AGA治療はいつから始める？タイミングや治療方法、早期治療のメリットを解説

「もしかしてAGAかも？」と思ったとき、治療をいつから始めるべきなのか気になりますよね。実は、AGA治療は早期に始める方がメリットが大きいとされています。ここでは、AGAの治療のタイミングについてご紹介します。

AGAの早期治療が重要な理由

AGA治療は早く始めた方が良いと言われるのには、理由があります。具体的に見ておきましょう。

毛母細胞が寿命を迎える

髪の毛のもととなる毛母細胞には、寿命があります。つまり、毛母細胞が一生涯かけて生み出す髪の毛の本数には、限りがあるということです。それぞれの毛母細胞は、おおよそ20回～40回ほど、新しい髪の毛をつくります。1本の髪の毛が生え成長し抜け落ちるまでのサイクルは約2年～6年ほどとなっており、このサイクルを20回～40回繰り返すのです。

しかし、AGAになると、髪の毛の成長期が短縮し、通常よりも早く抜け落ちてしまいます。そのぶん、サイクルも早くなり、毛母細胞の寿命が短くなります。

寿命を迎えた毛母細胞を回復させることは、現段階ではできません。そのため、早く治療を始めないと、毛母細胞の寿命がどんどん短くなってしまうのです。

治療費を抑えられる

AGAは、進行段階によって治療の内容が異なります。早期であれば、予防に重きを置いた治療だけでも効果が期待できるケースが多く、治療薬もリーズナブルなものが使いやすいというメリットがあります。

一方、ある程度症状が進んだ段階の場合、予防だけでなく発毛を促す治療も同時に行う必要が出てきます。すると、治療費が初期の頃より高くなりやすく、コスパの面では不利になってしまうことも多いです。

AGAの初期から治療を始めれば、薄毛に悩む期間は短く、治療費も抑えやすいというメリットがあります。

薄毛の悩みを早期解消できる

薄毛や抜け毛に悩む方は、周囲の目を気にしたり思いどおりのヘアセットができなかったりして、ストレスを感じることもあるでしょう。将来的にどうなるのか心配もありますね。

早期にAGA治療を始めて効果が出始めると、コンプレックスの1つが解消できます。早い段階で治療を始めることで効果が出やすい薬もあるため、長く悩みを引きずるよりもメリットがたくさんあるということです。

いつからがベスト？AGAの治療を始めるタイミングは？

薄毛や抜け毛についての悩みは、なかなか前向きに相談しにくい問題で、治療への一歩が踏み出しにくいと感じている方も多いでしょう。しかし最近は、早期に薄毛治療に取り組む方も増えています。適切なタイミングで治療が開始できれば、悩む期間が短く費用の負担も少なくなる可能性があるため、AGA治療開始のタイミングを確認しておきましょう。

薄毛や抜け毛が気になったらすぐに

AGAの治療は、「気になったらすぐに」行うのが適切なタイミングです。早い段階に越したことはありませんが、遅くなったからといって意味がなくなるわけでもありません。

AGAの治療は、「気になったらすぐに」行うのが適切なタイミングです。早い段階に越したことはありませんが、遅くなったからといって意味がなくなるわけでもありません。

髪の毛が抜けやすくなった

ブラッシングの時などに、抜け毛の量が増えたなと感じたら、薄毛治療を始めるタイミングと言えます。シャンプーをした後に流れ落ちる髪の毛の量や、朝おきた時に枕に付着している髪の毛の量を見る癖をつけましょう。

頭皮トラブルが増えてきた

頭皮のかゆみや赤み、ベタつきなど、トラブルが出るようになった時も受診を考えるタイミングです。髪の毛のボリュームについては今のところ問題がないかもしれませんが、頭皮環境の悪化が薄毛や抜け毛を招くため、早いうちに対処しておく必要があるでしょう。

放置すると危険？AGAは専門家に相談しよう

AGAは進行性です。放っておいても改善することはなく、徐々に薄毛・抜け毛は進行していきます。

また、AGA以外の薄毛や抜け毛もあるため、まずはその原因を特定することが大切です。原因を特定するのは専門的な知識をもった医師でなければ難しいため、治療を行うかどうかの前に原因だけでも把握しましょう。

