薄毛の市販薬による治療効果と注意点について

近年、ドラッグストアなどで手軽に購入できる薄毛対策の市販薬が増えています。「aga 市販薬」や「aga 治療薬 市販」といったキーワードで情報を探している方も多いのではないでしょうか。

この記事では、市販されている薄毛治療薬の効果や種類、使用する上での注意点について解説します。

また、市販薬とクリニックで処方される治療薬の違いや、専門的な治療の必要性についても触れていきます。

AGA（男性型脱毛症）とは？薄毛の主な原因

薄毛や抜け毛の悩みを持つ男性の多くは、AGA（Androgenetic Alopecia: 男性型脱毛症）を発症している可能性があります。AGAは進行性の脱毛症であり、放置すると薄毛が徐々に広がっていきます。

まずはAGAがどのようなものか、その特徴や原因について基本的な知識を確認しましょう。適切な対策を行うためには、原因を正しく理解することが重要です。

AGAの進行パターンと特徴

AGAは、主に額の生え際や頭頂部の髪が薄くなるのが特徴です。進行パターンには個人差がありますが、一般的には「M字型」「O字型」「U字型」などに分類されます。

初期段階では髪の毛が細く、短くなり、徐々に地肌が透けて見えるようになります。

AGAの進行パターンの例

パターン	特徴
M字型	額の生え際の両サイドが後退していく
O字型	頭頂部（つむじ周辺）から薄毛が円状に広がる
U字型	生え際全体が後退し、頭頂部の薄毛と繋がる

これらのパターンは複合的に現れるケースもあり、放置すると薄毛の範囲は拡大していきます。

AGAの主な原因物質DHT

AGAの主な原因は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが毛根付近に存在する酵素「5αリダクターゼ」によって、より強力な男性ホルモン「DHT（ジヒドロテストステロン）」に変換されることです。

DHTが毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体と結合すると髪の成長期が短縮され、太く長い髪に成長する前に抜け落ちてしまいます。これがAGAによる薄毛の基本的な仕組みです。

遺伝的な要因も関与しており、家族に薄毛の方がいる場合はAGAを発症しやすい傾向があります。

自己判断の難しさと専門医への相談

薄毛の原因はAGAだけではありません。円形脱毛症や脂漏性脱毛症、あるいは生活習慣の乱れやストレス、他の疾患が原因で抜け毛が増える場合もあります。

市販薬を試す前に、自分の薄毛の原因が本当にAGAなのか、それとも他の原因なのかを正確に知ることが大切です。

自己判断は難しいため、薄毛が気になり始めたらまずは皮膚科やAGA専門クリニックで医師の診察を受けると良いでしょう。専門医が頭皮の状態や毛髪の状況を詳しく診察し、適切な診断とアドバイスを提供します。

市販で購入できるAGA治療薬の種類

ドラッグストアなどで購入できるAGA治療薬は、主に発毛効果が認められている成分を含むものと、頭皮環境を整えることを目的としたものに分けられます。

ミノキシジル配合の発毛剤

現在、日本国内で市販薬として発毛効果が認められている唯一の成分が「ミノキシジル」です。

ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬として開発されましたが、副作用として多毛が見られたことから発毛剤として転用されました。毛母細胞の活性化や血行促進作用により、発毛を促す効果が期待できます。

市販のミノキシジル外用薬は、濃度によって分類されます。

市販のミノキシジル外用薬の濃度と特徴

濃度	対象者	特徴
1%	女性	女性向け製品に配合されている濃度
5%	男性	一般的な男性向け製品に配合されている濃度
5%超	薬剤師による指導が必要	より高濃度の製品（要指導医薬品など）も存在する

ミノキシジル外用薬は、継続して使用すると効果を発揮します。使用を中止すると、再び薄毛が進行する可能性があるため注意が必要です。

ミノキシジル以外の成分を含む市販薬

ミノキシジル以外にも、市販の育毛剤やヘアケア製品には様々な成分が配合されています。

これらは医薬品ではなく、医薬部外品や化粧品に分類されるものが多く、主な目的は頭皮環境の改善や抜け毛予防です。

育毛剤などに含まれる主な成分

カテゴリ	成分
血行促進成分	センブリエキス、ビタミンE誘導体など
抗炎症成分	グリチルリチン酸ジカリウムなど
皮脂分泌抑制成分	ビタミンB6など
保湿成分	ヒアルロン酸、コラーゲンなど

