飲酒で薄毛が悪化するって本当?飲酒と薄毛の関係やアルコールが髪に与える影響について詳しく解説 | AGAメディカルケアクリニック|オフィシャル

飲酒で薄毛が悪化するって本当?飲酒と薄毛の関係やアルコールが髪に与える影響について詳しく解説

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「お酒を飲むと薄毛になるって本当?」
「アルコールはAGA治療薬の効果に影響するのか」

飲酒と薄毛の関係にはさまざまな噂があります。ネット上にはあいまいな情報が多く、どれを信じるべきかわからないという方もいるでしょう。

お酒は好きだけど薄毛になりたくない!そんな方のために、このページでは

  • アルコールが髪に与える影響
  • 禁酒や断酒で髪は生えるのか
  • アルコールとAGA治療薬の関係

について詳しく解説していきます。

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【この記事の監修者】

前田 祐助
AGAメディカルケアクリニック 統括院長

【経歴】
  • 慶應義塾大学医学部医学研究科卒業
  • 慶應義塾大学病院 初期臨床研修課程終了
  • 大手AGAクリニック(院長)を経て、2018年AGAメディカルケアクリニック新宿院を開設
院長挨拶はこちらから

飲酒と薄毛の関係|お酒の過剰摂取が髪にもたらす4つの影響

「酒は百薬の長」といいますが、そのことわざが髪の成長に当てはまるかは微妙なところです。

飲酒と薄毛にはどのような関係があるのか、まずはアルコールが髪にもたらす4つの影響について解説します。

影響①髪の成長に必要な栄養素がアルコールの分解に使われる

体内に取り込まれたアルコールは、胃と小腸で吸収され、肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解されます。

アセトアルデヒドは、飲酒による頭痛や眠気、吐き気などの原因となる毒性の強い物質です。ALDHという脱水素酵素のはたらきにより無害な酢酸に分解されますが、過剰な飲酒で分解が追いつかなくなると、不足を補うためにアミノ酸が動員されます。

アミノ酸は髪の成長に欠かせない栄養素です。アセトアルデヒドの分解に多くのアミノ酸が必要とされれば、その分だけ髪に行き渡る栄養素が不足しやすくなります。

以上の理由から、過剰なアルコール摂取が髪の成長を阻害し、髪が痩せたり抜け毛が増えることは十分に考えられるでしょう。

影響②薄毛の原因物質ジヒドロテストステロンが増加する

多量のアルコール摂取により、アセトアルデヒドが分解しきれず体内に残ってしまうと、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンが増加すると考えられています。

ジヒドロテストステロンは、AGA(男性型脱毛症)の原因物質となる悪玉ホルモンです。頭皮に存在する男性ホルモンレセプターと結合すると、抜け毛の指令を出す脱毛因子が増殖します。

つまり、飲酒量が多くなればなるほど、薄毛の原因物質が増殖しやすくなるというわけです。

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影響③糖質の摂りすぎによる血行不良が起こる

過剰な飲酒で懸念されるのが、お酒やおつまみで糖質を摂りすぎることによる肥満の誘発です。

日本酒・ワイン・梅酒・ビールは、その他のお酒に比べて糖質量が多いです。お酒を飲むとおつまみを食べたくなりますし、勢いで締めの食事を摂ってしまうことがあるかもしれません。

お酒のみならず食事からも糖質を摂取すれば、その分肥満を誘発しやすくなります。中性脂肪が増えると血液循環も悪化しますから、頭皮の血行不良によって髪に十分な栄養が行き渡らなくなると考えられるでしょう。

影響④睡眠の質が低下し成長ホルモンの分泌量が減少する

過剰な飲酒は、睡眠の質も低下させます。

睡眠中は、髪や皮膚の成長・修復に欠かせない成長ホルモンが1日の中でもっとも多く分泌される時間です。成長ホルモンは、入眠開始から1〜2時間ほどでピークを迎え、その後4〜5時間かけて全身をめぐります。

