飲み薬（医薬品）での男性の薄毛治療

男性型脱毛症（AGA）などに代表される「薄毛」は多くの方が直面する悩みです。進行性の脱毛症であるため、早期の対策と適切な治療が重要となります。

幸いなことに、現代医療では飲み薬（内服薬）による効果的なAGA治療法が確立されています。

この記事では、AGA治療に用いられる主要な飲み薬の種類、それぞれの効果や副作用、費用、そして治療を始めるにあたって知っておくべき大切なポイントを詳しく解説します。

飲み薬でのAGA治療はどのような選択肢があるの？

男性型脱毛症（AGA）の治療に用いられる飲み薬は、主に脱毛の進行を抑えるタイプと、発毛を促進するタイプの2つに大別できます。

これらの薬は、医師の診断のもと、個々の症状や進行度、体質に合わせて処方されます。

AGAの原因物質であるDHT（ジヒドロテストステロン）の生成を抑制する薬や、頭皮の血流を改善して毛母細胞を活性化させる薬など、作用の仕方が異なります。

どの治療薬を選択するかは、専門のクリニックで医師とよく相談し、期待できる効果や起こりうる副作用、治療にかかる費用などを総合的に理解した上で決定することが大切です。

AGA治療薬の主な種類と作用

現在、AGA治療で中心的に使用される飲み薬には、「フィナステリド」や「デュタステリド」といった脱毛抑制薬と、「ミノキシジル」という発毛促進薬があります。

これらの薬は、単独で用いることもあれば、状態に応じて組み合わせて処方されることもあります。ジェネリック医薬品も登場しており、治療費用の負担を軽減する選択肢も増えています。

代表的なAGA治療内服薬

薬剤の種類	主な作用	代表的な薬剤名
脱毛抑制薬	DHTの生成を抑制し、ヘアサイクルの乱れを改善	フィナステリド（プロペシア）、デュタステリド（ザガーロ）
発毛促進薬	頭皮の血行を促進し、毛母細胞を活性化	ミノキシジルタブレット

治療薬選択のポイント

AGA治療薬を選ぶ際には、まず専門医による正確な診断が前提となります。

その上で、ご自身の薄毛の進行状況、期待する効果、ライフスタイル、そして費用などを考慮し、医師と相談しながら最適な治療計画を立てていきます。

副作用のリスクについても十分に理解し、納得した上で治療を開始することが重要です。

飲み薬治療の一般的なメリット

• 自宅で手軽に治療を継続できる
• 科学的根拠に基づいた効果が期待できる
• 他の治療法（外用薬や植毛など）と組み合わせることが可能

AGAの進行を抑える選択肢 「フィナステリド」の役割

フィナステリドは、AGA治療において広く用いられている代表的な飲み薬の一つです。

もともとは前立腺肥大症の治療薬として開発されましたが、AGAに対する効果が認められ、薄毛治療薬としても承認されました。

AGAの主な原因であるDHTの生成を抑えることで、抜け毛を減らし、薄毛の進行を遅らせる効果が期待できます。

フィナステリド（プロペシア）の作用と効果

フィナステリドは、5αリダクターゼという酵素の働きを阻害します。この酵素は、男性ホルモンであるテストステロンを、AGAの原因となるDHTに変換する役割を担っています。

フィナステリドが5αリダクターゼ（特にII型）の働きをブロックすることで、DHTの生成量が減少し、毛根へのDHTの影響が弱まります。

これにより、乱れたヘアサイクルが正常化に向かい、抜け毛の減少や毛髪の質の改善（細い毛が太くなるなど）といった効果が現れます。

一般的に、効果を実感するまでには3ヶ月から6ヶ月程度の継続的な服用が必要です。

フィナステリド（プロペシア）の基本情報

項目	内容	備考
分類	5αリダクターゼ阻害薬（II型）	AGAの原因物質DHTの生成を抑制
期待される効果	抜け毛の減少、薄毛進行の抑制	効果実感まで通常3～6ヶ月
代表的な商品名	プロペシア	ジェネリック医薬品も多数存在

