「新潟でNIPT(出生前診断)を受けられるおすすめのクリニックを知りたい」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。妊娠中は不安も多いため、信頼できるクリニックで検査をしたいですよね。
今回は新潟でNIPTを受けられるおすすめのクリニックを紹介します。費用や選び方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まずはNIPTについて解説します。今すぐおすすめのクリニックを見たい方は、次のボタンからお進みいただけます。
クリニック名 | 平石クリニック | ミネルバクリニック | 新潟大学医歯学総合病院 | 荒川レディースクリニック |
---|---|---|---|---|
おすすめポイント | ・妊娠6週目から受けられる早期NIPT(6〜8週目と9週目以降で2回実施)に対応 ・早期NIPTで2回検査を実施する場合も追加費用なし ・認定遺伝カウンセラーへの電話相談が無料、羊水検査の全額負担など検査後のフォローが充実 | 国内で唯一「スーパーNIPT」を実施 | 遺伝カウンセリング外来があり薬剤師にも相談できる | 母子のトータルサポートをコンセプトにしており、出産後も長く通える |
検査を受けられる条件 | ・妊娠6週以降(6〜8週目で実施した場合は、9週目以降に追加費用なしでもう一度実施) ・双胎妊娠の方 | 妊娠9週目以降のすべての方 | ・高年妊婦(分娩予定日に35歳以上であること) ・ダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーの染色体疾患を有する子を妊娠あるいは分娩したことがある ・母体血清マーカーや超音波検査などで染色体疾患を罹患する可能性があると指摘を受けた ・染色体疾患に関わる転座保因者の夫婦 | ・高齢出産(出産予定日が35歳以上である) ※凍結胚による妊娠の場合、採卵時の年齢が34歳2ヶ月以上である ・以前の妊娠、分娩で児が13,18,21トリソミーであった ・母体血清マーカーや超音波検査などで染色体疾患を罹患する可能性があると指摘を受けた ・染色体疾患に関わる転座保因者の夫婦 |
検査可能な項目 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 ・マルチNIPTカリオセブン ・デノボ ・微小欠失検査 ・100種の遺伝子検査 | ・13,18,21トリソミー検査 | 13,18,21トリソミー検査 |
検査費用(税込) | ・基本検査費用:198,000円 ・全染色体検査費用:231,000円 ・微小欠失検査費用:253,000円 | 176,000円〜440,000円 | 約160,000円前後 | 220,000円+諸経費 |
検査結果の通知 | 最短3日 | 10日〜14日ほど | 2〜3週間後 | 2〜3週間後 |
陽性時のサポート | 陽性だった場合、その後の羊水検査費用は全額クリニックが負担(絨毛検査や微小欠失の羊水検査含む) | ・羊水検査の費用を15万円まで負担 ・羊水検査実施院を検査結果に合わせて紹介 ・24時間院長に相談可能 | – | – |
住所 | 提携院 プラーカ中村クリニック
〒950-0911 新潟県新潟市中央区笹口1丁目1 プラーカ1 2F | 〒 107-0061 東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル1号館2階 ※オンライン診療で、採血のみ最寄りの医療機関にて行うことも可能 | 〒951-8520 新潟県新潟市中央区旭町通1番町754 | 〒953-0041 新潟県新潟市西蒲区巻4670 |
アクセス | JR新潟駅から徒歩4分 | ・東京メトロ銀座線「外苑前駅」2b出口から徒歩1分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」から徒歩9分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線「表参道駅」から徒歩11分 | 新潟駅(万代口バスターミナル)からバス利用 ・新大病院線「新潟大学病院」バス停で下車 ・鳥屋野線「市役所」バス停で下車 病院まで徒歩3分 | JR越後線 巻駅から徒歩10分 |
Contents
NIPTとは|妊娠中に赤ちゃんの染色体異常を調べる検査