勝手な判断で、インターネットの情報や知人のアドバイスなどでセルフケアを続けていると、いつまで経っても改善しない可能性があります。科学的な根拠のない情報も出回っているため、それを鵜呑みにするのはリスクを伴います。

勝手な判断で、インターネットの情報や知人のアドバイスなどでセルフケアを続けていると、いつまで経っても改善しない可能性があります。科学的な根拠のない情報も出回っているため、それを鵜呑みにするのはリスクを伴います。

AGAのメカニズムと特徴

AGAは、男性ホルモンの変化によって起こるとされています。そのメカニズムを簡単にご紹介します。

1. テストステロンという男性ホルモンが5αリダクターゼという酵素と結合する
2. 酵素の働きによりテストステロンがジヒドロテストステロンに変化する
3. ジヒドロテストステロンが脱毛シグナルを発信
4. 髪の毛の寿命が短くなり早い段階で抜けてしまう

このように、本来ならば約2年～6年ほどある髪の毛の寿命を、男性ホルモンが変化することで早期に抜けてしまう状態をつくるのが、AGAのメカニズムです。そのため、髪の毛が細く短い状態から十分に育たなくなり、全体的にボリュームが減っていきます。

AGAの場合、生え際やつむじから薄毛や抜け毛が目立ってくるという特徴があります。初期の段階ではボリュームが減った、頭皮が透けて見えるようになったなどの症状が見られますが、進行すると抜け毛によってツルツルの部分も増えていきます。

AGAの治療方法は何がある？

AGAの治療は、内服薬か外用薬(塗り薬)を用いて行うのが一般的です。それぞれの特徴を見てみましょう。

内服薬（飲み薬）

プロペシアやザガーロといった内服薬は、AGAでの薄毛や抜け毛を予防する目的で使われています。男性ホルモンを変化させる酵素の働きを妨げるのです。これらの内服薬は、作用が少し異なります。実は、男性ホルモンを変質させる5αリダクターゼという酵素には、Ⅰ型とⅡ型の2種類があります。プロペシアはⅠ型に作用しますが、ザガーロはⅠ型とⅡ型の両方に作用するため、効果はザガーロの方が高いと言われています。しかし、そのぶん価格も高くなるため、医師と相談しながら決めていくと良いでしょう。

外用薬（塗り薬）

塗り薬は、ミノキシジルという成分を配合したものが使われています。ミノキシジルは、発毛効果が認められており、髪の毛のもととなる細胞を活性化するなどの作用があります。

塗り薬は、飲み薬と併用して用いられることが多く、特にAGAの初期段階を超えた状態にある方に使われる傾向にあります。発毛の効果が出て、状態が落ち着いたと判断されれば、塗り薬は減薬して内服薬だけになることも珍しくありません。

AGAの治療効果を実感するまでの期間

AGA治療の効果は、すぐに出るものではありません。継続して治療を続け、おおよそ3ヶ月～6ヶ月程度で効果を実感される方が多いです。もちろん個人差があるため、一概には言えませんが、効果が実感できる頃には「髪の毛が増えた」「抜け毛の量が減った」「新しい髪の毛が多く生えるようになった」などの声も聞かれ始めます。治療を始めて1年程度経つと、多くの方が発毛量が増え安定してくるのが一般的です。

AGA治療の効果【症例】

当院でAGA治療を行われた方の症例を見ながら、AGA治療の効果を見てみましょう。

20歳Aさん

10代の頃から頭部全体の薄毛が気になり始めた患者様です。早期に治療を始め、年齢が若かったこともあり、その効果を実感するまでに4ヶ月。短い期間で発毛の増加が見られました。

33歳Nさん

生え際の後退が気になり受診されたN様。投薬と注入治療によって、治療開始から3ヶ月で毛量が増加しました。生え際の後退も目立たなくなり、睡眠時間の改善もあわせて取り組まれています。

29歳S様

20代前半より生え際の薄毛が目立ちはじめ、受診される頃には生え際が後退していました。治療を開始し7ヶ月で毛量が回復できました。

AGAの治療費の目安

AGA治療は、内容によってかかる費用も変わってきます。一般的には、1ヶ月あたり1万5,000円～3万円程度ですが、早期の受診であれば1万円以内で済むことも多いです。

