
「生え際が後退している」
「前髪のボリュームが少なくなってきた」
生え際の薄毛、通称「M字ハゲ」は、人の目につきやすく、老け顔の印象を強くしてしまう悩みです。
このページでは、なぜ生え際だけが後退するのか、M字ハゲは生まれつきなのかについてお話ししていきます。
M字ハゲと年齢の関係や改善法についても解説しているので、M字ハゲにお悩みの方はぜひとも参考にしてください。
前田 祐助
AGAメディカルケアクリニック 統括院長
【経歴】
- 慶應義塾大学医学部医学研究科卒業
- 慶應義塾大学病院 初期臨床研修課程終了
- 大手AGAクリニック(院長)を経て、2018年AGAメディカルケアクリニック新宿院を開設

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生え際部分の薄毛が特に気になる場合、男性ホルモンや遺伝が関係するAGAという脱毛症を発症している可能性があります。
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M字ハゲの定義|生え際が剃り込みのように後退してM字に見える状態

「M字ハゲ」という言葉に明確な定義はありませんが、
- 左右の生え際が剃り込みのように後退している
- 正面から見た時の額の形が「M」に見える
この条件を満たしていれば、すでにM字ハゲになっている、もしくはM字ハゲの予備軍であると言えるでしょう。
「自分はM字ハゲかもしれない」とお悩みの方のため、まずはM字ハゲかどうかを判断する目安について解説していきます。
左右の生え際が指2本分以上後退しているかどうかを目安とする
M字ハゲの診断は、眉を思い切り上げた時にできる一番上のシワと、一番深い生え際の感覚が指2本分、あるいはそれ以上後退しているかどうかを目安にします。
頭皮(もともと髪が生えていた部分)と額の境界線は、目を思い切り見開いた時にできる額のシワで判断するので、最上部のシワから生え際までの距離が長い方は、M字ハゲが進行している可能性が高いでしょう。
また、薄毛が気になり始めるより前の写真を用意し、どの程度M字ハゲが進行したのかを確認するのも一つの方法です。
年々おでこが広くなってきている方も注意が必要
年齢とともにおでこが広くなっている方も、今後M字ハゲが進行する可能性が高いです。
もともとの額の形もありますが、以前より生え際が奥まっていると感じる方もM字ハゲの予備軍であると言えるでしょう。
生え際の薄毛は、M字ハゲだけでなく「U字ハゲ」につながることもありますから、生え際の後退には十分注意が必要です。
M字ハゲに年齢は関係ない
薄毛と聞くと、中年男性にありがちな悩みというイメージがありますが、M字ハゲに関しては年齢はあまり関係ありません。
事実、当クリニックには、20〜30代という若い世代でM字ハゲのお悩みを抱えている方が多く来院されます。
若くしてM字ハゲになると、若いのに薄毛であるという自分を受け入れられなかったり、人と面と向かって会話することに抵抗を感じる方も多いです。
もう一度言いますが、若い方のM字ハゲは決して珍しいことではありません。
今すぐにできる改善法も色々とありますから、まずは薄毛の原因を特定し、早めの対策を講じることが大切です。
20〜30代男性の70%以上が薄毛(M字ハゲ)の悩みを抱えているという結果も
近年、薄毛に悩む若い男性が増えていると言われていて、あるアンケート調査では、20〜30代の7割以上の男性が薄毛の悩みを抱えているという結果になりました。
参考:【薄毛の悩み】70%以上の男性が20〜30代で薄毛の悩みに直面 / 最も多い薄毛の悩みはM字ハゲ
薄毛の悩みでもっとも多かったのがM字ハゲで、10代から薄毛が気になり始めたという方もいるようです。
「まだ20代なのに薄毛なんて…」と気を落とされる方もいるのですが、若くしてM字ハゲの悩みを抱えている方は大勢いらっしゃいます。
また、M字ハゲは、年齢よりも男性ホルモンや遺伝による影響が大きいので、年齢を問わず誰でもなりうるものであることをご理解ください。
M字ハゲの兆候が見られた時に疑うべき2つの原因

M字ハゲが目立ち始めた時、まず疑うべきは
- AGA(男性型脱毛症)
- 牽引性脱毛症
という2つの脱毛症です。
ここからは、それぞれがどのような症状で、何が原因で起こるのかを解説していきます。
原因①AGA(男性型脱毛症)