NIPTとは妊娠中に赤ちゃんの染色体異常を調べる出生前診断の一つで、基本検査では下記の3つのトリソミーがわかります。
トリソミー | 13トリソミー | 18トリソミー | 21トリソミー |
---|---|---|---|
疾患名 | パトー症候群 | エドワード症候群 | ダウン症 |
発症頻度 | 出生児の5,000〜12,000人に1人 | 出生児の3,500〜8,500人に1人 | 出生児の600〜800人に1人 |
症状 | ・口唇口蓋裂 ・多指趾症 ・先天性心疾患 ・全前脳胞症 | ・成長障害 ・重度の発達遅滞 ・身体的特徴 ・先天性心疾患 ・肺高血圧症 ・呼吸器系合併症 ・泌尿器系合併症 ・骨格系合併症 ・難聴 ・悪性腫瘍 | ・先天性心疾患 ・先天性消化管疾患 ・甲状腺疾患 ・耳鼻科系疾患 ・眼科系疾患 ・軽度~中等度の知的障害 |
予後 | ・身体や知能の発達の遅れがみられる ・呼吸の補助が必要になる場合がある | ・身体や知能の発達の遅れがみられる ・呼吸の補助が必要になる場合がある | ・知能の発達の遅れがみられる |
平均寿命 | 数時間~数ヶ月 | 数時間~数年 | 60年 |
基本的には上記3つのトリソミーの検査ですが、無認定施設では全染色体の検査ができるため、他の病気や性別もわかります。
NIPTは病気がある可能性を調べるものなので、病気が確定するわけではありません。陽性だった場合は羊水検査などで確定診断を受ける必要があります。
NIPT実施数は年々増えている

NIPTが日本に導入された2013年から実施数は年々増えています。下のグラフのように、実施可能な施設も増えており、昔よりもNIPTを受けやすくなっています。

画像引用:日本産婦人科学会「NIPT受検者のアンケート調査の結果について」
実施数が増えているのは、次の3つの理由によるものだと考えられます。
- 手軽に検査を受けられて流産のリスクも少ない
- NIPTが広く知られるようになった
- 日本における高齢出産の割合が増えた
NIPTは母体から採血する検査方法なので簡単にできます。日本に導入されて10年ほど経ち認知度も上がっています。流産のリスクも少ないため、気軽に検査を受ける方が増えたのでしょう。
また、年齢が上がるにつれて、染色体異常は起こりやすくなります。高齢出産の割合が増えたことも、NIPTの実施数が増えたことと関係があると考えられます。
NIPTにかかる費用相場

NIPTの基本検査(トリソミー)は20万円前後と高額で、検査項目が多いほど費用が高くなっていく傾向があります。カウンセリング料金などは、検査と別に請求されることもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
結果が陽性の場合は確定的検査(羊水検査など)を行う必要があり、さらに10万円ほどかかる可能性があります。
クリニックを選ぶ際に確認したいポイント

クリニックを選ぶ際は、次の3つのポイントを確認しましょう。
- 認定施設か無認定施設か
- カウンセラーが在籍しているかどうか
- 検査後のフォロー体制が整っているか
安心して検査を受けるためにも、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。
①認定施設か無認定施設か

NIPTを受けられる施設には「認定施設」「無認定施設」の2種類がありますが、無認定施設も違法というわけではありません。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分に合うかどうかを考えることが大切です。
認定施設と無認定施設のメリットとデメリットをまとめました。
認定施設 | 無認定施設 | |
---|---|---|
メリット | ・検査後のサポートが充実している ・臨床遺伝専門医が在籍している ・遺伝カウンセリングを行っている | ・施設数が多い ・検査に条件がない ・検査項目が多い ・検査結果が出るまでが早い ・費用が安い |
デメリット | ・施設数が少ない ・検査を受けられる条件が厳しい ・夫婦一緒に受診する必要がある ・検査項目が少ない ・複数回の受診が必要 ・事前予約・紹介状が必要 ・費用が高い | ・検査後のサポートがない場合もある ・遺伝カウンセリングを行っているところが少ない ・陽性の場合、別施設で検査する必要がある場合もある |
一般社団法人日本医学会連合が定めた条件を満たす施設が認定施設です。検査を受ける条件などが厳しい分、アフターフォローが充実しており安心して検査を受けられます。
無認定施設は受検の対象者が広いため、若い方や他の検査で異常が指摘されなかった方でも検査を受けられます。ただし、アフターフォローがなかったという声もあるため、検査を受ける前に確認しておきましょう。
②カウンセラーが在籍しているかどうか

検査施設を選ぶときは「認定遺伝カウンセラー」が在籍していると安心です。安心して検査を受けられるようにしっかりと説明を行い、不安にも寄り添ってもらえます。
カウンセリングでは本当に検査を受ける必要があるのかや、もし陽性になった場合のことをしっかり考えることが重要です。
納得して検査を受けられるよう、さまざまな相談ができる認定遺伝カウンセラーがいるクリニックを選ぶといいでしょう。
③検査後のフォロー体制が整っているか