内服薬での治療では、選ぶ薬によって費用相場が変わってきます。AGAを予防する目的で使用される「フィナステリド」は月額4,000円～6,000円程度。より効果が高いとされる予防薬「デュタステリド」は月額8,000円～13,000円が相場です。

内服薬での治療では、選ぶ薬によって費用相場が変わってきます。AGAを予防する目的で使用される「フィナステリド」は月額4,000円～6,000円程度。より効果が高いとされる予防薬「デュタステリド」は月額8,000円～13,000円が相場です。

注入療法の場合は、1回あたり50,000円～200,000円と高額になりますが、そのぶん得られる効果も大きいとされています。

AGAの治療を控えるべきケースは？

AGA治療は、一部の方にとっては体質にあわないなどの懸念から、治療を行うことが難しい場合があります。

20歳未満である

AGAは10代からでも発症する可能性がありますが、治療については基本的に20歳以上にならないと受けることができません。なぜなら、AGA治療薬の中にはホルモンに関与するものもあり、10代の方への安全性は不確かな部分もあるからです。そのため、20歳未満の方は、治療ができる年齢になるまでの間、未成年でも使用できる育毛シャンプーや育毛剤の使用や、栄養バランスのとれた食事、睡眠時間の確保など、心身の健康を保ちヘアケアに気を配るといった対策が勧められるでしょう。

妊活中・または妊活検討中である

妊活中の場合、女性にとっても男性にとってもAGA治療がその妨げになる可能性があるため、十分に注意が必要です。

「プロペシア」という治療薬は、皮膚からも吸収されるという特徴があり、女性は触れることもできないとされています。プロペシアが女性の体内に入ると、胎児の生殖器異常のリスクが高まるため、特に注意しましょう。

パートナーと妊活中の男性も、精液に治療薬の成分が含まれたり、性欲減退や勃起不全などの副作用が出現したりする可能性から、妊活中・妊活検討中の治療は医師と相談の上、慎重に進める必要があります。

肝機能に不安がある

AGA治療薬の副作用の中には、稀ではありますが肝機能障害が起こる場合があるとされています。そのため、肝臓の数値を検査して、不安がある場合にはその他の治療を勧められることもあります。

AGAクリニックを受診する前の準備

AGAクリニックを初めて受診する際は、どのような準備があれば良いのかご紹介します。

お薬手帳を持参する

定期的に受診し治療している病気がある方は、処方されている薬の内容が分かるものを持参しましょう。AGA治療薬との飲み合わせが問題ないかどうか、確認するために必要となります。

頭皮を清潔にする

受診日またはその前日に、シャンプーをして頭皮を清潔にしておきましょう。AGA治療では、経過を確認するために頭部を記録するのが一般的です。いずれ見比べる時に、その違いがより分かりやすくしておくために、できるだけ清潔な状態でヘアスタイリング剤をつけずに受診されることをおすすめします。

血縁者の髪の毛の状態を確認する

AGAの場合、遺伝が関与している場合もあると考えられています。より確実な診断をするために、血縁者に薄毛の方がいるかどうかの情報があると便利です。

AGA治療ならAGAメディカルケアクリニック

AGAメディカルケアクリニックは、男性の薄毛治療専門の病院です。AGA治療実績が豊富で、これまでに3万人以上の方が受診し、99％を超える発毛効果を実現しています。

患者さまの状態に応じた適切なプランを、必要に応じてご提案するため、費用について気になる方もお気軽にご相談ください。

当院は、LINEでの診察、相談も行っています。アクセスしにくい場所に住まわれている方にも便利です。まずは無料カウンセリングで、気になること・ご不安なことをご相談ください。

まとめ

AGA治療は、早期に始めるほど費用を抑えることができ、薄毛についての悩みを早く解消しやすくなっています。もちろん、進行具合にあわせて治療の方法を変えることができるため、長年薄毛についての悩みを抱えている方も、まずはAGA専門のクリニックに相談してみることをおすすめします。