これらの成分は、頭皮を健やかに保ち、髪が育ちやすい環境を整えるサポートをしますが、ミノキシジルような直接的な発毛効果は認められていません。

医薬品と医薬部外品、化粧品の違い

市販されている薄毛対策製品は、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」に分類されます。

それぞれの違いを理解しておくことが大切です。

医薬品・医薬部外品・化粧品の違い

分類	目的	効果・効能	例
医薬品	病気の治療	発毛、育毛、脱毛の進行予防（ミノキシジルなど）	リアップシリーズなど
医薬部外品	防止・衛生	育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進	多くの育毛剤、薬用シャンプー
化粧品	清潔にする、美化する	フケ・かゆみを抑える、毛髪・頭皮をすこやかに保つ	一般的なシャンプー、コンディショナー、ヘアトニック

発毛効果を期待する場合は「医薬品」に分類されるミノキシジル配合の発毛剤を選ぶ必要があります。

一方、「医薬部外品」の育毛剤は、抜け毛予防や頭皮環境改善を目的としています。

市販薬選びのポイント

市販のAGA治療薬を選ぶ際は、まず自分の薄毛の状態や目的に合った製品かを確認しましょう。

発毛を期待するならミノキシジル配合の「医薬品」を選びます。頭皮環境の改善や抜け毛予防が目的なら「医薬部外品」の育毛剤も選択肢になります。

また、成分表示を確認し、アレルギーがないか、自分の肌質に合っているかを考慮することも重要です。不明な点があれば、薬剤師や登録販売者に相談しましょう。

市販のAGA治療薬に期待できる効果

市販されているAGA治療薬、特にミノキシジル配合の発毛剤は、一定の発毛効果が期待できます。

しかし、その効果には限界もあります。市販薬でどこまでの効果が見込めるのか、正しく理解しておきましょう。

発毛促進効果（ミノキシジル）

市販薬の中で唯一発毛効果が認められているミノキシジルは、毛包に直接作用してヘアサイクル（毛周期）における成長期を延長させ、休止期にある毛包を活性化させて発毛を促します。

また、血管拡張作用により頭皮の血行を改善し、毛髪の成長に必要な栄養を届けやすくする効果も期待されています。

壮年性脱毛症（男性型脱毛症、AGA）における発毛、育毛及び抜け毛の進行予防に効果を発揮します。

頭皮環境を整える効果

ミノキシジル以外の成分を含む市販の育毛剤（医薬部外品）は直接的な発毛効果はありませんが、頭皮環境を整えて抜け毛を予防し、髪の成長をサポートする効果が期待できます。

例えば、血行促進成分は頭皮の血流を改善し、抗炎症成分は頭皮の炎症を抑え、保湿成分は乾燥を防ぎます。これらにより、髪が育ちやすい健やかな頭皮環境を維持する手助けとなります。

効果を実感するまでの期間

市販のミノキシジル外用薬の効果を実感するには、一般的に数ヶ月以上の継続使用が必要です。ヘアサイクルには時間がかかるため、すぐに効果が現れるわけではありません。

製品によって推奨される使用期間は異なりますが、少なくとも4ヶ月から6ヶ月程度は毎日継続して使用することが推奨されています。

効果の現れ方には個人差があり、全ての人に同じ効果が出るわけではありません。

市販薬の効果の限界

市販のミノキシジル外用薬は発毛効果が認められていますが、AGAの根本原因であるDHTの生成を抑制する作用はありません。そのため、AGAの進行を完全に止めるのは難しい場合があります。