深酒によって睡眠の質が下がると、成長ホルモンの分泌量が減少します。飲みすぎてうまく寝付けない、または夜中に何度も目覚める細切れ睡眠は、ホルモン分泌の妨げになるため避けなければなりません。

適度なお酒が心地よい眠りへ誘うことはありますが、できることならお酒に頼らず入眠できる睡眠習慣を身につけたいところです。

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禁酒・断酒で期待できる育毛効果

過剰な飲酒は健康面にさまざまな影響を及ぼしますが、お酒を控えれば肝臓への負担を軽減でき、体内環境そのものを整えることができます。

禁酒や断酒によって期待できる育毛効果としては、

 ・髪の成長に必要なアミノ酸の確保

 ・ジヒドロテストステロンの増加を抑制

 ・頭皮の血行不良を予防

 ・成長ホルモンの分泌低下を予防

などがあります。

禁酒をすれば、アルコールの分解に栄養素が使われることはありません。飲酒量が多ければ多いほど、髪の成長に必要なアミノ酸が代謝されてしまうので、育毛に欠かせない栄養素が確保できます。

また、頭皮の血行不良や成長ホルモンの分泌低下の予防にもつながるため、育毛にふさわしい頭皮環境をつくる効果も期待できるでしょう。

絶対に禁酒・断酒すべきということではありませんが、育毛のためにお酒を控えるのは大いに結構です。禁酒・断酒が難しくても、お酒の量を減らしたり休肝日をつくることは積極的に行なってくださいね。

飲酒はAGA発症の原因になるか|直接的な原因にはならないが過度な飲酒は頭皮環境に悪影響を及ぼす

O字ハゲを気にする男性

日本人男性の3人に1人が発症するといわれているAGA(男性型脱毛症)

飲酒がAGAの原因になるのでは?と考える方もいらっしゃいますが、結論からいうとアルコールがAGA発症の直接的な原因になることはありません。

ただし、お酒の飲み方次第で抜け毛が増える可能性は十分に考えられるため、今一度ご自身の飲酒習慣を見直す必要があるといえるでしょう。

ここからは、多くの男性を悩ませるAGAの基礎知識と、薄毛予防のために守るべき1日の飲酒量について詳しく解説していきます。

AGAは男性ホルモンや遺伝が深く関係する男性型脱毛症

AGAは、男性ホルモンのはたらきや遺伝によって発症する進行性の脱毛症です。

男性ホルモンと還元酵素の結合によって脱毛因子が増殖し、ヘアサイクルを乱すことで抜け毛が増えるのがAGAのメカニズムです。

AGAを発症するかどうかは、還元酵素の活性度とホルモン受容体の感度が大きく関係します。そして、この2つの要因は高い確率で遺伝することもわかっています。

具体的な確率としては、母方の祖父が薄毛の場合は75%、母方の祖父と曽祖父ともに薄毛の場合は約90%と非常に高い数字です。

AGAは、年齢を問わず発症します。早い方であれば20代から薄毛の進行がはじまるので、「もしかして?」と思ったタイミングで対処することが大切です。

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飲酒量が多いからといって必ずしも薄毛になるわけではない

過剰な飲酒が髪に与える影響はさまざまですが、飲酒量が多い人が必ずしも薄毛になるわけではありません。

AGAを発症するかどうかは、その人の体質によるところが大きいです。毎日多量のアルコールを摂取しても薄毛にならない人はいますし、お酒が飲めないのに薄毛になる方もいます。

飲酒についてあまり神経質になる必要はありませんが、飲み過ぎていいこともありませんので節度ある飲酒を心がけたいものですね。

1日の飲酒量は純アルコール20gを目安にする

厚生労働省が示す飲酒のガイドラインでは、節度ある飲酒の目安量を純アルコール20g/1日と定めています。

純アルコール20gに相当するお酒の量は以下のとおりです。

  • ビール…中ビン1本(500ml)
  • 日本酒…1合(180ml)
  • チューハイ(7%)…350mL缶1本
  • ウイスキー…ダブル1杯(60ml)