次のようなフォロー体制が整っているかを確認しておくと、陽性となった場合も安心です。
- 妊娠を継続するかどうかを相談できる
- 心理的なサポートをしてくれる
- 確定的検査を行える
陽性が出た後の判断は人の命に関わることなので、どうしたらいいのかわからないと悩むことが考えられます。
とくに無認可施設は「フォローがなかった」という人も多いようなので、事前に確認しておきましょう。
また、陽性後は羊水検査などの確定的検査が必要になるため、検査費用や検査場所のフォローがあるクリニックがおすすめです。
新潟でNIPTが受けられるおすすめクリニック

新潟でNIPTが受けられるおすすめクリニックは次の4つです。
クリニック名 | 平石クリニック | ミネルバクリニック | 新潟大学医歯学総合病院 | 荒川レディースクリニック |
---|---|---|---|---|
おすすめポイント | ・妊娠6週目から受けられる早期NIPT(6〜8週目と9週目以降で2回実施)に対応 ・早期NIPTで2回検査を実施する場合も追加費用なし ・認定遺伝カウンセラーへの電話相談が無料、羊水検査の全額負担など検査後のフォローが充実 | 国内で唯一「スーパーNIPT」を実施 | 遺伝カウンセリング外来があり薬剤師にも相談できる | 母子のトータルサポートをコンセプトにしており、出産後も長く通える |
検査を受けられる条件 | ・妊娠6週以降(6〜8週目で実施した場合は、9週目以降に追加費用なしでもう一度実施 ・双胎妊娠の方 | 妊娠9週目以降のすべての方 | ・高年妊婦(分娩予定日に35歳以上であること) ・ダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーの染色体疾患を有する子を妊娠あるいは分娩したことがある ・母体血清マーカーや超音波検査などで染色体疾患を罹患する可能性があると指摘を受けた ・染色体疾患に関わる転座保因者の夫婦 | ・高齢出産(出産予定日が35歳以上である) ※凍結胚による妊娠の場合、採卵時の年齢が34歳2ヶ月以上である ・以前の妊娠、分娩で児が13,18,21トリソミーであった ・母体血清マーカーや超音波検査などで染色体疾患を罹患する可能性があると指摘を受けた ・染色体疾患に関わる転座保因者の夫婦 |
検査可能な項目 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 ・マルチNIPTカリオセブン ・デノボ ・微小欠失検査 ・100種の遺伝子検査 | ・13,18,21トリソミー検査 | 13,18,21トリソミー検査 |
検査費用(税込) | ・基本検査費用:198,000円 ・全染色体検査費用:231,000円 ・微小欠失検査費用:253,000円 | 176,000円〜440,000円 | 約160,000円前後 | 220,000円+諸経費 |
検査結果の通知 | 最短3日 | 10日〜14日ほど | 2〜3週間後 | 2〜3週間後 |
陽性時のサポート | 陽性だった場合、その後の羊水検査費用は全額クリニックが負担(絨毛検査や微小欠失の羊水検査含む) | ・羊水検査の費用を15万円まで負担 ・羊水検査実施院を検査結果に合わせて紹介 ・24時間院長に相談可能 | – | – |
住所 | 提携院 プラーカ中村クリニック
〒950-0911 新潟県新潟市中央区笹口1丁目1 プラーカ1 2F | 〒 107-0061 東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル1号館2階 ※オンライン診療で、採血のみ最寄りの医療機関にて行うことも可能 | 〒951-8520 新潟県新潟市中央区旭町通1番町754 | 〒953-0041 新潟県新潟市西蒲区巻4670 |
アクセス | JR新潟駅から徒歩4分 | ・東京メトロ銀座線「外苑前駅」2b出口から徒歩1分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」から徒歩9分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線「表参道駅」から徒歩11分 | 新潟駅(万代口バスターミナル)からバス利用 ・新大病院線「新潟大学病院」バス停で下車 ・鳥屋野線「市役所」バス停で下車 病院まで徒歩3分 | JR越後線 巻駅から徒歩10分 |
安心してNIPTを受けられるクリニックを見つける際に参考にしてください。
平石クリニック|検査後のフォローが充実