AGAは、男性ホルモンや遺伝によって生じる脱毛症で、年齢を問わず誰でも発症する可能性のある脱毛症です。
AGAには、
- 生え際や頭頂部(つむじ)が薄くなる
- 放置すると進行し続ける
という特徴があり、M字ハゲもAGAに見られる薄毛パターンの一つです。
AGAは、テストステロンという男性ホルモンと、5αリダクターゼという酵素の結合をきっかけに発症します。
この2つの物質は、どんな人の体にも存在するものですが、AGAを発症するかどうかは、5αリダクターゼの活性度と男性ホルモン受容体の感受性によって決まります。
AGAは、何もしなければどこまでも進行し続けるとても恐ろしい脱毛症ですが、適切な治療を受ければ、M字ハゲの予防はもちろん、薄毛部位を発毛させることも可能です。
M字ハゲが気になる方は、AGAかどうかを判断するため、専門のクリニックを受診することをおすすめします。
原因②牽引性脱毛症
牽引性脱毛症は、長時間髪を引っ張ることで頭皮がダメージを受け、髪が細くなったり抜け毛が増える脱毛症です。
ポニーテールなど、毎日同じヘアスタイルにする女性に多く見られる症状ですが、強い力でヘアセットをする癖のある男性も牽引性脱毛症を発症する可能性があります。
牽引性脱毛症は、ヘアスタイルや分け目を変えることで改善されることが多いです。
クリニックでは、発毛作用のある薬液を頭皮に注入するなどの治療を行なっているところもあります。
M字ハゲは生まれつき?薄毛と遺伝の関係について
M字ハゲが進行すると、まず疑われるのがAGAと牽引性脱毛症ですが、AGAの場合、遺伝によって薄毛が引き継がれている可能性が高いです。
AGAを発症するかどうかは、
- AGAの発症原因となる5αリダクターゼの活性度
- 男性ホルモン受容体の感受性
が大きく影響するのですが、この2つの要素は高い確率で遺伝することがわかっています。
M字ハゲが必ずしも遺伝するというわけではありませんが、生まれつき生え際がM型の方はいますし、成人してM字ハゲが進行してしまう方もいるでしょう。
M字ハゲに限定せず、薄毛が遺伝する確率は非常に高いので、AGA専門のクリニックでは家族歴をヒアリングするのが一般的です。
M字ハゲを改善する4つの対策法

M字ハゲを改善するには、以下4つの対策が有効です。
対策法①AGA治療を受ける
M字ハゲがAGAによるものである場合、AGA治療を受けることで薄毛を改善することができます。
AGA治療では、まず内服薬や外用薬を使用した治療から始めていくのが一般的です。
薄毛の状態によって薬を使い分け、早い方だと3ヶ月頃から効果が実感できるようになります。
AGA治療は、M字ハゲ以外にU字ハゲやO字ハゲにも有効です。
対策法②ヘアスタイルを変える(髪を結ばない)
牽引性脱毛症が原因のM字ハゲは、髪を結ぶのをやめたり、分け目を変えるなどして改善できることがあります。
髪に負担をかけなければ自然回復が見込めますので、髪を結ぶ習慣のある男性はぜひ試してみてください。
対策法③生活習慣を見直す
睡眠不足や栄養バランスの悪い食事、過度なストレスは、抜け毛や薄毛の原因となります。
髪の毛は、日々の食事から摂取した栄養素によって作られるので、栄養バランスを意識した食事を心がけることが大切です。
具体的には、髪の主成分であるタンパク質や、タンパク質の生成をサポートする亜鉛を積極的に取り入れるといいでしょう。
また、睡眠不足やストレスは頭皮の血行不良の原因となり、髪の成長に必要な栄養や酸素が行き渡らなくなる恐れがあります。
毎日決まった時間に就寝したり、運動や趣味など自分なりのストレス発散法を見つけておくのがいいですね。
対策法④頭皮マッサージで血行を促進する
血行不良による抜け毛を予防するには、頭皮マッサージでセルフケアをすることも有効です。
指で程よい刺激を与えながら、頭皮をじっくり揉みほぐすと頭がじんわりとあたたまるのを感じられます。
頭皮マッサージをするのは、体があたたまりやすい入浴中がおすすめです。
このように、M字ハゲを改善する方法はいくつもあります。
今すぐに始められるものもあるので、生え際の薄毛が気になる方はさっそく試してみてください。
M字ハゲの改善に市販の育毛剤は効果があるか
M字ハゲが気になると、まず試してみたくなるのが市販の育毛剤ですよね。
薬局で気軽に購入できる点は市販品の大きなメリットですが、残念ながらすでに後退してしまった生え際を改善することはできません。
というのも、育毛剤は「これ以上薄毛が進行しないようにするためのアイテム」であり、生え際に毛を生やすためのものではないからです。
すでにM字ハゲが目立っているような状態では、薄毛を改善することは難しいと言えるでしょう。
M字ハゲに効果的な4つの治療法

