横浜で円形脱毛症の治療を
検討されている患者様へ
円形脱毛症に気づいたら、専門クリニックの
受診をおすすめします。
“根拠のない対処法に惑わされず、
適切な治療を受けることで
脱毛範囲が
広がるのを防げる可能性があります。”
※なお、当院では円形脱毛症の治療は行なっておりません。
円形脱毛症の治療を専門としている提携院のご紹介が可能です。お気軽にご相談ください。
円形脱毛症とは
円形脱毛症は、その名の通り円形または楕円形に毛髪が抜け落ちる脱毛症です。
その形から、「10円ハゲ」と呼ばれることもあります。
頭部にコイン型の脱毛斑ができるイメージがありますが、患者様の中には体中の体毛が抜け落ちる方もいます。
以下は円形脱毛症の種類とそれぞれの特徴をまとめたものです。
円形脱毛症の種類 | 特徴 |
---|---|
単発型 | 頭部に1ヶ所だけ脱毛斑ができる |
多発型 | 頭部に2ヶ所以上脱毛斑ができる |
蛇行型 | 帯状の脱毛斑ができる。側頭部から後頭部にかけて脱毛する場合が多い |
全頭型 | 頭部全体に脱毛が生じる |
汎発型 | 頭部だけでなく眉毛・まつ毛・脇毛・陰毛など全身に脱毛が生じる |
脱毛斑が小さい単発型は、発症から数ヶ月ほどで自然治癒する可能性があります。
しかし、患者様によって脱毛斑が増えたり脱毛範囲が広がったりするなど、徐々に進行していくケースも認められます。
体質的に再発を繰り返しやすい方もいるので、症状や経過は人それぞれで大きく異なると言えるでしょう。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症の発症メカニズムは不明な部分が多く、はっきりとした原因は解明されていません。
長年の研究結果から、近年有力視されている原因には次の3つがあります。
- 自己免疫疾患
- アトピー
- 遺伝
ここからは詳しい内容を解説します。
原因① 自己免疫疾患
自己免疫疾患は、何らかの理由で免疫機能に異常が起こり、自分自身の細胞や組織を攻撃してしまう病気です。
免疫機能は本来、外部からの侵入者(ウイルスや細菌、寄生虫など)に対して作用するものです。
これが自己免疫疾患の場合、自分の臓器や血管、皮膚にダメージを与えてしまい、体にさまざまな不調をきたします。
円形脱毛症においては、Tリンパ球が健康な毛包を攻撃することでヘアサイクルが休止期に突入します。その結果として髪または体毛が一気に脱毛してしまうのです。
なぜ免疫機能に異常が生じるのか、詳しい原因はわかっていません。
自己免疫疾患にはさまざまな種類があり、以下の通り症状が異なります。
自己免疫疾患の種類 | 症状と特徴 |
---|---|
バセドウ病 | 甲状腺ホルモンが過剰に作られることで新陳代謝が過剰になる病気。動悸・多汗・体重減少・筋力低下・イライラなどの症状が認められる |
橋本病 | 甲状腺ホルモンが不足することで新陳代謝が低下する病気。むくみ・無気力・体重増加・皮膚の乾燥・寒がりなどの症状が認められる |
関節リウマチ | 関節の炎症によって骨や軟骨が壊れ、関節の痛みや腫れが生じる病気 |
全身性エリテマトーデス(SLE) | 全身の臓器が炎症を起こす病気。倦怠感・疲労感・発熱などの症状にはじまり、関節症状・腎症状・神経症状・心血管症状などさまざまな部位に不調が認められる |
強皮症 | 皮膚や内臓が硬くなる病気。レイノー症状・皮膚硬化・毛細血管拡張などの症状が認められる |
尋常性白斑 | メラノサイト(色素細胞)の減少・消失によって肌の色が抜けていく病気 |
Ⅰ型糖尿病 | 膵臓のβ細胞が破壊されインスリンが作られなくなる病気。喉の渇き・多尿・体重減少・倦怠感などの症状が認められる |
- 上記は自己免疫疾患の一例です
原因② アトピー素因
アトピー性皮膚炎や気管支炎、アレルギー性鼻炎などのアトピー性疾患は、円形脱毛症の発症に深く関与すると言われています。
これまでの研究によって、円形脱毛症患者の多くがアトピー素因をもつことが明らかにされています。
200名の円形脱毛症患者のうち、アトピー素因があったのは82例(41%)と非常に高率です。
さらに、円形脱毛症の再発を繰り返す方ほどアトピー素因の合併率が高いこともわかっています。
- 参考文献:
- 勝岡憲生:アトピー性疾患と円形脱毛症―アトピー性円形脱毛症―,Derma,1999; 23: 9―12.
原因③ 遺伝
円形脱毛症の発症には遺伝も関係します。
海外の調査によると、円形脱毛症は家庭内での発症が多く認められることがわかっています。
関係が近くなるほど発症率は高くなり、1親等の関係では通常の約10倍だったとのデータもありました。
またアトピー素因も遺伝の確率が高いため、体質的に円形脱毛症を繰り返しやすい方もいると考えられます。
- 参考文献:
- van der Steen P, Traupe H, Happle R, Boezeman J,Sträter R, Hamm H: The genetic risk for alopecia areata in first degree relatives of severely affected patients: an estimate, Acta Derm Venereol, 1992; 72: 373―375.
ストレスは円形脱毛症の
原因ではない?
