産毛が生えてきたら円形脱毛症改善のサイン！回復期までの流れや期間を徹底解説

「産毛は円形脱毛症が治っているサイン？」「産毛のままだけどどのくらいの期間で治る？」と気になっているあなた！

結論、円形脱毛症を発症したあとに、脱毛していた部分に産毛が生えてきたら、症状が改善している前兆といえます。

しかし、産毛が生えてきてから円形脱毛症が完全に治るまでは個人差があります。

本記事では、脱毛期から回復期までの流れと回復を早めるために今からできることを詳しく解説。ぜひ、参考にしてください。

【結論】産毛が生えてきたら円形脱毛症が改善しているサイン

先ほど述べたように、円形脱毛症を発症したあとに、脱毛していた部分に産毛が生えてきたら、症状が改善している前兆といえます。

また、発症する前よりも抜け毛や切れ毛の量が減ったり、抜け毛の根元に毛根がついたりしていると、さらに良い前兆の可能性が高いです。

なぜ、産毛が円形脱毛症が治っている前兆といえるのか、理由は以下で解説します。

円形脱毛症とは｜産毛との関係は？

円形脱毛症とは、頭髪の一部が抜け落ちて、楕円から円形状に毛がなくなる病気のこと。

前触れがなく突然発症することが多く、発症してから完治するまでの期間も個人差があるといわれています。

ただ、中には円形脱毛症を発症する前に「かゆみ」「フケ」「ベタつき」などの頭皮トラブルを感じる人もいます。

円形脱毛症は、脱毛期・停滞期・回復期の3つの時期を辿って改善していきます。

時期の変わり目として、産毛は大きな役割を果たします。

円形脱毛症は早期に治療が必要な病気のため、違和感を覚えたらすぐにクリニックを受診するようにしましょう。

円形脱毛症の原因

円形脱毛症の原因は、毛包が血液中の免疫細胞の一種である「リンパ球」に攻撃されるためといわれています。

しかし、メカニズムは明確に解明されておらず、自己免疫疾患・アトピー素因・遺伝・ストレスなど、さまざまな理由が考えられます。

参考：円形脱毛症（症状・原因・治療など）

円形脱毛症が完治するまでの流れと産毛の状態

円形脱毛症は、脱毛期・停滞期・回復期を辿って改善していきます。

それぞれの期間にどのような特徴が見られるのか確認しておきましょう。

① 脱毛期

はじめに、円形脱毛症が発症して最初に訪れる「脱毛期」について解説します。

発症初期は、髪の毛が抜け落ちるよりも、髪の毛が切れる場合が多いといわれています。

毛包が攻撃されたことにより、髪の毛の成長が止められて、髪の毛が弱くなることが原因です。

その後、1日あたり数百本の髪の毛が抜け落ちるようになり、楕円から円形状に髪の毛がなくなるようになります。

この時点では、脱毛した部分に産毛が生えていることはありません。

② 停滞期｜産毛が生えはじめる

脱毛期から停滞期への大きな変化として、抜け毛が以前より少なくなることがあります。

また、徐々に脱毛していた部分に産毛が見られるようになります。

産毛がなかなか伸びなかったり、すぐに抜けたりする場合には、停滞期が長く続いている傾向があります。

停滞期を終えて次のステップに進むためにも、生活習慣の見直しやストレスの緩和を意識して過ごしましょう。

③ 回復期｜産毛が段々と黒く、太くなる

脱毛期から回復期までは個人差がありますが、半年から1年以上かかるといわれています。

回復期では、産毛の量が増えてきたり、伸びたりしてきます。

この時点では、産毛はまだ白いままですが、段々と黒く、太くなっていくのが特徴です。

また、頭皮にかゆみが出てくる場合もありますが、頭皮の血行が良くなっている証拠でもあるので問題はないといえるでしょう。

ただし、かゆみが強すぎたり、円形脱毛症が悪化しているように感じたら、すぐにクリニックを受診して専門医に相談してください。

円形脱毛症の主な治療方法4つ｜産毛が生えてきても確認しておこう