画像引用:平石クリニック
【平石クリニックのおすすめポイント】
- 妊娠6週目から受けられる早期NIPT(6〜8週目と9週目以降で2回実施)に対応
- 早期NIPTで2回検査を実施する場合も追加費用なし
- 一度の来院で検査ができて土日祝も予約可能
- 認定遺伝カウンセラーへの電話相談が無料
- 陽性時の羊水検査はクリニックが費用を全額負担
平石クリニックは一度の来院で検査ができて、土日祝も予約が可能です。「夫婦揃って行きたいけど休みが取れない」という場合に助かります。
不安なことがあれば認定遺伝カウンセラーへの電話相談が無料でできるため、安心して検査を受けられるでしょう。もし陽性となった場合は、羊水検査の費用をクリニックが全額負担してくれるため費用面の心配も減ります。
クリニック名 | 平石クリニック |
---|---|
検査を受けられる条件 | ・妊娠6週以降(6〜8週目で実施した場合は、9週目以降に追加費用なしでもう一度実施) ・双胎妊娠の方 |
検査可能な項目 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 |
検査費用(税込) | ・基本検査費用:198,000円 ・全染色体検査費用:231,000円 ・微小欠失検査費用:253,000円 |
検査結果の通知 | ・最短3日 ・通知方法:メール |
陽性時のサポート | 陽性だった場合、その後の羊水検査費用は全額クリニックが負担(絨毛検査や微小欠失の羊水検査含む) |
営業時間 | 10:00 〜17:00 不定休 |
住所 | 提携院 プラーカ中村クリニック 〒950-0911 新潟県新潟市中央区笹口1丁目1 プラーカ1 2F |
アクセス | JR新潟駅から徒歩4分 |
ミネルバクリニック|国内で唯一「スーパーNIPT」を実施

画像引用:ミネルバクリニック
【ミネルバクリニックのおすすめポイント】
- 正確性が高いスーパーNIPTを受けられる
- オンライン診断を行っている
- 紹介状は不要で当日予約が可能
ミネルバクリニックでは、世界特許を取得している「スーパーNIPT」を国内で唯一実施しています。検査精度が高く、ミネルバクリニックでは陽性的中率100%です。(2022年11月現在、13トリソミーは除く)
オンライン診療を行っており、採血のみ最寄りの医療機関を受診するという方法も可能です。クリニックが遠い方でもミネルバクリニックで検査ができます。
紹介状も不要で当日予約もできるため、忙しい方でも受診しやすいです。
クリニック名 | ミネルバクリニック |
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検査を受けられる条件 | ・妊娠10週目以降のすべての方 |
検査可能な項目 | ・13,18,21トリソミー検査 ・性染色体検査 ・マルチNIPTカリオセブン ・デノボ ・微小欠失検査 ・100種の遺伝子検査 |
検査費用(税込) | 【基本プラン】 ・スーパーNIPTベーシック(第3世代):176,000円 ・カリオセブン(第2世代):264,000円 【セットプラン】 ・デノボプラス:352,000円 ・ペアレントコンプリート:308,000円 ・スーパーNIPTプラス:198,000円 ・スーパーNIPTプラスペアレントコンプリート:330,000円 ・スーパーNIPT ジーンプラス:236,500円 ・スーパーNIPT ジーンプラスペアレントコンプリート:352,000円 ・コンプリートNIPT:385,000円 ・コンプリートNIPTデノボプラス:440,000円 |
検査結果の通知 | ・10日〜14日ほど ・通知方法:直接来院、郵送、web ※直接来院以外は別途費用が発生 |
陽性時のサポート | ・羊水検査の費用を15万円まで負担 ・羊水検査実施院を検査結果に合わせて紹介 ・24時間院長に相談可能 |
営業時間 | 午前 10:00~14:00(最終受付13:30) 午後 16:00~20:00(最終受付19:30) 休診 火曜・水曜 (不定休があるため公式サイトの“休診日のお知らせ”を確認) |
住所 | 〒 107-0061 東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル1号館2階 ※オンライン診療で、採血のみ最寄りの医療機関にて行うことも可能 |
アクセス | ・東京メトロ銀座線「外苑前駅」2b出口から徒歩1分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」から徒歩9分 ・東京メトロ銀座線・半蔵門線「表参道駅」から徒歩11分 |
新潟大学医歯学総合病院|遺伝カウンセリング外来があり薬剤師にも相談できる