フィナステリドの副作用と費用

フィナステリドの副作用としては、稀に性欲減退、勃起機能不全（ED）、射精障害、肝機能障害などが報告されています。しかし、これらの副作用の発生頻度は低く、多くの場合、服用を中止すれば改善します。

治療を始める前には、医師から副作用について十分な説明を受け、理解しておくことが大切です。 費用については、先発医薬品であるプロペシアと、後発医薬品（ジェネリック）で異なります。

ジェネリック医薬品は、プロペシアと同等の効果が期待でき、費用を抑えることができるため、多くの方に選ばれています。クリニックによって処方費用は異なりますので、事前に確認しましょう。

もう一つの進行抑制薬 「デュタステリド」

デュタステリドも、フィナステリドと同様にAGAの進行を抑える効果が期待できる飲み薬です。

フィナステリドが5αリダクターゼのII型を主に阻害するのに対し、デュタステリドはI型とII型の両方を阻害するという特徴があります。

これにより、DHTの生成をより強力に抑制する効果が期待できるとされています。

デュタステリド（ザガーロ）の作用と効果

デュタステリドは、DHTの生成に関わる5αリダクターゼのI型とII型の両方の働きを阻害します。これにより、フィナステリドよりも広範囲かつ強力にDHT濃度を低下させることが可能です。

その結果、より効果的にAGAの進行を抑制し、毛髪の成長を促す効果が期待されます。特に、フィナステリドでは効果が十分でなかった方や、より積極的な治療を望む方に選択されることがあります。

効果を実感するまでの期間はフィナステリドと同様、3ヶ月から6ヶ月程度が目安です。

デュタステリド（ザガーロ）の基本情報

項目	内容	備考
分類	5αリダクターゼ阻害薬（I型・II型）	DHTの生成をより強力に抑制
期待される効果	抜け毛の減少、薄毛進行の抑制、毛量増加	フィナステリドより強い効果を期待
代表的な商品名	ザガーロ	ジェネリック医薬品も存在

デュタステリドの副作用と費用

デュタステリドの副作用もフィナステリドと類似しており、性欲減退、勃起機能不全、射精障害、肝機能障害などが報告されています。

DHTをより強力に抑制するため、副作用の発生頻度がフィナステリドよりも若干高いという報告もありますが、こちらも稀であり、多くは軽微です。

治療開始前には医師とよく相談し、リスクを理解することが重要です。 費用に関しても、先発品のザガーロとジェネリック医薬品で異なります。

ジェネリックを選択することで、治療費を抑えることが可能です。AGA治療は継続が必要なため、費用面も考慮して薬剤を選択しましょう。

発毛を促す 「ミノキシジルタブレット」とは

ミノキシジルは、もともと高血圧治療のための血管拡張薬として開発されましたが、副作用として多毛が見られたことから、発毛剤としての研究が進められました。

外用薬（塗り薬）としてのミノキシジルは日本でも市販されていますが、より強い発毛効果を期待して、内服薬であるミノキシジルタブレット（ミノタブ）がAGAクリニックで処方されることがあります。

ミノキシジルタブレットの作用と発毛効果

ミノキシジルタブレットの正確な発毛の作用は完全には解明されていませんが、主に血管拡張作用により頭皮の血流を改善し、毛母細胞に十分な栄養と酸素を供給することで、毛母細胞の働きを活性化させると考えられています。

また、毛母細胞の成長因子産生を促す作用も報告されています。これにより、休止期にある毛根を成長期へと移行させ、新たな髪の毛の成長を促進し、既存の毛髪を太く長く育てる効果が期待できます。