ストレスが円形脱毛症の引き金となる可能性はありますが、ストレスだけが円形脱毛症を引き起こすとは考えにくいです。
ストレス=円形脱毛症の原因と言われた時代は長く続きました。
しかし円形脱毛症の研究が進むにつれ、発症には自己免疫疾患やアトピー素因、遺伝が深く関係することが明らかにされつつあります。
一方でストレスと円形脱毛症が無関係だと言えないのは、ストレスで抜け毛が増える事実が証明されているからです。
ストレスは円形脱毛症の直接的な原因ではありませんが、だからといってストレス対策をしなくていい理由にはなりません。
心のモヤモヤは健康にもよくないので、不安や悩みは都度解消できるよう心がけたいものです。
円形脱毛症は病院に行くべきか
円形脱毛症は免疫機能の異常で健康な毛包が攻撃される病気であり、ダメージを受けるのは髪や体毛のみです。
よって治療を受けなくても内臓機能に影響はありません。
円形脱毛症で悩ましいのは、前触れなく抜け毛が増えることや他人の目が気になることです。
外出したり人と会ったりするのが怖く感じる方は、精神的ストレスを軽減するためにも医療機関を受診した方がいいでしょう。
反対に、脱毛斑ができても気にならなければ無理に治療する必要はありません。軽度であれば自然治癒の可能性もあるため、経過を見ながら軽快を待つのも一つの選択肢です。
円形脱毛症の治療方法
日本皮膚科学会が定める円形脱毛症診療ガイドラインで推奨されている(推奨度C1以上※)治療法をご紹介します。
(※B:行うよう勧める、C1:行ってもよい)
治療方法 | 治療内容 | 副作用 | 保険適用の有無 |
---|---|---|---|
ステロイド療法 | 過剰な免疫反応を抑え、脱毛を防ぐ。 | 外用:皮膚の萎縮、血管拡張など 内服:高血糖、高血圧、骨粗しょう症など 局所注射:皮膚の萎縮、血管拡張など |
〇 |
局所免疫療法 | 脱毛部位に化学物質(SADBEまたはDPCP)を塗布し、人工的にかぶれを起こす。 | かゆみ、強いかぶれ | × |
抗ヒスタミン薬の内服療法 | アトピー素因※のある方に行われる治療で、 アレルギー反応を抑えることで脱毛範囲の 縮小を目指す。 |
眠気、だるさなど | × |
セファランチン内服療法 | 抗アレルギー作用や血管拡張、血液幹細胞を増殖させる。併用療法として行うのが一般的。 | 食欲不振、胃の不快感、発疹など | 〇 |
グリチルリチン・グリシン ・メチオニン配合錠の内服療法 |
炎症やアレルギーを抑える。 併用療法として行うのが推奨される。 |
腹痛、血清カリウム値低下、頭痛など | 〇 |
カルプロニウム塩化物の 外用療法 |
血管拡張作用によって機能が低下した毛嚢にはたらきかけ、発毛を促進する。 | かゆみ、赤みなど | 〇 |
ミノキシジル外用療法 | 頭皮に栄養を届けることで発毛を促す。 | かゆみ、赤み、湿疹など | × |
冷却療法 | 脱毛部位を冷却し、免疫反応を抑える。 | 冷却による寒さ、頭痛など | × |
紫外線療法 | 脱毛部位に紫外線を照射し、免疫反応を抑える。 | 炎症、かゆみ、湿疹など | × |
直線偏光近赤外線照射療法 | スーパーライザーⓇと呼ばれる近赤外線を照射し、血行を促進する | なし | × |
円形脱毛症に気づいたら、専門クリニックの
受診をおすすめします。
“根拠のない対処法に惑わされず、
適切な治療を受けることで
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広がるのを防げる可能性があります。”
※なお、当院では円形脱毛症の治療は行なっておりません。
円形脱毛症の治療を専門としている提携院のご紹介が可能です。お気軽にご相談ください。
円形脱毛症は
何科を受診すればいいのか
円形脱毛症の治療は皮膚科が専門です。(子どもの患者様も基本的には皮膚科を推奨します)
近年は円形脱毛症の治療を得意とする薄毛・AGAクリニックも増えつつあります。円形脱毛症はさまざまな治療法があり、以前と比べると患者様の選択肢も広がりました。
病院探しの際は、皮膚科を中心に円形脱毛症に理解のある医療機関を検索するといいでしょう。
円形脱毛症が治るまでにかかる期間
円形脱毛症が治るまでにかかる時間には個人差があるため、診察をせずに具体的な期間をお伝えするのは困難です。
脱毛斑が1つのみでそれほど大きくなければ、数ヶ月ほどで自然に治る場合があります。
一方で蛇行型や全頭型、汎発型など脱毛範囲が広範囲におよび、治癒までに数年かかるケースもあります。
さらには、長く再発を繰り返していた患者様が新たな治療法を試したところ、今までにない効果を実感できたという例もあるそうです。
円形脱毛症は、医療機関を早期に受診することが軽快への第一歩です。
一度まとまって抜けた髪が生え揃うのにはある程度の時間がかかるため、適切な治療と規則正しい生活で改善を目指していきましょう。
円形脱毛症に気づいたら、専門クリニックの
受診をおすすめします。
“根拠のない対処法に惑わされず、
適切な治療を受けることで
脱毛範囲が
広がるのを防げる可能性があります。”
※なお、当院では円形脱毛症の治療は行なっておりません。
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クリニック一覧
AGAメディカルケアクリニック横浜院
220-0005 神奈川県横浜市西区南幸2-6-2 ibuilding 2F
相鉄線 横浜駅 西口 徒歩3分
JR横浜駅 徒歩4分
東急東横線 横浜駅 徒歩5分
9:45〜18:45/完全予約制※水曜日 11:45〜20:45 休診日:火曜日、金曜日
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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9:45〜13:00 | ● | - | ● | ● | - | ● | ● |
14:30〜18:45 | ● | - | ● | ● | - | ● | ● |
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