画像引用:新潟大学医歯学総合病院
【新潟大学医歯学総合病院のおすすめポイント】
- 一般社団法人日本医学会連合の認定施設
- 遺伝カウンセリング外来があり薬剤師にも相談できる
新潟大学医歯学総合病院は認定施設であるため、NIPTの専門性が高くフォロー体制も安心です。医師や看護師以外の専門職が在籍しているのは、大学ならではの特徴です。
薬剤師が在籍しているため、遺伝カウンセリング外来では妊娠中の内服についても相談できます。
受診には紹介状が必要なことに加え、予約やカウンセリング、検査などそれぞれで受診が必要なので、時間をかけられる方に向いています。夫婦そろって来院しなければならないため、前もって予定を合わせておきましょう。
クリニック名 | 新潟大学医歯学総合病院 |
---|---|
検査を受けられる条件 | ・高年妊婦(分娩予定日に35歳以上であること) ・ダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーの染色体疾患を有する子を妊娠あるいは分娩したことがある ・母体血清マーカーや超音波検査などで染色体疾患を罹患する可能性があると指摘を受けた ・染色体疾患に関わる転座保因者の夫婦 |
検査可能な項目 | ・13,18,21トリソミー検査 |
検査費用(税込) | 約160,000円前後 |
検査結果の通知 | 2〜3週間後 |
陽性時のサポート | – |
営業時間 | NIPT外来(午前のみ) 月曜日 |
住所 | 〒951-8520 新潟県新潟市中央区旭町通1番町754 |
アクセス | 新潟駅(万代口バスターミナル)からバス利用 ・新大病院線「新潟大学病院」バス停で下車 ・鳥屋野線「市役所」バス停で下車 病院まで徒歩3分 |
荒川レディースクリニック|母子のトータルサポートをコンセプトにしており、出産後も長く通える

画像引用:荒川レディースクリニック
【荒川レディースクリニックのおすすめポイント】
- 一般社団法人日本医学会連合の認定施設
- 土曜日も診察を受けられる
- 母子のトータルサポートをコンセプトにしており、出産後も長く通える
荒川レディースクリニックは、新潟県内に2つしかない認定施設のうちの1つです。土曜日も診察を受けられるのが特徴で、平日には時間を取れないという方におすすめです。
認定施設では夫婦そろっての受診が必要な場合が多いですが、荒川レディースクリニックなら土曜日に旦那さんと予定を合わせて行くことができます。
また母子のトータルサポートをコンセプトにしており、出産時のみでなくその後も長く通い続けられます。子育て相談、検診など同じ病院に通い続けたいという方におすすめです。
クリニック名 | 荒川レディースクリニック |
---|---|
検査を受けられる条件 | ・高齢出産(出産予定日が35歳以上である) ※凍結胚による妊娠の場合、採卵時の年齢が34歳2ヶ月以上である ・以前の妊娠、分娩で児が13,18,21トリソミーであった ・母体血清マーカーや超音波検査などで染色体疾患を罹患する可能性があると指摘を受けた ・染色体疾患に関わる転座保因者の夫婦 |
検査可能な項目 | 13,18,21トリソミー検査 |
検査費用(税込) | 220,000円+諸経費 |
検査結果の通知 | 2〜3週間後 |
陽性時のサポート | – |
営業時間 | 月火木金 9:00〜12:30/15:00〜18:00 水土 9:00〜12:30 休診日:日 |
住所 | 〒953-0041 新潟県新潟市西蒲区巻4670 |
アクセス | JR越後線 巻駅から徒歩10分 |
NIPTを受ける際の注意点

NIPTを受ける際は後悔しないように、次の3つの注意点を知っておきましょう。
- NIPTは保険適応外
- NIPTの検査精度は100%ではない
- 認定施設でNIPTを受けるときには条件がある場合も
順番に解説していきます。
①NIPTは保険適応外

NIPTは保険適用外の検査なので自費で受ける必要があります。一般検査のみでも20万円ほどかかり、診察料やカウンセリング料もすべて自費診療です。
もし陽性となった場合は、羊水検査などの確定的検査もするためさらに10〜20万円ほどかかります。羊水検査の費用を負担してくれるクリニックもあるため、費用を押さえたい場合は確認してみましょう。
今回紹介した2つのクリニックはどちらも、羊水検査の費用を負担してくれます。
平石クリニック | 全額負担 |
---|---|
ミネルバクリニック | 互助会加入で一部負担(上限15万円) |
②NIPTの検査精度は100%ではない