また、すでに毛包が完全に萎縮してしまった部位からの発毛は期待できません。効果の程度にも個人差が大きく、期待したほどの効果が得られないケースもあります。

市販薬だけで満足のいく結果が得られない場合は、他の治療法を検討する必要があります。

市販のAGA治療薬を使用する際の注意点

手軽に購入できる市販のAGA治療薬ですが、医薬品である以上、副作用のリスクや正しい使用方法を守る必要があります。

副作用のリスクについて

市販のミノキシジル外用薬は比較的安全性の高い薬ですが、副作用が起こる可能性もあります。

使用する前に、添付文書をよく読み、副作用について理解しておくと良いです。

ミノキシジル外用薬の主な副作用

分類	主な症状
皮膚	頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、フケ、使用部位の熱感など
精神神経系	頭痛、気が遠くなる、めまい
循環器	胸の痛み、心拍が速くなる
代謝系	原因のわからない急激な体重増加、手足のむくみ

これらの症状が現れたときは直ちに使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

特に、心臓や腎臓に障害のある方、高血圧・低血圧の方、甲状腺機能障害の診断を受けている方は、使用前に医師に相談が必要です。

正しい使用方法を守ることの重要性

市販薬の効果を最大限に引き出して副作用のリスクを低減するためには、定められた用法・用量を守ることが非常に大切です。

ミノキシジル外用薬は、1日2回、薄毛の気になる部分に直接塗布するのが一般的です。使用回数や1回の使用量を増やしても、効果が高まるわけではなく、むしろ副作用のリスクを高める可能性があります。

また、頭皮に傷や湿疹、炎症などがある場合は使用を避けてください。清潔な頭皮に使用するのもポイントです。

使用できないケース

以下に該当する方は、市販のミノキシジル外用薬を使用できません。

• 本剤または本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人
• 未成年者（20歳未満）
• 女性（男性用製品の場合）
• AGA（壮年性脱毛症）以外の脱毛症（例：円形脱毛症、甲状腺疾患による脱毛など）の人、あるいは原因のわからない脱毛症の人
• 脱毛が急激であったり、髪が斑状に抜けている人

これらの条件に当てはまる場合は、自己判断で使用せず、必ず医師に相談してください。

購入時の注意点と確認事項

市販のAGA治療薬を購入する際は、薬剤師や登録販売者がいる店舗で購入し、相談すると良いでしょう。

特に、ミノキシジル濃度が5%を超える製品（要指導医薬品など）は、薬剤師による対面での情報提供や指導が義務付けられています。

自分の症状や健康状態を伝え、適切な製品を選んでもらいましょう。

また、インターネットで購入する場合も、信頼できる正規販売店から購入するように注意が必要です。偽造品や品質の劣る製品が出回っている可能性もあるため、安価すぎる製品には注意が必要です。

市販薬とクリニック処方薬の違い

薄毛対策として市販薬を選ぶべきか、それともクリニックで専門的な治療を受けるべきか、悩む方も多いでしょう。

市販薬とクリニックで処方されるAGA治療薬には、成分、効果、費用、サポート体制など、いくつかの重要な違いがあります。

配合されている有効成分の違い

市販薬とクリニック処方薬の最も大きな違いは、配合されている有効成分の種類です。

市販薬の主成分は発毛を促すミノキシジル（外用薬）です。一方、クリニックではミノキシジル外用薬に加えて、AGAの根本原因であるDHTの生成を抑制する内服薬（フィナステリドやデュタステリド）を処方できます。

これらの内服薬は医師の処方が必要であり、市販されていません。

主なAGA治療薬の種類

分類	治療薬
市販薬（外用）	ミノキシジル
クリニック処方薬（内服）	フィナステリド、デュタステリド
クリニック処方薬（外用）	ミノキシジル（市販薬より高濃度のものも処方可能）

クリニックでは、これらの薬を患者さんの状態に合わせて単独または組み合わせて処方します。

期待できる効果の範囲

市販のミノキシジル外用薬は発毛促進効果が期待できますが、AGAの進行抑制効果は限定的です。

一方、クリニックで処方される内服薬（フィナステリド、デュタステリド）はAGAの進行を抑える効果を実感しやすく、ミノキシジル外用薬と併用すると、抜け毛の抑制と発毛促進の両面から働きかけられます。