フィナステリドやデュタステリドが「守りの薬」であるのに対し、ミノキシジルタブレットは「攻めの薬」と位置づけられることが多いです。

ミノキシジルタブレットの期待される効果

効果の側面	具体的な内容
血行促進	頭皮の毛細血管を拡張し、血流を増加させる
毛母細胞活性化	毛髪の成長に必要な栄養と酸素を供給し、細胞分裂を活発にする
成長期延長	毛髪の成長期を長く保ち、太く健康な髪を育てる

ミノキシジルタブレットの副作用と注意点

ミノキシジルタブレットは発毛効果が高い一方で、副作用にも注意が必要です。

主な副作用としては、初期脱毛（服用開始後に一時的に抜け毛が増える現象）、全身の多毛症、動悸、息切れ、頭痛、めまい、むくみ、血圧低下などが報告されています。

特に心血管系への影響が懸念されるため、心臓や血圧に持病のある方は慎重な判断が必要です。 ミノキシジルタブレットは、日本ではAGA治療薬として未承認のため、医師の責任のもとで処方されます。

処方を受ける際は、必ず専門のクリニックで医師の診察を受け、効果とリスクについて十分な説明を聞き、理解した上で使用を開始してください。費用はクリニックや処方量によって異なります。

ミノキシジルタブレット服用の主な注意点

• 医師の厳格な管理下でのみ使用する
• 心血管系の疾患がある場合は原則禁忌または慎重投与
• 初期脱毛が起こる可能性があることを理解しておく
• 定期的な健康チェック（血圧測定など）が推奨される

より納得のいく治療選択のために 「遺伝子検査」でわかること

近年、AGA治療の分野でも個別化医療の考え方が取り入れられつつあります。その一つがAGA遺伝子検査です。

この検査は、個人の遺伝的傾向を調べることで、AGAの発症リスクや、特定の治療薬（フィナステリドなど）の効果の出やすさ、副作用のリスクなどを予測する手がかりを得ることを目的としています。

AGA遺伝子検査の概要と目的

AGA遺伝子検査は、主に唾液や口腔内粘膜を採取し、そこに含まれるDNAを分析します。特に注目されるのは、男性ホルモンレセプター（アンドロゲンレセプター）遺伝子の感受性や、5αリダクターゼの活性度に関連する遺伝子多型です。

これらの遺伝的特徴を調べることで、AGAの進行しやすさや、フィナステリドのようなDHT抑制薬が効きやすい体質かどうかをある程度予測できます。

AGA遺伝子検査で予測できる主な項目

検査項目	予測できること	治療選択への示唆
アンドロゲンレセプター遺伝子	DHTに対する感受性の高さ（AGAの発症・進行リスク）	早期からの積極的な治療の必要性など
5αリダクターゼ関連遺伝子	フィナステリド等の効果の出やすさ	薬剤選択の一助となる可能性
その他関連遺伝子	ミノキシジルの反応性や副作用リスクの可能性	治療方針の個別化に役立つ可能性

遺伝子検査結果の活用と限界

遺伝子検査の結果は、あくまで治療方針を決定する上での参考情報の一つです。検査結果だけで治療法が全て決まるわけではありません。

医師は、遺伝子検査の結果に加えて、問診、視診、生活習慣などを総合的に評価し、患者さんと相談しながら最適な治療計画を立てます。

遺伝子検査は、より個別化された、納得感のある治療選択をサポートするツールとして期待されていますが、その解釈には専門的な知識が必要です。検査費用はクリニックによって異なり、数万円程度が一般的です。

当院のオンライン診療では遺伝子検査は無料で行っております

飲み薬を始める前に 知っておきたい注意点と大切なこと

AGAの飲み薬治療は効果が期待できる一方で、いくつかの注意点があります。治療を開始する前にこれらを十分に理解し、安全かつ効果的に治療を進めることが大切です。

医師による診断と処方の重要性

AGA治療薬は医薬品であり、医師の診断と処方が必要です。自己判断で個人輸入などで入手した薬を使用することは、健康被害のリスクが非常に高いため絶対に避けてください。