NIPTの検査精度は100%ではないことを覚えておきましょう。1番精度が高い21トリソミーでも感度感度99.9%・特異度99.8%です。
感度 | 病気があるときに陽性となる確率のこと。感度が低いと検査で病気を見逃しやすくなる。 |
---|---|
特異度 | 病気がないときに陰性となる確率のこと。特異度が低いと、病気がなくても誤って陽性と診断されることがある。 |
他の非確定的検査に比べると精度は非常に高いですが「陽性と判定されたけど、羊水検査をしたら病気はなかった」という場合もあります。
また、無認定施設で実施されるトリソミー以外の病気に関しては、検査の精度が十分に検証されていません。検査の結果が必ずしも正しいわけではないことを知った上で、判断をする必要があります。
③認定施設でNIPTを受けるときには条件がある場合も

認定施設でNIPTを受けるときは、次の条件のいずれかに当てはまっている必要があります。
- 出産時の年齢が35歳以上
- 胎児超音波検査で、胎児に染色体数的異常の疑いがある
- 母体血清マーカー検査で、胎児に染色体数的異常の疑いがある
- 染色体数的異常を持つ子どもを妊娠した経験がある
- 両親のいずれかに一定の染色体異常がある
上記に当てはまらない方は、認定施設では検査を受けられません。生命倫理の問題で、産み分けについては慎重に考える必要があるためです。
どうしても検査をしたい場合は、条件が厳しくない無認定施設で検査を行うという方法もあります。ただし「無認定施設ではアフターフォローがなかった」という声もあるため、受診前に確認しましょう。
NIPT検査の流れ

NIPT検査の流れは、次のような流れで行われる場合が多いです。
- クリニック予約
- 検査前遺伝カウンセリング
- 採血
- 結果報告
- 検査後遺伝カウンセリング
検査の前は遺伝カウンセリングを行うため、悩みや不安がある方は相談して納得した状態で検査を受けられるようにしましょう。
カウンセリングで問題がなければ、検査当日は採血のみで終了です。クリニックによっては一回の来院で検査まで終わることもあります。
検査結果が陽性であった場合は再度遺伝カウンセリングを行い、今後の方針について話し合います。羊水検査を受ける場合は料金や受ける施設について聞いておきましょう。
クリニックによって流れは多少異なりますが、参考にしてください。
NIPTに関するよくある疑問

NIPTに関するよくある質問をまとめました。
Q. 羊水検査にかかる費用はどのくらいですか?
羊水検査は10万〜20万円ほどかかります。
クリニックによっては羊水検査の費用を負担してくれるところもあるため、費用が不安な方は確認しておくと安心です。
Q. 3種類のトリソミー以外に、どのような検査がありますか?
無認可施設では、13,18,21トリソミーのほかに下記の検査を受けられます。
- 性染色体の異数体判定
- 全染色体異数性検査
- 全常染色体の部分欠失および重複検査
性別を知りたい方は、検査前に申し出ておきましょう。検査後に「やっぱり知りたい」と言っても後から追加はできない場合が多いです。
Q. NIPTと羊水検査の違いはなんですか?
NIPTは非確定的検査、羊水検査は確定的検査という大きな違いがあります。
非確定的検査 | 赤ちゃんが病気を持っている可能性の有無がわかる。非確定的検査だけで、病気の有無を判別することはできない。 |
---|---|
確定的検査 | 赤ちゃんの病気を判別できる検査。 |
NIPTは流産のリスクが少ないのが特徴です。母体から採血をするだけで簡単に検査できます。羊水検査は確実な結果がわかりますが、おなかに針を刺して羊水を採取するため流産の可能性があります。
Q. NIPTを受けるのは何週がベストですか?
NIPTを受ける時期は妊娠10週〜16週目がベストです。10週目より早いと、母体の血液中に赤ちゃんの遺伝子が十分にないため検査をしても正しい結果がでません。
陽性だった場合の羊水検査や人工中絶の可能性も考えると、16週目までに受けるのがいいでしょう。ただし10週目以降であれば、22週以降でも検査結果に問題はありません。
Q. 無認可施設は海外の検査機関を利用していると聞きました。結果に問題はないのでしょうか?
海外の検査機関でも検査結果に問題はありません。厚生労働省の基準をクリアした施設を通して検体(血液)を輸送するため、管理がしっかりしています。
また、海外の検査機関で問題があったという大きなニュースもあっていません。
まとめ

今回は新潟でNIPTで検査を受けられるクリニックを2つ紹介しました。
- 平石クリニック
- ミネルバクリニック
NIPTを受けられる施設には認定施設と無認定施設がありますが、どちらにもメリットとデメリットがあります。納得して検査を受けられるよう、カウンセリングやアフターフォローがしっかりしているクリニックを選びましょう。