前田 祐助
AGAメディカルケアクリニック 統括院長
【経歴】
- 慶應義塾大学医学部医学研究科卒業
- 慶應義塾大学病院 初期臨床研修課程終了
- 大手AGAクリニック(院長)を経て、薄毛・AGA治療の2018年AGAメディカルケアクリニック新宿院を開設
- 2020年に2院目となるAGAメディカルケアクリニック横浜院を開設
- 2023年に3院目となるAGAメディカルケアクリニック東京八重洲院を開設
【資格】
- 医師免許
- ⽇本医師会認定産業医
- 医学博士
【所属学会】
- 日本内科学会
- 日本美容皮膚科学会
- 日本臨床毛髪学会
【症例数】
- 3万人以上※
- ※2018年5月~2022年12月AGAメディカルケアクリニック全店舗の延べ患者数
近年、薄毛で悩む若年層が増加傾向にあると言われています。
当院に来院される患者様も平均年齢は20〜30代で、薄毛の悩みを抱える若い男性がいかに多いかがわかります。
「同世代に比べてはげが目立つ」
「将来はげる人にはどんな特徴があるの?」
このようなご相談を解決するため、この記事では日本人男性が薄毛になる年齢についてまとめました。
日本人男性が薄毛を気にしはじめる平均年齢は38歳
※本記事ではホットペッパービューティーアカデミーが実施した「薄毛に関する意識調査2020」を参考にしています。
【男性】
2020年 | n=1,512 | 38.1歳 |
2019年 | n=1,446 | 38.2歳 |
2018年 | n=1,483 | 36.3歳 |
2017年 | n=1,549 | 36.8歳 |
2016年 | n=1,606 | 38.3歳 |
【女性】
2020年 | n=551 | 41.9歳 |
2019年 | n=617 | 41.4歳 |
2018年 | n=580 | 37.7歳 |
2017年 | n=514 | 39.9歳 |
2016年 | n=548 | 41.4歳 |
この調査では、薄毛が気になりはじめた年齢の平均は38.1歳(男性)であることがわかりました。調査年により36〜38歳と多少の開きはあるものの、30代後半になって薄毛を実感される方が多いようです。
参照:「薄毛に関する意識調査2020」結果発表|PR TIMES
調査対象/20〜69歳の男女
調査期間/スクリーニング:2020年7月9日〜7月11日、本調査:2020年7月17日~7月21日
男性が薄毛対策にかける費用は約3,800円/月
【男性】(平均)
年代 | かけてもよい金額/月 | かけている金額/月 | 差額 |
---|---|---|---|
20代 | ¥5,611 | ¥3,856 | ¥1,755 |
30代 | ¥6,363 | ¥4,695 | ¥1,668 |
40代 | ¥5,201 | ¥4,176 | ¥1,025 |
50代 | ¥3,836 | ¥3,170 | ¥666 |
60代 | ¥3,998 | ¥3,423 | ¥575 |
【女性】(平均)
年代 | かけてもよい金額/月 | かけている金額/月 | 差額 |
---|---|---|---|
20代 | ¥4,775 | ¥4,904 | ¥-129 |
30代 | ¥3,442 | ¥2,254 | ¥1,188 |
40代 | ¥4,227 | ¥4,040 | ¥187 |
50代 | ¥4,167 | ¥3,179 | ¥988 |
60代 | ¥4,279 | ¥3,013 | ¥1,266 |
参照:「薄毛に関する意識調査2020」結果発表|PR TIMES
男性の場合、全世代のうち20〜40代は薄毛対策にかける金額がもっとも多い結果です。薄毛対策にかけてもよいと考える金額は実際の金額を上回り、薄毛対策に対する意識が高いことがわかります。
男性全年代の費用平均は3,864円/月、女性は3,478円/月です。
薄毛を改善したいなら、薄毛治療が効果的。実際にどのくらい効果があるのか見たい方は当院の発毛症例集をチェック!