薄毛の原因はAGA以外にも様々あり、正しい診断なしに治療を始めても効果が得られないばかりか、状態を悪化させる可能性もあります。

必ず専門のクリニックを受診し、医師の指導のもとで治療を開始しましょう。

副作用の理解と対処

どんな薬にも副作用のリスクは伴います。AGA治療薬も例外ではありません。

フィナステリドやデュタステリドでは性機能関連の副作用、ミノキシジルタブレットでは心血管系への影響や初期脱毛などが報告されています。

これらの副作用の発生頻度は一般的に低いものの、事前にどのような副作用が起こりうるのか、そして万が一起こった場合にどのように対処すればよいのかを医師から説明を受け、理解しておくことが重要です。

体調に異変を感じた場合は、速やかに医師に相談してください。

治療薬の一般的な副作用と頻度（参考）

薬剤	主な副作用	発生頻度の目安
フィナステリド	性欲減退、勃起不全	1～5%程度
デュタステリド	性欲減退、勃起不全	数%～10%程度
ミノキシジルタブレット	初期脱毛、多毛、動悸、むくみ	用量や個人差による

※副作用の発生頻度は報告により異なり、個人差があります。必ず医師にご確認ください。

治療期間と継続の必要性

AGAは進行性の脱毛症であり、飲み薬による治療は効果を維持するために継続的な服用が必要です。効果を実感するまでにも通常3ヶ月から6ヶ月かかり、服用を中止すると再び薄毛が進行する可能性があります。

そのため、長期的な視点で治療計画を立て、費用面も含めて無理なく続けられる方法を医師と相談することが大切です。

ジェネリック医薬品の活用

AGA治療薬の多くには、ジェネリック医薬品（後発医薬品）が存在します。

ジェネリック医薬品は、先発医薬品と有効成分や効果が同等でありながら、開発費用が抑えられているため、より安価に処方を受けることができます。

長期的な治療が必要となるAGAにおいて、ジェネリック医薬品の活用は治療費用の負担を軽減する有効な手段となります。

当院（AGAメディカルケアクリニック）での薄毛治療

AGAメディカルケアクリニックでは、患者様一人ひとりの状態とご希望に合わせたオーダーメイドの薄毛治療を提供しています。

飲み薬による治療はもちろんのこと、外用薬や注入療法、そして遺伝子検査などを組み合わせ、科学的根拠に基づいたアプローチを重視しています。

丁寧なカウンセリングと正確な診断

当院では、まず専門のカウンセラーが患者様のお悩みやご希望をじっくりと伺います。その後、医師が頭皮の状態を詳細に診察し、AGAの進行度やタイプを正確に診断します。

この診断に基づき、患者様に最適な治療法をご提案します。飲み薬の処方にあたっては、期待できる効果だけでなく、考えられる副作用や費用についても丁寧に説明し、ご納得いただいた上で治療を開始します。

遺伝子検査を参考にした治療計画

当院では、より個別化された治療を目指し、AGA遺伝子検査を導入しています。この検査により、AGAの発症リスクや特定の治療薬（フィナステリドなど）への反応性を予測する手がかりを得ることができます。

検査結果は、あくまで治療法選択の一つの参考情報ですが、患者様ご自身が治療法を理解し、納得して進める上で役立つと考えています。

医師が検査結果を分かりやすく解説し、それらを踏まえて、患者様と一緒に治療計画を立てていきます。

当院のAGA治療薬処方の考え方

重視する点	具体的な取り組み
科学的根拠	効果と安全性が確認された治療薬を中心に処方
個別化	患者様の症状、体質、遺伝的傾向、ライフスタイルを考慮
安全性	副作用のリスクを最小限に抑えるための丁寧な説明と経過観察