そのため、一般的にクリニックでの治療の方が、より効果を期待できる可能性があります。

費用とコストパフォーマンス

費用面では、市販薬のほうが初期費用を抑えられます。ミノキシジル外用薬は、1ヶ月あたり数千円程度から購入可能です。

一方、クリニックでの治療は、診察料や検査料、薬代（内服薬・外用薬）がかかるため、月々の費用は市販薬よりも高くなる傾向があります。

ただし、クリニックではより効果的な治療を受けられる可能性があるため、長期的な視点で見るとコストパフォーマンスが良いと考える方も少なくありません。

治療法の費用比較（目安）

治療法	1ヶ月あたりの費用目安	特徴
市販薬（ミノキ）	5,000円〜8,000円程度	手軽に始められる
クリニック（内服）	7,000円〜15,000円程度	進行抑制効果が高い
クリニック（併用）	15,000円〜30,000円程度	より高い効果が期待できる可能性がある

医師による診断とサポートの有無

市販薬は自己判断で購入し使用しますが、クリニックでは医師が診察を行い、薄毛の原因を特定した上で個々の症状や進行度に合わせた治療法を提案します。

治療開始後も定期的な診察を通じて効果や副作用を確認し、必要に応じて治療内容を調整するなど、継続的なサポートを受けられます。

副作用が出た場合や治療に関する疑問や不安が生じた場合も、すぐに医師に相談できる点が大きなメリットです。

市販薬で効果を感じられない場合の選択肢

市販のAGA治療薬を数ヶ月間試しても、期待したほどの効果が得られない、あるいは薄毛の進行が止まらないと感じる場合、次のステップとして専門的な治療を検討すると良いでしょう。

AGAは進行性の脱毛症であるため、早期に適切な対策を講じることが重要です。

クリニックでの専門的な診断

まずはAGA専門クリニックや皮膚科を受診し、医師による正確な診断を受けます。

クリニックではマイクロスコープを用いた頭皮や毛髪の状態の確認、問診、場合によっては血液検査などを行い、薄毛の原因が本当にAGAなのか、進行度はどの程度なのかを詳しく調べます。

自己判断では見逃していた他の原因が見つかる可能性もあります。正しい診断に基づいた治療計画を立てることが、効果的な薄毛改善への第一歩となります。

クリニックで受けられるAGA治療の種類

AGAクリニックでは、市販薬では対応できないより専門的で多様な治療法を提供しています。

クリニックでの主なAGA治療法

治療法	概要
内服薬治療	フィナステリド、デュタステリドなどAGAの原因にアプローチする薬
外用薬治療	高濃度のミノキシジル外用薬など
メソセラピー	発毛・育毛に有効な成分を頭皮に直接注入する治療
自毛植毛	後頭部などのAGAの影響を受けにくい毛髪を薄毛部分に移植する手術
低出力レーザー治療	頭皮の血行を促進し、毛母細胞を活性化させる治療

これらの治療法の中から、医師が患者さんの症状や進行度、希望や予算などを考慮して適した組み合わせを提案します。

治療方針の決定と医師との連携

クリニックでの治療は、医師と患者さんが協力して進めていくのが重要です。

医師は、診断結果と利用可能な治療法の選択肢、それぞれのメリット・デメリット、期待できる効果、副作用のリスク、費用などを詳しく説明します。

患者さんはその説明を十分に理解した上で、自身の希望や生活スタイルに合った治療方針を医師と一緒に決定していきます。

治療中も定期的に医師とコミュニケーションを取り、効果や体調の変化を共有すると、より安全で効果的な治療を進められるでしょう。

早期相談のメリット

AGAは進行性のため、放置すると薄毛の範囲が広がり、治療の効果が得られにくくなる可能性があります。

毛根が完全に活動を停止してしまうと、薬による発毛効果は期待できなくなります。市販薬で効果が見られないと感じたら、できるだけ早めに専門医に相談しましょう。

早期に治療を開始すればそれだけ改善の可能性も高まり、治療の選択肢も広がります。

AGA治療薬に関するよくある質問

さいごに、AGA治療薬に関して、患者さんから特によくいただく質問とその回答をご紹介します。

市販薬と処方薬は併用できますか？

自己判断での併用はお勧めしません。

市販のミノキシジル外用薬とクリニックで処方されるフィナステリドやデュタステリドの内服薬は作用機序が異なるため、医師の判断のもとで併用すると、より効果が期待できる場合があります。しかし、併用には副作用のリスクも伴います。

