冬にフケが出るのはなぜ？保湿やシャンプー方法などの対策を紹介

冬に入り急にフケが多くなったという経験はありませんか？

冬は空気が乾燥するためフケが発生しやすい季節ですが、放置するとフケ以外の様々な頭皮トラブルが増える可能性があります。

そこで今回は冬にフケが多くなる原因と対策方法を紹介します。しっかりと対策して頭皮トラブルを未然に防ぎましょう。

冬はフケが出やすくなる？

フケは頭皮の乾燥が原因である「乾性フケ」と、常在菌であるマラセチア菌の増加などが原因である「脂性フケ」の2種類が存在しています。「乾性フケ」は肩にパラパラと落ちる薄くて細かいフケであるのに対して、「脂性フケ」は髪の毛の根元についており大きな固まりになっているという特徴を持ちます。冬は頭皮が乾燥するため、この2種類のうちの「乾性フケ」が増えやすい季節です。

しかし、冬に「乾性フケ」が増えやすい原因を理解することで、フケが増えないように対策することが可能です。ここからは冬にフケが出る原因とおすすめの対策方法を紹介していきます。

冬にフケが出る原因

冬にフケが出る原因は大きく分けて以下の2つです。頭皮の乾燥だけではなく、寒さによる血行不良もフケの原因になるので、自分がどちらに当てはまるかを確認しましょう。

• 頭皮の乾燥
• 寒さによる血行不良

頭皮の乾燥

冬にフケが多くなる一番の原因は、低温と低湿度による乾燥です。寒い冬は室内の暖房や暖房器具の使用により空気が乾燥し、頭皮の自然な保湿機能が低下します。これにより、頭皮の皮脂の分泌が少なくなり、水分が不足しやすくなります。

また、高温でのシャワーやシャンプーのしすぎも、必要以上に頭皮の皮脂を落としてしまい頭皮の乾燥を引き起こします。乾燥した頭皮はかゆみを引き起こし、かきむしってしまうことでフケが発生しやすくなるのです。

寒さによる血行不良

寒さによって頭皮の血管が収縮し血行不良が起こりやすくなることも冬にフケが多くなる原因の1つです。血行不良は頭皮の栄養不足につながり、結果として皮膚のバリア機能の低下を引き起こします。バリア機能が低下した状態の頭皮はターンオーバーが乱れやすいため、フケの増加を引き起こします。

冬のフケの対策方法

冬のフケの対策で重要なことは①頭皮の乾燥を防ぐこと②頭皮の血行不良を防ぐことの2つです。今回はおすすめの対策方法を5つ紹介します。

• オイルで頭皮を保湿する
• 高温でのシャワーを避け湯船に浸かる
• シャンプーで洗いすぎない
• ドライヤーを長時間使用しない
• 加湿器で部屋の湿度を保つ

オイルで頭皮を保湿する

乾燥した頭皮はオイルを使用して保湿をすることがおすすめです。「ホホバオイル」などの保湿効果が期待できるオイルを使用しましょう。

オイルの使いすぎや洗い残しは却って頭皮環境を悪化させるので、適量を守り、使用後はしっかりとシャンプーで洗い流すように注意してください。

また、保湿性の高いシャンプーや頭皮用ローションを合わせて使用することでより高い保湿効果が期待できます。

高温でのシャワーを避け湯船に浸かる

高温でのシャワーは頭皮の乾燥につながるため、シャワーだけで済ませる場合は、頭皮にとっての適温である38度に設定しましょう。しかし、最もおすすめなのは湯船に浸かることで、体温を高めることで頭皮の血行を改善し、頭皮の栄養不足を防ぐ効果が期待できます。

ドライヤーを長時間使用しない

ドライヤーを長時間使用することや、頭皮の近くで使用することは、頭皮の乾燥につながります。タオルドライをしっかりとしてできるだけドライヤーの使用時間を短くすること、頭皮から15cm程度の距離をあけて使用することを意識しましょう。

加湿器で部屋の湿度を保つ

頭皮の乾燥の一番の原因は暖房器具の使用による部屋全体の乾燥です。加湿器を使用し、部屋の湿度が50~60%程度になるように加湿を行いましょう。部屋の乾燥はフケなどの頭皮トラブルだけでなく様々な健康トラブルの原因になります。暖房器具を使用する際は必ず加湿器も合わせて使用するようにしましょう。

まとめ

今回は冬にフケが原因が多くなる原因と対策法を紹介しました。フケは見た目の不潔感だけでなく、放置することで抜け毛などの頭皮トラブルにつながります。今回の記事を参考に冬のフケ対策を行い、頭皮を健やかに保ちましょう。