参考:e-ヘルスネット

これらはあくまで「節度ある飲酒」の目安量であり、この量を守れば薄毛にならないという意味ではありません。

お酒を飲むときは食事と一緒にゆっくりと、休肝日は週2回以上もうけて肝臓に負担をかけない飲酒を心がけましょう。

ちなみに、女性や高齢者、飲酒後にフラッシング反応*が起こりやすい方は、これよりも少量にすべきであると示されています。

*フラッシング反応…少量の飲酒で起こる顔面紅潮・吐き気・動悸・眠気・頭痛などの症状のこと。

飲酒と薄毛にまつわるよくある質問

最後は、患者様からご質問の多かった飲酒と薄毛にまつわる疑問についてお答えしていきます。

Q.飲酒でAGA治療薬の効果が出にくくなることはある?

AGA治療薬の効果がアルコールの影響を受けることはありません。

だからといって、気にせず過剰に飲酒するのはNGです。

アルコールの摂取量が増えると、アセトアルデヒドを分解するためにさまざまな栄養素が使われます。その栄養素の中には、髪の成長に欠かせないアミノ酸が含まれます。

せっかく治療をしても、本来髪に届くべき栄養が別のところで消費されるのは決して理想的なことではありません。

治療薬の効果を最大限に引き出すためにも、深酒や二日酔いに注意し適度な飲酒を心がけましょう。

Q.ミノキシジルとアルコールの同時摂取は問題ない?

ミノキシジル内服薬(ミノタブ)とアルコールを同時に摂取することはおすすめしません。

なぜかというと、ミノキシジルとアルコールはどちらも血圧を下げるはたらきがあり、相乗効果によって必要以上に血圧が低下する可能性があるからです。

また、どちらも肝臓で分解されるため、同時摂取により肝臓に大きな負担がかかります。

アルコールは夜に摂取することが多いと思いますので、ミノキシジルは朝に服用して摂取の間隔をあけるのがいいでしょう。

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Q.アルコール依存症になると薄毛が悪化する?

アルコール依存症だからといって、必ずしも薄毛が悪化するとは限りません

過剰な飲酒が髪の成長に良くない影響を与えることは事実です。ただし、アルコールの分解速度や髪質には個人差がありますから、アルコール依存症の人がみんな薄毛になるとは断言できません。

どんなにお酒を飲んでも毛量が変化しない人はいますし、体質的にお酒が飲めなくても薄毛が進行する人もいます。

とはいえ、過剰な飲酒が髪以外の健康面に悪影響をもたらすことはいうまでもないので、依存症になるほどの飲酒習慣は見直すべきといえるでしょう。

Q.薄毛で悩んでいるがどうしてもお酒がやめられない

薄毛改善のために無理して禁酒をする必要はありません。

日頃から飲酒量が多い方には節度ある飲酒を心がけるべきですが、缶ビールを1日1本週に数回楽しむ程度であれば大きな問題はないでしょう。

むしろ、適量のお酒で気分転換ができ、すっきりした気持ちで過ごせるのであれば、お酒がストレス解消法の一つであってもいいのではないでしょうか。

薄毛予防や健康のため、無理なくお酒がやめられるならそれに越したことはありません。でも、それが強いストレスになり、反動で飲酒量が増えるのも良くないことです。

お酒はほどほどに、楽しく飲むのが一番です。

過剰な飲酒は禁物!お酒と上手に付き合い髪が育ちやすい頭皮環境を整えよう

アルコールが薄毛の直接的な原因になることはありませんが、飲み方次第では育毛の妨げになることは十分に考えられます。

過剰な飲酒は薄毛だけでなく、健康そのものに悪影響を及ぼすため、量や頻度に注意しながらお酒と上手に付き合っていきたいものです。

当院では、AGA治療についてはもちろんですが、飲酒や喫煙など生活習慣についての指導も行なっております。

「これってどうなの?」という疑問はどうぞお気軽にご相談ください。薄毛にまつわる悩みを一つずつ解消し、理想のヘアを手に入れるお手伝いをさせていただきます。