継続しやすい治療費用の設定

AGA治療は継続が重要です。当院では、患者様が安心して治療を続けられるよう、ジェネリック医薬品を積極的に活用するなど、治療費用にも配慮しています。

明確な料金体系を提示し、治療開始前に総額の目安をお伝えすることで、費用に関する不安を軽減するよう努めています。

オンライン診療のご案内 – 通院が難しい方向け

AGAメディカルケアクリニックでは、お忙しい方や遠方にお住まいで通院が難しい方のために、オンライン診療（遠隔診療）を実施しています。

スマートフォンやパソコンを使って、ご自宅にいながら専門医の診察を受け、AGA治療薬の処方を受けることが可能です。

オンライン診療の流れ

当院のオンライン診療は、簡単なステップでご利用いただけます。

オンライン診療の主なステップ

薄毛遺伝子検査AGAプログラム（オンライン対応）

当院のオンライン診療では、「薄毛遺伝子検査AGAプログラム」もご利用いただけます。このプログラムでは、オンラインでの医師の診察後、ご自宅にAGA遺伝子検査キットを郵送します。

患者様ご自身で唾液を採取し、返送していただくと、約3～4週間後に検査結果が出ます。医師がオンラインで検査結果を説明し、その結果も踏まえて最適な治療薬を処方し、ご自宅へ郵送します。

これにより、通院することなく、よりパーソナルなAGA治療を開始できます。

薄毛遺伝子検査AGAプログラム（オンライン）の特徴

特徴	内容
利便性	自宅で診察から遺伝子検査、薬の受け取りまで完結
個別化	遺伝子検査結果を参考に、より合った治療薬を選択可能
専門性	AGA専門医による診察とアドバイス

オンライン診療や薄毛遺伝子検査AGAプログラムの費用、詳細な流れについては、お気軽に当院までお問い合わせください。

よくある質問（FAQ）

AGA治療薬はどのくらいの期間飲み続ける必要がありますか？

AGAは進行性の脱毛症のため、治療薬の効果を維持するためには継続的な服用が必要です。

一般的に、効果を実感するまでに3ヶ月から6ヶ月程度かかり、服用を中止すると再び薄毛が進行する可能性があります。医師と相談しながら、長期的な治療計画を立てることが大切です。

飲み薬の副作用が心配です。どのようなものがありますか？

主な治療薬であるフィナステリドやデュタステリドでは、稀に性欲減退や勃起機能不全などの副作用が報告されています。

ミノキシジルタブレットでは、初期脱毛、動悸、むくみなどが見られることがあります。

ただし、これらの副作用の発生頻度は一般的に低く、多くは軽微です。治療開始前に医師から十分な説明を受け、万が一副作用が出た場合は速やかに相談してください。

ジェネリック医薬品の効果は先発品と同じですか？費用はどのくらい違いますか？

ジェネリック医薬品は、先発医薬品と有効成分、品質、効果、安全性が同等であると国から認められた医薬品です。

開発費用が抑えられているため、一般的に先発医薬品よりも安価に処方されます。費用はクリニックや薬剤の種類によって異なりますが、治療費の負担を軽減する有効な選択肢です。

遺伝子検査を受ければ、自分に合う薬が必ずわかりますか？

AGA遺伝子検査は、AGAの発症リスクや特定の治療薬への反応性を予測する手がかりを得るためのもので、治療法を決定づけるものではありません。

検査結果はあくまで参考情報の一つであり、医師が問診、視診、生活習慣などを総合的に評価し、患者様と相談しながら最適な治療計画を立てます。

オンライン診療でも対面診療と同じようにAGA治療薬を処方してもらえますか？

はい、オンライン診療でも医師が適切と判断すれば、対面診療と同様にAGA治療薬を処方できます。

問診や視診（写真やビデオ通話を通じて）を行い、患者様の状態を把握した上で、安全に治療を進められるようサポートします。お薬はご自宅へ郵送します。