必ず医師に相談し、現在使用している市販薬があれば正直に伝えて指示に従ってください。医師は、患者さんの状態を考慮して、併用が適切かどうか、どのような組み合わせや用法・用量が適しているかを判断します。

女性でも市販の男性用発毛剤を使えますか？

一般的に、男性用に開発されたミノキシジル濃度の高い発毛剤（例：ミノキシジル5%配合製品）は、女性の使用が認められていません。

女性には、女性用のミノキシジル配合発毛剤（例：ミノキシジル1%配合製品）があります。

男性と女性では薄毛の原因や適した治療法が異なるため、自己判断で男性用製品を使用するのは避け、女性の薄毛に詳しい医師や薬剤師に相談してください。

効果が出始めたら使用を中止しても良いですか？

AGA治療薬の効果を持続させるためには、継続的な使用が必要です。

ミノキシジル外用薬もフィナステリドやデュタステリドの内服薬も、使用を中止すると薬の効果によって維持されていた毛髪が再び抜け始め、薄毛が元の状態に戻ってしまう可能性が高いです。

効果を実感できたとしても自己判断で中止せず、必ず医師に相談してください。医師の指示に従い、適切な方法で治療を続けることが大切です。

治療薬の費用はどのくらいかかりますか？

治療薬の費用は、使用する薬の種類や量、購入方法（市販か処方か）、治療を受けるクリニックによって異なります。

治療薬の費用目安（1ヶ月あたり）

種類	費用目安	備考
市販ミノキシジル外用薬	5,000円〜8,000円程度	製品によって異なる
クリニック処方内服薬（ジェネリック）	4,000円〜7,000円程度	フィナステリドなど
クリニック処方内服薬（先発品）	7,000円〜10,000円程度	プロペシア、ザガーロなど
クリニック処方外用薬	7,000円〜15,000円程度	濃度や配合成分によって異なる
クリニックでの併用療法	15,000円〜30,000円程度	内服薬＋外用薬など、組み合わせによる

上記はあくまで目安であり、別途診察料などが必要になる場合があります。

クリニックでの治療を検討する場合は、事前に費用体系を確認すると良いでしょう。AGA治療は基本的に自由診療となり、健康保険は適用されません。

参考文献

NESTOR, Mark S., et al. Treatment options for androgenetic alopecia: Efficacy, side effects, compliance, financial considerations, and ethics. Journal of cosmetic dermatology, 2021, 20.12: 3759-3781.

VAROTHAI, Supenya; BERGFELD, Wilma F. Androgenetic alopecia: an evidence-based treatment update. American journal of clinical dermatology, 2014, 15: 217-230.

DEVJANI, Shivali, et al. Androgenetic alopecia: therapy update. Drugs, 2023, 83.8: 701-715.

KATZER, Tatiele, et al. Physiopathology and current treatments of androgenetic alopecia: going beyond androgens and anti‐androgens. Dermatologic therapy, 2019, 32.5: e13059.

SAWAYA, Marty E.; SHAPIRO, Jerry. Androgenetic alopecia: new approved and unapproved treatments. Dermatologic clinics, 2000, 18.1: 47-61.

GUPTA, Aditya K., et al. Do non-prescription products help in managing androgenic alopecia?. Skin Appendage Disorders, 2024, 1-22.

GOREN, Andy, et al. Low‐dose daily aspirin reduces topical minoxidil efficacy in androgenetic alopecia patients. Dermatologic therapy, 2018, 31.6: e12741.

ASHIQUE, Sumel, et al. A systemic review on topical marketed formulations, natural products, and oral supplements to prevent androgenic alopecia: a review. Natural products and bioprospecting, 2020, 10: 345-365.