円形脱毛症は、発症してからどのくらい経ったか、脱毛部分の大きさや数によって治療法が変わります。

以下で、代表的な治療法について紹介します。

① ステロイド局所注射

ステロイドを脱毛斑に注射器で直接注入する治療法のこと。ステロイドには、炎症や免疫機能を抑える効果が期待できます。

ステロイド局所注射は、なかなか症状が改善しない患者や脱毛斑が多発している患者に使われることが多いのが特徴です。

② 局所免疫療法

頭皮に炎症を起こして、発毛を促す治療法のこと。

円形脱毛症の回復期にあるようなかゆみを人工的に引き起こすことで、リンパ球の毛根への攻撃を止めることが目的です。

③ 赤外線治療法

皮膚病に対して使われることの多い治療法で、UVA・UVB・ナローバンドUVB療法の3つがあります。

脱毛した部分に赤外線を照射することで、光線の持つ消炎効果が期待できます。

④ 雪状炭酸圧抵治療法

炭酸ガスボンベから作った雪状のドライアイスを固めたものを、脱毛した部分にあてる冷却療法のこと。

脱毛した部分に炎症を起こすことで、リンパ球の攻撃を止めることが目的です。

参考：円形脱毛症について | メディカルノート

産毛が生えてきたら実践するべき円形脱毛症の改善を早める方法3つ

せっかく産毛が生えてきたなら、円形脱毛症をはやく完治させたいですよね。

ここでは、産毛が生えてきたら実践するべき3つのことを紹介します。

ぜひ、参考にしてみてください。

① 生活習慣を見直す

円形脱毛症の改善を早めるためには、生活習慣を見直すことが大切です。

睡眠時間や食事を意識することで、頭皮トラブルを防止して、回復を早める効果が期待できます。

ひとつずつ、詳しく解説します。

睡眠時間は6時間以上とる

円形脱毛症を改善するためには、毎日6時間以上の睡眠を心がけましょう。

睡眠時間が短かったり、質が悪かったりすると、頭皮の新陳代謝が乱れます。

なぜなら、頭皮の新陳代謝に関係している成長ホルモンは、十分な睡眠で分泌されるからです。

睡眠の質を高めるためにも、寝る前の携帯やPCからのブルーライトは控えるようにしてください。

栄養バランスのとれた食事をする

ビタミンB群を多く含む、バナナ・マグロ・カツオなどを食事に摂り入れるのがおすすめです。

ビタミンB群は、血行を改善して、頭皮に栄養を与える効果が期待できます。

その他にも、炒め物や揚げ物など油の多い料理を控えることで、皮脂を抑制して、健康的な髪・頭皮へと導きます。

ストレスを発散する

ストレスを抱えていると、自律神経が乱れて、最終的にホルモンバランスが崩れます。

また、頭皮の血行も悪くなるので、頭皮や髪の毛に必要な栄養素が届かなくなり、円形脱毛症がなかなか治らなくなることが考えられます。

カラオケや散歩など、自分なりのストレス発散方法を見つけてみてください。

② カラーやパーマを避ける

円形脱毛症が進行してない場合は、カラーやパーマをしても問題ありません。

しかし、頭皮や髪の毛へのダメージは大きいので、治療中の人はできるだけ避けておきましょう。

③早期治療

なかなか産毛が生えてこなかったり、伸びなかったりする場合は、毛包の破壊が進行していることや他の病気を併発している可能性が考えられます。

少しでも違和感を感じたら、早めにクリニックを受診して専門医に相談してください。

薄毛でお悩みの場合はAGAメディカルケアクリニックへ

産毛が生えてきたら、円形脱毛症が改善しているサインといえます。

しかし、その後、産毛が伸びない場合には、円形脱毛症の悪化や他の病気との併発も考えられます。

AGAメディカルケアクリニックでは、年齢・進行度・治療経験などに応じて、一人一人に合ったAGA治療を提供しています。

円形脱毛症だと思ったけど、皮膚科で診断したらAGAだった、という可能性も。

早期に正しい治療を行うためにも、AGAに悩んでいる方はぜひご相談ください。