、所見に異常が見られた場合でも郵送や電話、メールなどの非対面で通知するクリニックもあります。

一般的に非認定施設の場合、認定施設よりも検査費用が抑えられていることが多い分サポート体制の質が劣るといわざるを得ない点もあるのです。

陰性であれば特に問題ないかもしれませんが、陽性だった場合のことも考え、なるべくサポートの充実している検査施設を選ぶようにしましょう。

検査費用

電卓

NIPTの検査費用は、検査を受ける施設によっても大きく異なります。

今回紹介したクリニックや病院では、冒頭の表で解説したとおり16万~20万円くらいが検査料の相場となっていますが、検査料に含まれる内容もそれぞれ異なります。

NIPTは保険適用外のため、費用は全て自己負担となることもあり、なるべく安いところで検査をしたいと思うかもしれませんが、値段だけで選ぶことはおすすめしません。

検査費用だけでなく、しっかりと内容を確認のうえ検査施設を選ぶようにしましょう。

これまでの実績や口コミ

NIPTの検査施設を選ぶ際、これまでの検査実績や実際に検査を受けた人の口コミは非常に参考になります。

各検査施設が公式に発信している内容は偏りがある場合もあり「検査を受けてみると想像と違った」ということもないとはいえません。

そのようなことにならないよう、検査施設の情報収集をしっかりしておくことをおすすめします。

検査施設からの発信だけではなく、実際に検査を受けた方の口コミや体験談も参考にして、信頼できる検査施設なのか、またサポートは万全かをしっかりと見極めましょう。

NIPT(新型出生前診断)についてよくある質問

ここからはNIPT(新型出生前診断)についてよく寄せられる質問と、その回答について解説していきます。

NIPT受検の際にはぜひ参考にしてください。

NIPTの検査費用はどれくらいですか?

電卓とお金

NIPTの検査費用は、15万~20万円程が一般的です。

保険適用外の検査ですので、全額自己負担となる点に注意してください。

また、NIPTを受けるクリニックや病院により、遺伝カウンセリングなど、プランに含まれる内容や検査項目が異なります。

検査費用だけでなく、検査に含まれる内容を必ず確認するようにしましょう。

NIPTはいつから受けられますか?

カレンダー

NIPTは妊娠10週0日から受けられます。

NIPTはいつまで受けられますか?

チェックマークが書かれたカレンダー

NIPTは、いつまでに受けないといけないという制限はありません。

ただし非確定検査のため、陽性の場合は確定検査である羊水染色体検査が必要です。

羊水染色体検査が妊娠15週からですので、遅くとも妊娠15週頃までに受診するのが望ましいでしょう。

NIPTで赤ちゃんの性別は分かりますか?

赤ちゃんの靴下

NIPTは技術的には性別の判別もできます。

しかし認定施設を中心に、性別検査を行っていない場合もあります。

どうしても性別を判別したい場合は、性別検査を行っている検査施設を選ぶようにしましょう。

胎児の人数が分かりませんがNIPTを受けられますか?

二つのぬいぐるみ

NIPTは胎児の人数によっては検査できないことがあります。

検査施設によるため、必ず検診を受けてからNIPTを受診してください。

まとめ

神戸市の景色

この記事では神戸でNIPTを受けられるNIPT認定施設、非認定施設を7カ所紹介しました。

各クリニックや病院により、NIPTの費用や検査に必要な時間、アフターフォローが異なります。

NIPTを受ける際は「遺伝カウンセリングが対面で受けられる」「陽性の場合のアフターフォローがしっかりとしている」など、自分が重視したいポイントを、あらかじめ明確にしておくことが大切です。

そのためにもチェックポイントを決めておき、検査を受けたい施設がそのポイントをクリアできるのか、確認しながら選定していくとよいでしょう。

NIPTは両親にとって、非常に大切で繊細な検査です。

後悔することのないようしっかりと情報収集を行い、自分に合ったクリニックや病院を選んで受検するようにしましょう。

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