実際に薄毛治療にかかる費用もわかります。
1薄毛男性の約6割が女性の目を気にしている
【男性】 – 上位5項目 –
2020n=1,512 | 2019n=1,446 | 2018n=1,483 | 2017n=1,549 | 2016n=1,606 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 他人の目すべて | 41.4% | 42.0% | 42.5% | 38.5% | 40.8% |
2 | 職場の異性 | 31.7% | 31.0% | 29.3% | 29.1% | 21.8% |
3 | 異性の友人 | 25.9% | 23.9% | 24.1% | 24.0% | 18.8% |
4 | 職場の同性 | 23.2% | 25.1% | 22.8% | 22.1% | 19.2% |
5 | 同性の友人 | 19.0% | 18.0% | 18.5% | 17.7% | 13.2% |
【女性】 – 上位5項目 –
2020n=551 | 2019n=617 | 2018n=580 | 2017n=514 | 2016n=548 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 他人の目すべて | 61.4% | 58.8% | 54.0% | 58.2% | 60.8% |
2 | 職場の異性 | 30.8% | 30.8% | 30.7% | 27.9% | 26.1% |
3 | 異性の友人 | 18.3% | 19.9% | 17.7% | 18.2% | 15.4% |
4 | 職場の同性 | 14.2% | 13.5% | 13.1% | 12.7% | 10.9% |
5 | 同性の友人 | 13.6% | 13.8% | 15.4% | 15.4% | 16.6% |
参照:「薄毛に関する意識調査2020」結果発表|PR TIMES
同調査では、自分は薄毛であると回答した男性のうち、57.6%の方が女性の目を気にしていることがわかりました。
一方、女性は同性の目が気になると回答した人が全体の約半数を占めます。性別で意識する相手の性別がまったく異なるのは実に興味深い結果ですね。
日本人女性が薄毛を気にしはじめる平均年齢は41歳
薄毛に対する意識調査にて、女性が薄毛を気にしはじめる平均年齢は41.9歳という結果となりました。
女性の薄毛は、髪の成長に関わるホルモン(エストロゲン)の減少が大きく関係します。エストロゲンは20〜30代をピークに減少するため、早い方では30代後半から抜け毛の増加を感じるようです。
薄毛と聞いて中年男性をイメージする方は多いですが、女性の薄毛も決して珍しいものではありません。ホルモンバランスの変化や過度なダイエットなどの理由から、女性でも薄毛に悩む方は大勢いらっしゃいます。
髪のボリュームダウンに気がついたら、まずは生活習慣やヘアケアを見直してみるのがいいでしょう。
将来薄毛になりやすい人の特徴
薄毛リスクが高い方に共通する特徴には次のものがあります。
- 家族に薄毛の人がいる
- 生活習慣が乱れている
- ストレスを感じやすい
- 誤ったヘアケアをしている
薄毛に関する遺伝子は、高い確率で子や孫に引き継がれることがわかっています。確率としては70〜95%と非常に高い数字なので、家族に薄毛の人がいる方はそうでない人に比べて薄毛リスクが高いといえるでしょう。
遺伝以外では、生活習慣やストレス、ヘアケア方法なども薄毛の原因になると考えられています。
見た目的な特徴としては、抜け毛の増加や生え際の後退、頭頂部(つむじ)が透けて見えるといった症状も薄毛が進行する前兆です。
はげる人はおでこに特徴あり
男性の薄毛(AGA)の場合、特徴的な症状として生え際の後退があげられます。
AGAで生え際が後退するのは、AGAの発症に関わる還元酵素5αリダクターゼが生え際に集中的に分布しているのがおもな理由です。
5αリダクターゼが薄毛ホルモンDHTに代謝されると、その部分の薄毛が進行しやすくなります。以前と比べておでこが広くなった、あるいは生え際が後退したと感じる方はAGA予備軍である可能性があるでしょう。