クリニックでM字ハゲを治療する場合、
- 内服薬
- 外用薬
- 注入薬(メソセラピー/HARG療法)
- 植毛
という4つの方法が選択できます。
ここからは、それぞれの治療法の特徴やメリットをまとめていきます。
治療法①内服薬

内服薬は、AGA治療でもっともポピュラーな治療法です。
内服薬には、
- 薄毛の進行を予防するもの
- 発毛させるもの
があり、薄毛の進行具合に合わせて薬が使い分けられます。
AGAの進行レベルによって、複数の内服薬が処方されたり、内服薬と外用薬を併用する方がいらっしゃいます。
治療法②外用薬
外用薬は、薄毛が気になる部位に直接塗布できるのが魅力の治療法です。
M字ハゲの治療でよく知られているのがミノキシジルという薬で、日本皮膚科学会のガイドラインでは、AGA治療におけるミノキシジル外用薬の使用は、最高のAランクと評価されています。
治療法③注入薬
注入薬は、頭皮に発毛効果のある薬を直接注入する治療法で、メソセラピーやHARG療法とも呼ばれています。
3〜4週間に一度のペースで治療するのが一般的で、早い方だと3回目の治療後から効果を実感できる方もいます。
注入薬での治療は、使用する薬液や注入方法によって、年間の治療費が50〜200万円と大きく異なります。
内服薬や外用薬に比べて治療費が高額ではありますが、多くの患者様からは「M字ハゲが改善できた」「効果に満足」と評価されています。
治療法④植毛
植毛は、薄毛部位に自分の髪を移植する治療法です。
一度手術を受ければ定期メンテナンスを受ける必要はなく、抜け落ちてもまた髪が成長するのが大きな特徴です。
植毛は、移植をするのに十分な毛量があることが条件であり、治療費も数百万単位と非常に高額です。
手術後、すぐにM字ハゲが目立たなくなるというメリットはありますが、治療費が高いことは植毛手術のハードルを上げていると言えるでしょう。
また、植毛した部分以外の薄毛が進行するリスクもあるのは留意しておく必要があります。
M字ハゲは治せる|まずは当クリニックまでご相談ください

目立ちやすく、老け顔の印象が強いM字ハゲは、適切な治療を受けることで改善することができます。
「薄毛の治療なんて…」と最初は抵抗を感じるかも知れませんが、実際に治療を受けた方のほとんどが効果に満足されています。
当クリニックでは、初回カウンセリングを無料で行なっていますので、M字ハゲが気になる方はお気軽にご相談ください。
M字ハゲの原因を特定することから始めよう
ひと口に薄毛と言っても、その原因はさまざまであり、進行レベルも患者様によって異なります。
当クリニックでは、効果的な治療法を探るため、M字ハゲの原因を特定することから始めていきます。
具体的には、マイクロスコープを用いた頭皮状態の確認、専門医や毛髪診断士による診察やカウンセリングなどを行ないます。
生え際の後退が進む前に治療を開始するのがベスト
M字ハゲの治療は、M字ハゲが気になり出した時に開始するのがベストです。
というのも、生え際が後退すると、複数の薬を使用することによる負担が大きくなったり、治療効果に満足できるまでに時間がかかる可能性があるからです。
これ以上M字ハゲが進行するのを防ぐためにも、できるだけ早くクリニックを受診することをおすすめします。
まとめ

男性のM字ハゲは、多くの場合AGAが原因であることが多いです。
AGAは治療によって改善できますから、生え際の髪を増やしたい方はぜひ一度当クリニックまでご相談ください。
生まれつきや遺伝だからと諦めている方にも、ご満足いただける治療方針をご提案させていただきます。