その薄毛はAGAかも?年代別の発症割合
日本皮膚科学会が作成したAGA診療のガイドラインでは、日本人男性のAGA発症頻度は25年前とほぼ同等であると言及しています。
年代別の発症割合は20代が約10%、30代が約20%、40代は約30%、50代以降では約40%であるとの統計があります。年齢が高くなるにつれ発症割合は高くなり、全年齢の平均から見ると3人に1人がAGAを発症すると言われているのです。
AGAの発症には遺伝が深く関係するので、薄毛になりやすい体質の方は年齢を問わずAGAになる可能性があります。早い方では20代前半からAGAの前兆が見られるため、若いからといって油断はできないでしょう。
参照元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
薄毛対策は早めのスタートが肝心
若くして薄毛の問題に直面した時、多くの方が「まだ大丈夫」「自分ははげないだろう」と考えます。
AGAは進行性の脱毛症なので、一度発症すると何もせずに症状が改善することはありません。むしろ、発症年齢が若いほど進行のスピードは早いと言われています。
薄毛対策は早ければ早いほどいいので、抜け毛の増加や髪のボリュームダウンを感じた時はできるだけ早く育毛ケアを開始してください。
すぐできるものとしては、生活習慣の見直しやストレス解消などの方法があります。育毛剤やシャンプーなどで頭皮ケアをするのもいいでしょう。
発毛効果を望む方には、医療機関で適切な治療を受けることをおすすめします。
AGAは進行性のため、放置すると最終的には毛根が寿命を終え、治療をしても改善が見込めなくなります。
そのため、薄毛が気になった時点で早めに医療機関を受診し、専門的な治療を始めることが大切です。
当院は20代、30代の方に支持されるAGA治療専門のクリニックで、実際に全体の8割を2〜30代の方が占めています。
「本当に必要な治療を必要なだけ」にこだわって治療内容をご提案しますので、安心してご相談にお越しください。
- 新宿院:新宿西口駅から徒歩2分
- 横浜院:横浜駅から徒歩4分
- 東京院:東京駅から徒歩6分
薄毛と年齢にまつわるよくある質問
最後は患者様から多く寄せられる薄毛と年齢に関するご質問にお答えしていきます。
若ハゲが不安ですが高校生でも治療は受けられますか?
原則として、薄毛治療を受けられるのは成人以上の健康な方に限られます。
未成年の方は規則正しい生活を心がけることからはじめていきましょう。当院では18歳以上の方から治療の相談が可能です。
若ハゲの原因は何ですか?
男性ホルモンや遺伝のほか、乱れた生活習慣やストレス、誤ったヘアケアなども抜け毛が増える原因となります。
20代のAGAは治りますか?
早期治療で改善を目指せます。
AGAは、症状が軽度であるほど治療効果を実感するのが早いと言われています。早めの対処で治療負担を軽減できるので、早期に医療機関を受診することをおすすめします。
50代AGA患者ですがミノキシジルが効きません。何が理由でしょうか?
ミノキシジルの有効性は使用開始4ヶ月後から認められており、発毛効果を実感できるまでには6ヶ月間の継続使用が推奨されています。
治療開始から間もないようでしたら、まずは6ヶ月を目指して使用を続けてみてください。
6ヶ月以上で毛髪に変化が見られなければ、AGA以外の可能性が考えられるため医師へ相談しましょう。
将来の薄毛リスクに備えて早期の育毛ケアをはじめよう
30代後半になると、抜け毛や薄毛を気にしはじめる男性が増えはじめます。
年齢には逆らえないと諦める方は多いですが、AGAの場合発症に年齢はあまり関係ありません。日本人男性の3人に1人はAGAになると言われており、体質次第では20代前半から薄毛が進行する方もいます。
将来の薄毛リスクを減らすには早期の対策が有効です。当院ではAGA診断やカウンセリング、マイクロスコープを用いた頭髪診断を無料で行っています。
もしかしてAGAかも?と思った時は一人で悩まず、専門医までご相談ください。